創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年4月13日有翼式再使用型ロケットを開発する「SPACE WALKER」とJALグループ商社「JALUX」が資本業務提携
2023年4月12日、株式会社SPACE WALKERは、株式会社JALUXと、資本業務提携を締結したことを発表しました。
SPACE WALKERは、サブオービタルスペースプレーン(有翼式再使用型ロケット)の研究・開発と、宇宙開発における軽量化の技術を活用した地球の脱炭素化に資する次世代複合材タンクの開発・製造・販売を行っています。
JALUXは、JALグループの商社として、航空機部品事業や、海外空港運営事業、空港店舗「BLUE SKY」、日本航空公式通販サイト「JALショッピング」などを手がけています。
今回の提携は、宇宙輸送システムの実現に向けた宇宙領域等の事業連携を目的としています。
これまで衛星などを打ち上げるためのロケットは一度の打ち上げで用途を終える「使い捨て」を前提として設計・開発されていました。
ロケット開発はコストがかかるのですが、再使用されないのは、回収の手間や再使用に耐えうるほど頑丈に作ることにコストがかかるため、このコストを勘案すると使い捨てのほうが安いという結論に至ったからです。
しかし、近年のテクノロジーの急激な進展により、再使用ロケットへの注目が再び高まっています。
たとえば、イーロン・マスク氏が立ち上げた米国の宇宙ベンチャーSpaceXは、完全に再使用できるロケットと宇宙船の実現により、宇宙への輸送コストを1/100にすることを目指しています。
実際にSpaceXが手がけるロケット「Falcon 9」は、これまでに10回以上のブースターの再利用に成功しており、今後さらなる成果をあげていくことが期待されています。
国内においても、コストの低い宇宙輸送システムを確立するための取り組みが進んでいます。
SPACE WALKERは、高度100km以上の宇宙空間に到達したあとに地上に帰還することができるサブオービタルスペースプレーンの実現により、宇宙輸送のコスト削減を目指しています。
事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーが見込める企業との提携・連携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、融資を受けるためのノウハウなどを詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | JALUX SPACE WALKER サブオービタルスペースプレーン スペースプレーン ロケット 宇宙 宇宙ビジネス 宇宙機 宇宙輸送システム 有翼式再使用型ロケット 株式会社 複合材製容器 資金調達 飛行機 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2020年5月21日、株式会社CHILLNNは、「未来に泊まれる宿泊券」に加盟した施設数が200施設を突破したことを発表しました。 「未来に泊まれる宿泊券」は、2020年4月9日にスタートした、宿泊券…
2021年1月18日、HarvestX株式会社は、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 果菜類の完全自動栽培の実現を目指しています。 ミツバチに代わる手段としてロボットを活用した…
2020年2月10日、CUICIN株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 宿泊施設向けスマート・オペレーション・サービス「aiPass」を運営しています。 現在(2020年2月)公開してい…
2021年10月12日、株式会社トリピアは、資金調達を実施したことを発表しました。 仮説検証に必要なユーザーヒアリングを高速化させるリサーチプラットフォーム「Zerone(ゼロン)」を運営しています。…
2024年2月16日、パダヨンジャパン株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 パダヨンジャパンは、スモールビジネス開発によりフィリピンの社会課題解決に取り組むスタートアップとして、フィリピ…
大久保の視点
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…