注目のスタートアップ

総合人材サービスを展開する「エヌエフエー」が1億円調達

company

2022年7月4日、株式会社エヌエフエーは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

エヌエフエーは、人材派遣・人材紹介・人材教育など総合人材サービスを展開しています。

また、材派遣会社自身が受け皿となり、自社で従業員の長期雇用を確保しつつ、スキルアップを行いながら必要に応じて人材を供給することで、企業側が終身雇用を維持できなくても人材の働く場を確保する「日本版PEO」モデルを模索しています。

具体的には、直営事業・研修センターの運営と就業者の能力開発を通じ、エヌエフエーが派遣社員の止まり木としての役割を担いつつ、地域密着型の事業(ドミナント戦略)を展開することで派遣社員の長期雇用を実現しています。

今回の資金は、さらなる人材採用・教育訓練などによる組織強化に充当します。

PEOとは、Professional Employer Organizationの頭文字をとった略称で、日本語では習熟人材雇用組織、もしくはプロの雇用組織(専門家雇用組織)と翻訳されています。働き方としては無期雇用派遣とも呼ばれています。

PEOは派遣会社が人材を正社員として雇い、その社員をさまざまな企業に派遣するというモデルです。アメリカではすでに普及している新たな雇用形態となります。

PEOを利用するメリットとしては、給与の準備や福利厚生など人事関連の業務が削減されるということがあるため、主に中小企業で活用されています。

一方で、日本においてこのモデルを適用することは商習慣や法律の違いなどに難しいようです。

そのためエヌエフエーは、日本版PEOとして、エヌエフエーが直営事業を展開したり社内で研修を行うことで人材を継続的に雇用しつつ、さまざまな企業へと派遣するモデルを構築しています。

企業の成長には人材の採用が欠かせません。しかし創業期はどのように採用活動を行えばよいのかわからない場合があるでしょう。「冊子版創業手帳」では、創業期の人材採用ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ PEO エヌエフエー 人材 人材教育 人材派遣 人材紹介 日本版PEO 株式会社 派遣 派遣社員 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AIセキュリティサービス「AutoPrivacy AI CleanRoom」などを提供する「Acompany」が11億円調達
2025年5月14日、株式会社Acompanyは、総額約11億円の資金調達を発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約21億円となります。 Acompanyは、秘密計算に関連した製品・技術と…
【12/11-12開催】ヘルステックのグローバルカンファレンス「Healthtech/SUM 2023」
日本経済新聞社とメドピア株式会社が主催する「Healthtech/SUM 2023」が2023年12月11日(月)~12日(火)に開催されます。 「Healthtech/SUM 2023」は、医療・ヘ…
「大阪ガス」がEV充電インフラ「Terra Charge」などを展開する「Terra Motors」と資本業務提携
2023年5月23日、大阪ガス株式会社は、Terra Motors株式会社と資本業務提携に関する契約を締結したことを発表しました。 Terra Motorsは、電気自動車(EV)向けの充電サービス「T…
クラウド型オンライン・マンション・ギャラリー「ROOV」提供の「スタイルポート」が資金調達
2020年4月28日、株式会社スタイルポートは、資金調達を実施したことを発表しました。 クラウド型オンライン・マンション・ギャラリー「ROOV」を提供しています。 アプリのダウンロードや、アカウントの…
独自の発酵技術で未利用資源を付加価値ある素材にアップサイクルする「ファーメンステーション」が2.3億円調達
2024年1月30日、株式会社ファーメンステーションは、総額2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ファーメンステーションは、独自の発酵技術と未利用バイオマス・微生物データベースを…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集