注目のスタートアップ

ものづくりブランドをM&Aで承継し成長実現に取り組む「forest」が15億円調達

company

2023年5月17日、forest株式会社は、総額約15億円の資金調達を実施したことを発表しました。

forestは、日本のものづくりブランドをM&Aで承継し、さらなる成長を実現する事業を展開しています。

成長にあたっては、各ブランドの特性に合わせたマーケティングや、商品の改善、新たな商品の開発、販売チャネルの最適化、サプライチェーンの改善、越境ECへの参入などを行っています。

今回の資金は、ブランドの承継、ECモールにおける広告の強化、Eコマース各領域の専門人材の採用、越境ECへの取り組みの強化に充当します。


EC事業者・D2Cブランドは、アイデア・技術によって新しく魅力的な商品を生み出せるものの、人材・資金などのリソース不足によりブランドを成長させることができないという課題を抱えています。

とくにEC事業は多様なスキルや複雑な運営が求められるため、小規模事業者はブランドの成長スピードに自社の規模が追いつかず、適切な成長につなげられないというケースが多くなっています。

近年は、このものづくりブランドの課題を解決するため、ブランド・事業を資金・人材・ノウハウを持った企業がM&Aによって譲り受け、大きく成長させるというビジネスモデルが注目を集めています。

この事業を展開する企業として有名なのが、米国のThrasio社です。Thrasio社は、Amazonで成功しているニッチなD2Cブランドを買い取り、テクノロジーと独自のECノウハウを活用して効率的に成長させるビジネスを展開し、たった2年でユニコーンへと上り詰めました。

ものづくり企業は事業・ブランドを売却することで、すぐにまとまった資金を得ることができ、さらにブランドの運営に割いていたリソースを取り戻すことができます。これによりものづくり企業は新たなブランドを興すことができるようになります。

ECはコロナ禍において販路開拓や販路拡大のための重要なチャネルとなりました。一方でECにはEC独自の集客ノウハウが存在します。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、ネット通販のはじめ方や、ネットでの集客ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ EC Forest M&A グロース ブランド マーケティング ものづくり 成長 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

現場向け動画教育システム「tekibi」を運営する「Tebiki」が8億円調達
2023年9月12日、Tebiki株式会社は、借入等により総額8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Tebikiは、現場向け動画教育システム「tekibi」を運営しています。 小売・サービス…
【補助金最大5億円】「中小企業成長加速化補助金」【6/9締切】
「中小企業成長加速化補助金」のチラシが公開されました。 「中小企業成長加速化補助金」は、売上高100億円超を目指す成長指向型の中小企業を対象に、大胆な設備投資を支援する補助金です。 概要 補助上限額 …
貸付ファンドのマーケットプレイス「Funds」運営の「ファンズ」が「三井住友信託銀行」と資本業務提携
2020年10月15日、ファンズ株式会社は、三井住友信託銀行株式会社と資本業務提携契約に基づき、新たな事業展開を開始していくことを発表しました。 1円から貸付投資ができる貸付ファンドのマーケットプレイ…
家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する「400F」が11.4億円調達
2024年8月29日、株式会社400Fは、総額11億4000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約30億円となります。 400Fは、家計診断・相談サービス「…
大阪大学発スタートアップ「MaiND Lab」が30枚の写真を選ぶことで魅力的な顔をAIが作る「FaiCE」をリリース
2022年3月25日、株式会社MaiND Labは、「FaiCE(フェイス)」(β版)をリリースしたことを発表しました。 MaiND Labは、大阪大学医学研究科の内藤智之博士の研究成果をもとに起業し…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集