注目のスタートアップ

決済機能付きデジタル社員証アプリ「TwooCa」を運営する「Kort Valuta」が5億円調達

company

2023年6月21日、株式会社Kort Valutaは、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。

Kort Valutaは、決済機能付きデジタル社員証アプリ「TwooCa(ツウカ)」を運営しています。

各種支払、給与振り込み、投資、福利厚生の利用・決済など多様な機能を持つハイブリッドペイメント対応のアプリ社員証です。

「TwooCa」を通じて、多様な使い方ができる福利厚生ポイントを付与することで福利厚生の利用率向上・従業員満足度の向上を実現できるほか、掲示板機能などによる社員への情報共有、社員証の効率化などを実現できます。

社員証だけでなく、会員証・学生証・診察券など、さまざまなIDとの連携を進め、デジタルIDサービスとしての確立を進めています。

また、今後は社員証サービス・決済サービスだけでなく、利用者の健康を管理するためのヘルスケアデバイスの自社開発を進めています。決済・健康管理が可能なリング型ヘルスケアデバイスとして、販売を目前に控えています。

さらに、蓄積された各種データを活用し、それぞれのユーザーにもとづいた新たな与信を定義し、自由な金融的選択肢を持つことができる世界を実現することを目指しています。そのため、AIを利用し、ユーザー属性、与信スコア、健康情報にもとづいて最適な選択肢を提案するAIコンシェルジュ機能を開発しています。


2023年4月からデジタル給与払いが解禁されました。

デジタル給与払いは、「〇〇ペイ」などのキャッシュレス決済サービスに直接給与を振り込むことを可能とする仕組みのことです。

普段の決済としてキャッシュレス決済を利用しているユーザーとしては、チャージの手間がなくなるといった利便性があります。また企業としても銀行振込の手数料が抑えられるといったメリットがあります。

キャッシュレス決済を提供する事業者としては、キャッシュレス決済を中心とした経済圏を拡大することができるため、デジタル給与払いの普及は重要なテーマとなっています。

Kort Valutaは、決済機能だけでなく、デジタル社員証、福利厚生サービスなど、複数の機能を備えたデジタル社員証アプリ「TwooCa」により、従業員に対しさまざまなサービスをシームレスかつ一体的に提供することを目指しています。

ビジネスの成長には資金が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ ID アプリ コンシェルジュ デジタル デバイス ヘルスケア ポイント 健康管理 従業員 株式会社 決済 福利厚生 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ショッピングアシストアプリ「PLUG」を運営する「STRACT」が資金調達
2025年2月5日、株式会社STRACTは、資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は14.1億円となります。 STRACTは、ショッピングアシストアプリ「PLUG」を…
パーソナル・コーチング・サービス「mento」運営の「ウゴク」が4,000万円調達
2019年10月3日、株式会社ウゴクは、総額4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 パーソナル・コーチング・サービス「mento(メント)」を運営しています。 ビジネス・キャリア・人間…
施設向けAI警備システムを提供する「アジラ」が資金調達
2022年11月1日、株式会社アジラは、資金調達を実施したことを発表しました。 これにより、シリーズBラウンド調達総額は約6.4億円となりました。 引受先は、阪急阪神不動産株式会社のCVCファンドであ…
スマートフォン向けOS「SUNBLAZE OS」開発の「アメグミ」が5,300万円調達
2019年11月13日、株式会社アメグミは、総額5,300万円の資金調達を実施したことを発表しました。 前回の4,100万円の資金調達と合わせて9,400万円となります。 アメグミは、スマートフォン向…
少ないデータで抜本的な問題解決を図るAIソリューションを提供する「HACARUS」が「ダイキン工業」と資本業務提携
2023年5月10日、株式会社HACARUSは、ダイキン工業株式会社と、資本提携を第三者割当増資により実施し、併せて業務提携を開始したことを発表しました。 HACARUSは、医療、製造業、エネルギー・…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集