注目のスタートアップ

BCP(事業継続計画)の策定・運用サポートサービスを展開する「CloudBCP」が5,000万円調達

company

2023年5月26日、CloudBCP株式会社は、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

CloudBCPは、BCP(事業継続計画)の策定・運用サポートサービス「CloudBCP」を展開しています。

企業のBCPを、策定・緊急連絡・運用までトータルサポートするSaaSです。

今回の資金は、介護業界でのセールス・CSチームの増強、マーケティングの強化に充当します。


近年、国内では台風・大雨・土砂災害などの大規模な自然災害が多発しています。

また、こうした自然災害以外にも、サイバー攻撃による被害が相次いでおり、企業は数多くのリスクに晒されている時代になっています。

こうした背景のもと、企業ではBCP(Business Continuity Planning:事業継続計画)策定の重要性が高まっています。

BCPとは、自然災害・テロ・システム障害など、さまざまな危機的な状況に遭遇した時に、最小限の被害に抑え、重要な業務を継続し、早急復旧を図ることができる体制を整えることを目的とした計画のことです。

一方、BCP推進にあたって陥りがちな傾向として、BCPの策定をメインとしてしまい、BPCの推進が形骸化してしまうことが挙げられ、この課題を解決することが重要となっています。

BCPは有事の際に機能するものであって、緊急性のあるものではありません。そのためBCPの有効性や重要性が認識されにくく、文書として策定されるだけになってしまうことがあります。

しかし、BCPはきちんと実効性の高いものであることが重要で、有事の際にはきちんと機能するものでないと意味がありません。

CloudBCPは、BCP策定だけでなく、緊急連絡や運用といった実行の面からもサポートし、企業のレジリエンス強化に貢献しています。

また、2024年4月から、介護事業所ではBCP策定が義務化されることから、今後介護業界に向けサービスを訴求していく方針です。

災害以外にも、経営者の怪我や病気などで事業の継続が困難になってしまうケースがあります。とくに創業期は忙しく無理をしてしまう経営者がたくさんいます。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、万が一経営者が働けない状態になった場合のリスクと、その備えや対策について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BCP CloudBCP SaaS 事業継続計画 介護 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

未上場株管理ツール「FUNDBOARD」運営の「ケップル」が4.7億円調達
2021年7月14日、株式会社ケップルは、総額約4億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 VC・事業会社向けの未上場株式管理ツール「FUNDBOARD」や、スタートアップ向けの株主総…
「INFLUENCER BANK」が「メモリア」と業務提携 企業向け「NFTマーケティング丸投げ支援サービス」をリリース
2022年8月17日、株式会社ベクトルの子会社である株式会社INFLUENCER BANKは、株式会社メモリアと業務提携契約を締結したことを発表しました。 また業務提携により、企業向けに「NFTマーケ…
画像・映像認識AIアルゴリズムの「ACES」が介護者支援スタートアップの「aba」に行動認識技術を提供
2020年12月24日、株式会社ACESは、株式会社abaに、行動認識技術の提供を開始したことを発表しました。 ACESは、画像映像認識AIアルゴリズムにより、リアル産業のビジネス・プロセスやバリュー…
「寝かせ玄米」をD2Cで展開する「結わえる」が8.7億円調達
2020年4月23日、株式会社結わえるは、総額8億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 製造から販売まですべての工程を自社で行うD2Cで「寝かせ玄米」を販売しています。 「寝かせ玄米…
ローカル・コミュニティやコワーキング・スペース運営の「ATOMica」が1.8億円調達
2020年3月26日、株式会社ATOMicaは、総額約1億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 株式会社ビットキーと株式会社ディーサイングループのジョイント・ベンチャーとして2019…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集