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AIや金融工学などのテクノロジーを核とした金融サービスを提供する「MILIZE」と「SCSK」が資本業務提携

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2023年4月26日、株式会社MILIZEは、SCSK株式会社と、資本業務提携を締結したことを発表しました。

SCSKはMILIZEの行う第三者割当増資を引き受け、7.5億円の出資を行いました。

MILIZEは、AIと金融工学を活用し、DX時代に役立つ金融サービスを開発・提供しています。

AIを活用した売上予測ツールや、投資判断ツール、トレーディング支援ツール、FPに向けたライフシミュレーションツール、オルタナティブデータを活用したビジネス開発のためのビッグデータ基盤などを、金融機関向け・個人向け・法人向けに提供しています。

SCSKは、コンサルティング、システム開発、検証サービス、ITインフラ構築、ITマネジメント、ITハード・ソフト販売、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)などを手がけています。

今回の提携により、両社の強みをかけ合わせ、金融機関のDX推進を支援するほか、Embedded Finance(埋込型金融)領域でのFinTechサービス構築の提供、SCSKが取り組むTAMP事業、資産形成・運用市場におけるシミュレーションサービスなど、新たなサービスを提供していきます。


金融業界は非常に巨大な規模で、市場規模は約64.6兆円に達しています。しかしながら、コロナ禍による経済活動の停止の影響を受けているほか、銀行は長期にわたる低金利政策の混乱に直面しています。

金融業界において大きな割合を占める生命保険業界についても、死亡保険料の値下げや外貨建て保険の低迷によって苦戦を強いられています。

こうした状況に加えて、テクノロジーの発展も金融業界に大きな影響を及ぼしています。Fintechと呼ばれる金融×テクノロジーの領域では、ロボアドバイザーやAIによる保険・ローンの最適提案などの新しいサービスが提供され、金融サービスに革新がもたらされています。

Fintechは従来の金融サービスを代替するサービスも生み出し、金融業界に破壊的な影響を与える可能性があります。したがって、金融業界では、テクノロジーを活用して新しいビジネスを創造し、付加価値の高いサービスを提供することが求められています。

ビジネスのさらなる成長には戦略的な資金調達やシナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

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