注目のスタートアップ

VRゲーム・ソーシャルゲームを開発する「ジーゼ」が5.5億円調達

company

2023年1月1日、株式会社ジーゼは、総額約5億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ジーゼは、スマートフォン・PC向けソーシャルゲーム開発・運用を行っています。

開発したタイトルには『ゆらぎ荘の幽奈さんドロロン温泉大紀行!』『コスチェンLOVEウィッチーズ』などがあります。

またVRゲームの開発にも取り組んでおり、2021年にはVRアクションゲーム『Breath of Spirits』、2022年にはVRリズムアクションゲーム『Blast Beat』をリリースしています。

今回の資金は、ソーシャルゲーム開発体制の強化、VRゲームの新作開発、人材採用に充当します。

VR(Virtual Reality:仮想現実)とは、専用のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)などによって仮想空間を現実であるかのように疑似体験させる仕組み・技術のことです。

現実空間では難しい空間・動作を実現できることから、ゲームなどのエンターテインメントの領域で高い注目が集まっています。

VRゲームはビデオゲーム市場においてまだマイナーな領域ではありますが、2019年5月に正式リリースされたリズムゲーム『Beat Saber』は、2021年2月時点で400万本の売上本数を記録する大ヒットとなっています。

一方、VRゲームではいくつかのヒットタイトルが生まれているものの、従来のビデオゲームと比べるとまだタイトル数が少なく、コンテンツ不足であることが課題となっています。

その理由としては、遊ぶため専用のVRゴーグルが必要となること、VRゴーグルのスペックがまだ要求水準に達しておらずリッチな体験を提供しにくいこと、VRゴーグルが大きく長時間装着することに負担があること、VR酔いという車酔いに似た症状があることなどのいくつもの課題を抱えていることが挙げられます。

とはいえこれらの課題はVRゴーグルの技術・スペック的な要因が大きいことから、今後、次世代機となるVRゴーグルが普及することで、次世代コンテンツとしてVRゲームが流行することが予測されています。

最新技術や最新技術を活用したプロダクトの開発には豊富な資金が必要となります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ VR VRゲーム XR エンターテインメント ゲーム ジーゼ ソーシャルゲーム モバイルゲーム 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

タンパク質の次世代解析技術「AIプロテオミクス」の研究開発と実用化に取り組む「aiwell」が資金調達
2023年6月30日、aiwell株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、北洋SDGs推進2号ファンドです。 aiwellは、タンパク質の網羅的解析技術「AIプロテオミクス」の研…
脳卒中リハビリロボットなど医療機器を開発する「東北医工」が資金調達
2022年6月17日、株式会社東北医工は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、「岩手新事業創造ファンド2号」と「もりおかSDGsファンド」です。 東北医工は、関連会社である株式会社ピーア…
コミュニティ専用オウンドプラットフォーム「OSIRO」を提供する「オシロ」が5.15億円調達
2023年2月28日、オシロ株式会社は、総額5億1,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 オシロは、クリエイター・アーティスト向けのコミュニティ専用オウンドプラットフォーム「OSIRO」…
「松竹」がNFTにより「推し活」を支援するWeb3スタートアップ「プレイシンク」に出資
2023年5月11日、松竹株式会社は、CVCである松竹ベンチャーズ株式会社が運営する「松竹ベンチャーズ1号投資事業組合」を通じ、株式会社プレイシンクに出資したことを発表しました。 プレイシンクは、NF…
「オルツ」が「キーエンス」と資本業務提携 生成AIを活用したソリューションの開発・提供においてパートナーシップを開始
2023年9月8日、株式会社オルツは、株式会社キーエンスと資本業務提携を行ったことを発表しました。 オルツは、デジタルクローン「P.A.I.」の開発や、AIを活用した自動議事録サービス「AI GIJI…

大久保の視点

スタートアップワールドカップ九州大会:優勝は医薬品開発のStapleBio!熊本で開催
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の九州予選である「KYUSYU REGIONAL 2024」が、2024年8月27日(火)に開…
(2024/8/27)
「スタートアップビジネスMBA講座」明治大学MBAの執筆陣と出身起業家が解説
創業手帳代表も執筆陣に参加。注目のスタートアップ本 起業家教育が近年注目を浴びています。しかし、スタートアップはまだ新しい領域であり、不確実性も高く、学問に…
(2024/7/29)
世界最大級のビジネスコンテスト・スタートアップワールドカップ東京大会優勝はDigital Entertainment Asset山田耕三さん
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の東京予選である「TOKYO REGIONAL 2024」が、2024年7月19日(金)に開催…
(2024/7/19)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】