注目のスタートアップ

バーチャルライブ、メタバース、動画作成支援ツールを開発・運営する「VARK」が10億円調達

company

2023年5月11日、株式会社VARKは、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。

VARKは、エンターテインメント特化型メタバース「VARK」、3Dアバター向け動画作成支援ツール「VARK SHORTS」、バーチャルライブ事業、法人向けコンテンツ制作事業を展開しています。

バーチャルライブ事業では、大手VTuberプロダクションの音楽ライブの企画・制作・進行・プロモーションなど、多数の実績があります。

また、メタバーステンプレートも、株式会社電通、株式会社テレビ東京との取り組みである「テレビ東京音楽フェス」などの大型イベントでも活用されています。

今回の資金は、プロダクト開発体制の強化、リーンスタートアップの手法を用いた新規事業開発への挑戦などに充当します。


コロナ禍において、音楽ライブなど大勢の人びとが一つの場所に集まるライブエンターテインメントは、感染症対策によって開催が難しくなりました。

これはライブエンターテインメントにとって大きな打撃となり、オンラインでイベントを開催する取り組みとして、YouTubeでのライブ配信や、VR技術を活用したバーチャルライブが多数開催されました。

コロナ禍ではインドア需要が高まったこともあり、こうしたバーチャルイベントは新たなコンテンツとして多くの人びとに楽しまれ、コロナ禍が落ち着いた現在においても、ライブエンターテインメントの新たな形として根づいています。

とくに、YouTubeなどのライブ配信の領域では、イラストや3Dモデルをアバターとしてライブ配信を行うタレントであるVTuberが人気を博していますが、VTuberがライブイベントを行う際は、バーチャルイベントという形をとることがほとんどであり、バーチャルイベントはVTuberの文化と結びついて成長しています。

今後、VRデバイスや5Gの普及により、VR・メタバースの領域はさらに成長することが見込まれています。今後VARKがどのようなサービス・プロダクトを提供していくのか注目が必要です。

最新技術や最新技術を活用したプロダクトの開発には豊富な資金が必要となります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ VARK VR VTuber エンターテインメント バーチャルライブ メタバース 仮想現実 仮想空間 作成 動画 支援ツール 株式会社 資金調達 音楽ライブ
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

店舗・EC向けビジネス向けWebメディア「OREND」や業務用食材・什器のマッチングプラットフォーム「OREND STOCK」を手がける「ステップ・アラウンド」が協調融資により4,000万円調達
2023年7月31日、ステップ・アラウンド株式会社は、株式会社日本政策金融公庫、他1行との協調融資により、4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ステップ・アラウンドは、店舗・EC向け…
睡眠の質を改善する一般医療機器製造・販売の「ナステント」が1.5億円調達
2020年2月27日、ナステント株式会社は、総額約1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 気道の閉塞を予防、呼吸の確保を助ける鼻腔挿入デバイス「ナステント」を製造・販売しています。…
インハウスAI動画編集クラウド「Video BRAIN」提供の「オープンエイト」が30億円調達
2021年1月29日、株式会社オープンエイトは、総額約30億円の資金調達を実施したことを発表しました。 インハウスAI動画編集クラウド「Video BRAIN」の提供や、動画自動生成機能などのAPI提…
中小企業・スタートアップ向けにバックオフィス業務のデジタル化支援事業などを展開する「Wewill」が1億円調達
2022年10月14日、株式会社Wewillは、総額1億200万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Wewillは、バックオフィスリモートサービス(経理・労務)や、SaaS導入支援事業、業務変…
暗号資産の自動損益計算サービス「クリプタクト」やWeb3の家計簿「defitact」などを手がける「pafin」が資金調達
2023年9月12日、株式会社pafinは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、DG Daiwa Ventures、Sony Innovation Fund、MZ Web3 fundです…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集