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2022年11月10日株式会社2L 石田瑞樹|会話サービス、生活総合補助サービスの事業展開が注目の企業
会話サービス、生活総合補助サービスの事業展開で注目なのが、石田瑞樹さんが2022年6月に創業した株式会社2Lです。
コロナや、高齢化による影響で、介護・医療業界では慢性的な人手不足が問題視されています。また、少子化等の影響もあり、単身で暮らす方が増加傾向にあります。
そういった少子高齢社会の日本が抱える問題を解消していくサービスをを提供しているのが株式会社2Lです。
介護士や医療従事者は多岐にわたる業務を担当しており、多忙な労働環境にいます。
株式会社2Lの「ざつだん」は、介護施設や病院にて、介護士や医療従事者が対応できない利用者との「会話を通して寄り添う」サービスです。「ざつだん」だけでは、解決できない問題は、利用者と法人の間に入ってサポートしたりなど、ただの雑談では終わりません。
また、高齢者のみならず、核家族化が進み、コロナ禍を経て、近隣住民との関わり合いが希薄になってきた昨今、ちょっとした困りごとを助けて貰いたいと思ったことはないでしょうか?
生活総合補助サービス「マッチ」では、家具の移動を手伝って欲しい、育児の悩みを聞いて欲しいなど、家事代行とは少し異なるサービスを提供しています。
そんな株式会社2Lの石田瑞樹さんに、事業の特徴や今後の課題についてお話をお聞きしました。
・このプロダクトの特徴は何ですか?
いつも人手が足りず、“現場を回すのに精一杯”という介護施設や病院など「法人の方々」。日常のちょっとした場面で、“困ったときに頼れる人が見つからない”という、独り暮らしの高齢者や体が不自由な「個人の方」など。日本はこれまでにない「高齢化社会」を迎えています。核家族化が進み、子ども世帯と離れて「単身で暮らす高齢者」や「ソロ化」も進行しています。さらに、病気と共存しながら独り暮らしをしている方も増えています。こうした社会の多様化が進む一方で、日常のちょっとした悩みや困りごとを持つ人も、少なくありません。様々な方の声を解消・社会課題を解決する事業です。
提供しているサービスは、株式会社2L・代表取締役の石田が、人生で初めて入院したことを機に着想したものです。普段、何の不自由もなく当たり前のように行っていた「会話」が、突如失われてしまった体験。そこから医療従事者も業務で忙しく、患者と充分に話す機会を持つことが難しいことを知りました。患者の中には、寂しい思いをしている人が多くいること、病気や心の不安などを打ち明けられない人が多いこと、退院後の生活の心配をしている人が大勢いること、病気による体力・気力の低下で、日常の些細な事柄にも助けを求めている人が多く存在していることを強く感じました。このような本人の「経験」からスタートしており、本人の苦しみから反映されたサービスの提供内容・サービス提供への「情熱」がある点も大いに特徴です。
・どういう方にこのサービスを使ってほしいですか?
第一に、「人手不足」など「社会課題」が深刻な法人さん(施設・病院等)です。加えて、それらに悩んでいる地方自治体さんとの官民連携なども検討中です。
そして、個人の方々です。話し相手が欲しい方から高齢で困り事がある方、ちょっとしたことで誰かの助けを求めている方など、「弊社のサービスを求めている・必要としている全ての方」に利用して頂きたいです。
利益も大切ですが、第一にお客様の「満足」が次の「満足」を生み出し、更に「満足」が生まれます。結果的に、それが「利益」に繋がります。お客様を「幸せ」にするものではないと、ビジネスではありません。誰かを「幸せ」にする最初のきっかけ(行動)が「起業」であり、その先に繋がると思っています。繰り返しになりますが、「弊社のサービスを求めている・必要としている全ての方」に使って頂けるのを一番に求めております。
・このサービスの解決する社会課題はなんですか?
1つ目は、介護施設や医療機関の「人手不足」や「過重労働」です。日中の数時間程度でも弊社のスタッフが関わることで、書類作成の時間に当てられたり、別の作業を丁寧に時間を掛けて行える・長く休憩できる・残業を減らすことが可能です。こういった課題をすぐに解決するのは、難しいです。だからこそ弊社が解消への寄与・最終的には解決を目指すべき事柄だと思っています。
2つ目は、孤独死等も含めた「高齢者の孤立」です。いつでも誰かが見守って手を差し伸べてくれる環境が理想です。わざわざ「地域の見守りサービスを頼む」、「セキュリティ会社の見守りサービスに加入する」などの手続きをせずとも、平等に誰もが孤立しない環境作りがしたいです。その1つの例・きっかけとなればと切に願っております。
・創業期に大変だったことは何ですか?また、どうやって乗り越えましたか?
