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2022年10月3日電動アシスト自転車のサブスクリプションサービス「NORUDE」を展開する「サイクループ」が3億円調達
2022年9月30日、サイクループ株式会社は、総額3億円超の資金調達を実施したことを発表しました。
サイクループは、電動アシスト自転車のサブスクリプションサービス「NORUDE(ノルーデ)」を展開しています。
PanasonicやYAMAHAの最新モデルの電動自転車を、1年・2年・3年のいずれかの期間契約で利用できるサブスクリプションサービスです。
一般利用向けのコースのほか、フードデリバリーサービスでの利用を想定した、修理費用無料・保険付き・解約金フリーなどのオプションを充実させた「デリバリーコース」、法人向けの「法人コース」を提供しています。
今回の資金は、電動自転車の調達台数の増加、保管用倉庫の拡充、社内情報システムの刷新、人員強化などに充当します。
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電動アシスト自転車(電動自転車)とは、搭載したモーターによりペダルの踏み込みを補助する機構を組み込んだ自転車のことです。
自転車においてもっとも力を使うのが漕ぎ出す際であるため、電動自転車では漕ぎ出し時に補助を行うことで力をあまり使わずに走行を開始できます。
信号が多く完全に停止することが多い街中や、荷物を運ぶ運送、子どもを乗せて走行する場合などで活用されています。
またコロナ禍ではフードデリバリーサービスが普及しましたが、フードデリバリーサービスにおいて配達を担う配達員にも広く利用されています。
さらに自転車はクルマと比べて環境負荷が低いことから、世界的にも移動手段として推進されています。
力の足りない人や、坂が多いなど土地的な理由から自転車の利用が難しいこともあるため、電動自転車は新たなモビリティとして高い注目を集めています。
一方で電動自転車は一般的な自転車よりも本体の価格が高価であることから、自分のライフスタイルに合うのか試してみたいという人にとっては敷居の高いものでもあります。
「NORUDE」は、最低1年から電動自転車を利用できるため、自分に合うのか試したい、子どもを乗せる間だけ電動自転車を利用したいといった、これまで満たされなかった需要に応えるサービスとして利用されています。
サイクループ株式会社のコメント
このニュースを受けまして、サイクループ株式会社よりコメントが届きました。
・今回の資金調達の目的は何ですか?
2020年3月よりサービスを開始している電動アシスト自転車のサブスク「NORUDE(ノルーデ)」事業が拡大する中、
・電動自転車の調達台数の増加
・保管用倉庫の拡充
・社内情報システムの刷新
・スタッフの増員
などの必要性が増しており、これらに対応すべく事業シナジーを最大限考慮したパートナー企業/団体からの資金調達を実施いたしました。
・今後の展望を教えてください。
モノ系サブスク事業者の課題として挙げられる「事業拡大につれて膨らむ投資負担」を解消すべく、日本アジア投資が車体調達を担いサイクループがサブスク事業運営を担う役割分担の下、共同事業として電動アシスト自転車サブスク「NORUDE」を運営する体制を構築いたしました。両社が強みとする領域に集中することで、事業の成長スピードを早めるとともに、一般/法人のお客様に安心してご利用いただける整備品質を維持できる体制を確立してまいります。
・読者へのメッセージをお願いします。
【サイクループ株式会社について】
2008年の創業以来続けてきた中古機器販売市場はフリマアプリなどの台頭でCtoC取引が盛んとなり、何も手を打たなければいずれ事業基盤が傾いていく危機意識を強く持っていました。
2015年より、CtoCが不得手とする「大型産業機器や医療機器、自転車」に事業の軸足を移し、中でも中古の電動アシスト自転車販売を主軸に据えて取り組む方針で進めたものの、電動自転車は2-3年乗車後に廃棄や放置されることが多く、中古車体を調達することの困難さを痛感するとともに中古車体の流通市場が確立していないことを実感いたしました。
試行錯誤の末、自ら中古車体を創り出していくサブスク事業に辿り着きました。
そもそも、【新車を購入する層】【新車を欲しいが買うのを躊躇している層】【中古で充分と考える層】は異なっており、現在、国内では【新車を購入する層】に向けた販売が中心で、電動自転車には乗りたいが……という大きな市場が手付かずで眠ったままと言えます。当社は、「あなたの電動自転車ライフにぴったりな選択肢を届けたい!」をビジョンに、新車を“買う”しか選択肢の無かった市場に風穴を開け、一人でも多くの方々に素晴らしい電動自転車ライフを気軽に満喫していただけるようNORUDE事業に取り組むとともに、電動アシスト自転車市場の成長拡大に貢献してまいります。
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