注目のスタートアップ

視能訓練士に特化した求人プラットフォーム「Contactキャリア」などを運営する「Contact」が資金調達

company

2023年3月31日、株式会社Contactは、資金調達を実施したことを発表しました。

Contactは、眼科メディカルスタッフ(視能訓練士、看護師など)に特化した人材プラットフォーム「Contactキャリア」や、視能訓練士向けメディア「Contactメディア」、眼科開業医向けメディア「眼科経営・採用ナビ」、眼科クリニック向けマーケティング支援事業を展開しています。

また、視能訓練士がモバイル検査機器を利用し、眼科疾患の早期発見などを目的として、眼科在宅医療/眼科オンライン診療の普及を目指しています。

今回の資金は、システム開発、営業体制の強化、新規事業開発、実証などに充当します。


視能訓練士とは、眼科で患者の視機能の検査や矯正訓練などを実施する、国家資格を持った医療技術者です。

視能訓練士は、メガネやコンタクトレンズをつくる際の視力検査や、白内障・緑内障など疾患に関する検査、主に低年齢の小児の斜視・弱視に対しての視力向上や正常な両目の機能の獲得を目的とした訓練(リハビリ)の実施など、眼科における重要な業務を担っています。

一方で視能訓練士はその需要とは裏腹に人材不足とその待遇が大きな課題となっています。

公益財団法人日本視能訓練士協会によると、2019年3月31日時点で、国家試験合格者数は16,199人となっています。

対して眼科医の総数は2018年12月31日時点で、13,328人となっています。

視能訓練士は眼科医1名に対し2名~3名は必要であるとされているため、かなりの数が不足しているといわれています。

しかし小規模なクリニックは無資格でも充分な業務内容であることも多く、眼科1施設に視能訓練士は1人いれば充分、あるいは不在でも問題ないという環境となっています。

さらに視能訓練士はパート勤務やアルバイト雇用の求人が多く、職場の選択やキャリア形成の道が限られています。

Contactは、こうした課題を解決するため、視能訓練士に特化した求人プラットフォーム「Contactキャリア」を運営しています。

株式会社Contactのコメント

このニュースを受けまして、株式会社Contact 代表取締役/視能訓練士 依田龍之介氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

システム開発および営業体制の強化、新規事業開発のため資金調達を実施しました。

・今後の展望を教えてください。

さらなる眼科医療発展のために邁進してまいります!

・読者へのメッセージをお願いします。

絶賛採用中のため、お気軽にご連絡ください!

企業の成長には人材の採用が欠かせません。しかし創業期はどのように採用活動を行えばよいのかわからない場合があるでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の人材採用ノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Contact Contactキャリア Contactメディア フューチャーベンチャーキャピタル プラットフォーム 医療 求人 眼科 眼科オンライン診療 眼科医 眼科在宅医療 視能訓練士
広報手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

マッチングプラットフォーム「ゼヒトモ」を運営する「Zehitomo」が11億円調達
2024年4月17日、株式会社Zehitomoは、総額11億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Zehitomoは、マッチングプラットフォーム「ゼヒトモ」を開発・運営しています。 リフォーム・…
定額制の多拠点居住プラットフォーム「ADDress」を運営する「アドレス」が資金調達
2022年12月6日、株式会社アドレスは、株式会社ボルテックスへの第三者割当増資と、株式会社静岡銀行からの新株予約権付融資により資金調達を実施したことを発表しました。 また、サービス産業生産性協議会が…
製薬・医療業界向けメッセージングプラットフォーム「Shaperon」を提供する「シャペロン」(旧:フラジェリン)が3.5億円調達
2023年2月10日、株式会社シャペロンは、総額約3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、2023年2月10日から、株式会社フラジェリンから株式会社シャペロンへと社名を変更す…
SaaSのアカウント発行・権限設定自動化プラットフォーム「YESOD」提供の「イエソド」が2億円調達
2020年8月17日、株式会社イエソドは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 散らばった人事・組織情報を統合し、各種SaaSのアカウント発行・権限設定を自動化するSaaS統制プラットフ…
訪日インバウンド医療プラットフォームを提供する「ワンメディカ」が3.5億円調達
2023年12月11日、株式会社ワンメディカは、総額3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ワンメディカは、中国など海外の患者向けに日本の最先端の医療サービスを届けるプラットフォー…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集