新しいサービスのため、周囲の「理解」を得るのは大変でした。例えば口座を開く場合、メガバンクはベンチャーだと開設できませんが、WEB銀行などは開設できる可能性が高いです。しかし、正確で詳細な資料を提出しても、なかなか審査が通りません。QRコード決済系も審査が通りませんでした。今までにないサービスが理由だそうです。更に、お店のような店舗型ではないので、そこもネックでした。
これらの問題には、とにかく資料を第三者目線で何度も見直すことを徹底しました。作成した本人は内容を理解していますが、初めて見た人に伝わるかを確認しました。資料のブラッシュアップを何回も行った結果、PayPayなどは無事審査が通りました。
・どういう会社、サービスに今後していきたいですか?
弊社の社名は「株式会社2L」です。社名の2Lには、「Life」と「living」という2つの意味が込められています。これは、「お客様の人生」や「生活」、「生きる」、「生命」などに「最大限寄り添いますよ、サポートしますよ」という意味が込められています。提供している2つのサービスは、もちろんお客様の「Life」と「living」に関わるものです。言うならば、「衣食住」と同じレベルのものを提供・支えています。
今後のビジョンとしては、まずは多くの方に「何か日常で困ったことがあれば、2Lさん」と思って貰うことです。車の故障はJAFさんに、エアコン掃除はダスキンさんにというような、サービスを代表する企業になりたいです。
その次は、「映像監督」としての活動も繋がってきます。映画やドラマなどは、「明日を生きる糧」になります。2Lのサービスとも繋がりがあると思います。その他の仕事全てが2Lと結びつく=誰かの「人生」に常に関わるサービスを提供・サービスを提供することが「目指しているもの」であり、更に深く広く事業展開するのが「目標」です。そして、誰かに必要とされる企業となるのが「夢」です。
・今の課題は何ですか?
「起業」するのは簡単です。誰でも起業はできます。しかし、私の目的は決して起業ではありません。人手不足という「社会問題」への解決の寄与、そして弊社のサービスを求めている方に利用して頂くのが本望です。
現在は、世田谷区や目黒区などを中心にご利用頂いているケースが多いですが、法人様の契約が少ないというのがネックです。
やはり経営は難しいです。答えがないからこそ「挑戦する価値」はどんな場面でもありますが、全てがうまくいくわけではないです。広告を出しても、反応がその時によって全く違い、予測が難しいです
また、弊社はベンチャーであり、私が社長だと威張る気はなく、常にMTGにも参加しております。社員に任せている経理や営業などのやり取りも、CCで確認しています。何かあれば、社員と協働し、時には謝罪をすることもあります。予約窓口(電話)も社員と全員で対応しており、お客様からのご意見にはやはり堪える時もあります。そういった場合でも、社員に押しつけず、自らが責任をもって対応するようにしています。常に現場の最前線にいることで分かることも多いです。有難いことに多くの反響を頂いており、その都度キャパが一杯一杯になりそうなことが今の課題です。
・読者にメッセージをお願いします。
「20歳で『起業』は凄い。」「なんでそんな優秀なのですか?」「他にも色々成功されていて凄いですね。」など有難いお声を頂きます。しかし、何か物事をやる上で、「年齢」や「学生」という身分は基準になるのでしょうか。若いからといって、「奇抜なアイディアが浮かばない」訳でもなく、「積極的な行動ができない」訳でもありません。失礼ですが、いくら歳を重ねても、「時間を守れない人」はいますし、「だらしない人」、「目標も夢もやりたいことも何も持たずにただ生きる人」はいくらでもいます。
まず、年齢にこだわらないで頂きたいです。明らかに私より長く生きている方より「経験」は少ないです。ただ、持っている「体験」は比べる人によって違いますし、「考え・アイディア」も違います。是非、同等の人間として見て頂けると幸いです。また、私はただ「チャンス」があり、そのチャンスを生かしただけです。「大成功」もしていませんし、「大失敗」もしておりません。道はまだ半ばどころかスタートラインです。「行動」に年齢も身分も周りの声も関係ないと思います。自分がやりたいという気持ちは「情熱」であり、「情熱」は自分の心をいい意味で燃やし、「誰かの心」にまた火をつけます。是非一緒に、あなたなりの「挑戦」をしてみてください。直接関わることがなくとも、同じ地球上で共にできたら嬉しいです。
会社名 | 株式会社2L |
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代表者名 | 石田瑞樹 |
創業年 | 2022年6月 |
資本金 | 150万円 (準備金40万円) |
従業員数 | 3名 |
事業内容 | 会話サービス事業、生活総合補助サービス事業、ソーシャルギフトサービス事業の提供 |
サービス名 | 会話サービス「ざつだん」、生活総合補助サービス「マッチ」 |
所在地 | 東京都新宿区西新宿3-3-13 西新宿水間ビル6階 |
カテゴリ | 有望企業 |
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関連タグ | 2L 人手不足 介護 会話 医療 孤独 石田瑞樹 |
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