注目のスタートアップ

児童福祉現場向け伴走型業務支援サービス「AiCANサービス」などを提供する「AiCAN」が7,000万円調達

company

2023年5月31日、株式会社AiCANは、7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、ANRI株式会社です。

AiCANは、児童福祉現場向け伴走型業務支援サービス「AiCANサービス」や、児童福祉分野に特化した自治体向けデータ分析「Insight」、子どもの安全実践型研修「Empower」、調査研究事業を展開しています。

「AiCANサービス」は、児童相談所をはじめとする児童福祉現場において、業務をデジタル化・効率化するSaaSの提供と、ICTとデータ利活用を効果的に業務に取り入れるための職員研修など、各組織の課題に合わせたサポートを提供する伴走支援により、児童福祉現場の課題を解決するサービスです。

2020年から1つの自治体にサービス提供をしつつ、アプリの改善やサポートのノウハウ蓄積を行ってきました。

複数自治体において、それぞれの課題解決に向けた実証実験を計画しており、今後さらに導入地域を広げていく予定です。

今回の資金は、開発体制、営業体制の強化に充当します。


子ども虐待とは、身体的虐待、性的虐待、ネグレクト、心理的虐待の4つの種類に分類される、子供への不適切な対応のことです。

日本は1994年に国際的な「子どもの権利条約」を批准し、その後2016年に児童福祉法を抜本的に改正しました。

しかし子どもの虐待の課題は年々深刻さが増しており、2021年度の児童相談所での児童虐待相談対応件数は20万7,660件と過去最多を更新しています。

報道される子どもの虐待による死亡では、児童相談所への相談があったものの、適切な対応があれば死亡を防げたかもしれないといった例も多数みられます。

一方で、児童相談所は増加する虐待の件数によって業務負担が増加しており、すべての相談に適切に対応することが難しいという状況に置かれています。

AiCANは、児童相談所をはじめとした児童福祉の現場の業務負担を軽減、デジタル化することで、より虐待への対応など、適切な対応を取れる現場へと変革することを支援しています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AiCAN AiCANサービス Empower InSight デジタル化 児童相談所 児童福祉 子ども 子供 株式会社 業務効率化 業務支援 現場 福祉 自動 虐待 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

スニーカー・アパレル売買プラットフォーム運営の「モノカブ」が4.5億円調達
2020年12月15日、株式会社モノカブは、総額4億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 スニーカー・アパレルの売買プラットフォーム「モノカブ」を運営しています。 偽物の流入を排除す…
「ライナフ」がテレワークを前提とした不動産管理会社のリーシング業務を請け負うBPOサービスを開始
2020年4月13日、株式会社ライナフは、テレワークを前提としたリーシング業務(不動産賃貸業務)を請け負うBPOサービスを開始したことを発表しました。 入念なコンサルティングにより業務フローを洗い出し…
「ニューステクノロジー」と「Spready」が共同でtoB向け成果報酬型商談獲得サービス「SUSUMERU」をリリース
2020年5月21日、株式会社ニューステクノロジーと、Spready株式会社は、「SUSUMERU」の提供を共同で開始したことを発表しました。 「SUSUMERU」は、toB向け成果報酬型商談獲得サー…
モノの貸し借りアプリ「Alice.style」を運営する「ピーステックラボ」と「JR東日本スタートアップ」が資本業務提携
2023年6月5日、株式会社ピーステックラボは、JR東日本スタートアップ株式会社と、資本業務提携することに合意したことを発表しました。 ピーステックラボは、モノの貸し借りアプリ「Alice.style…
白血病などの根治を図る細胞治療製品を開発する「セレイドセラピューティクス」が5億円調達
2022年10月25日、セレイドセラピューティクス株式会社は、総額約5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 セレイドセラピューティクスは、造血幹細胞の体外増幅技術により、急性白血病や遺伝子疾患…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集