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2022年12月19日DX人材育成サービスなどを展開する「アイデミー」と化学メーカーの「日本ゼオン」が資本提携

2022年12月16日、株式会社アイデミーは、日本ゼオン株式会社と、資本提携契約を締結したことを発表しました。
アイデミーは、AIを中心としたDX人材を育成するeラーニングプラットフォーム「Aidemy Business」や、DXプロジェクトの内製化をサポートする課題解決型コンサルティング「Modeloy(モデロイ)」、次世代経営幹部向け実践型DX研修プログラム「Next Executive Program」などを展開しています。
日本ゼオンは、合成ゴムをはじめとするエラストマー素材事業や、高機能樹脂・光学フィルム・電子材料・リチウムイオン二次電池材料といった高機能素材事業などを展開する化学メーカーです。
今回の提携により、日本ゼオンにおけるデータ活用人材の育成や、日本ゼオンが保有する材料開発や研究に関する実験データを活用したマテリアルズインフォマティクス(MI)領域での本格的な協業を開始します。
MIにおいては、「データを一元管理するためのデータ活用基盤の構築」「素材加工メーカーでの開発効率を高めるためのMI基礎モデル開発と改善によるデータ活用の価値証明」「DX推進に不可欠なデータ活用人材の全社的な育成」の3つにおいて取り組みを進めます。
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AIなどの先端技術はさまざまな業界・領域で活用されていますが、化学分野においても素材開発などにおいてAIの活用が進められています。
たとえば、材料開発に情報科学を活用した手法はマテリアルズインフォマティクス(MI)と呼ばれており、実験・論文をAIによって解析し、素材の分子構造や製造構造を予測したりするといった材料開発を高速化するものとして高い注目を集めています。
一方で、研究開発の現場でAIを活用するためにはデータサイエンティスト人材やデータ活用のための基盤を構築することが必要となります。
もし研究者自身がAIを活用する場合、プログラミングの習得から、AIを実践的に活用できるスキルの習得まで行う必要があるため困難な道のりになります。
しかしデータサイエンティスト人材は、急激なニーズの高まりと、その専門性の高さから人材不足の状態にあります。そのためAIを活用したいと考えていても活用できないという課題が生じています。
アイデミーは、データ活用やAI/DX内製化に課題を抱える企業に向け、DX人材育成サービス「Aidemy Business」、DX内製化支援コンサルティング「Modeloy」などを提供し、課題解決を支援しています。
AIなどの先端技術の活用が進む時代においてデータ活用は企業を成長させるために重要な取り組みのひとつです。データ活用のためにその基盤やシステムを整備する必要があります。「冊子版創業手帳」では、創業期における社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。
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