創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年6月9日クリニック・中小病院向けクラウド型電子カルテ・レセコンシステム「Henry」提供の「ヘンリー」が7.3億円調達

2022年6月8日、株式会社ヘンリーは、総額7億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
ヘンリーは、クリニック・中小病院向けクラウド型電子カルテ・レセコンシステム「Henry(ヘンリー)」を提供しています。
マニュアルいらずで操作できる簡単な操作性や、スピーディな動作、導入が簡単なクラウド型であることなどを特徴としています。
今回の資金は、「Henry」の開発・営業・サポート体制の強化、事業拡大に合わせた採用・組織体制の強化に充当します。
—
レセコン(レセプトコンピューター)とは、医療機関の基幹システムとして導入されているシステムです。
主に、健康保険組合などの支払い機関への診療報酬請求を目的としたシステムですが、明細書の作成以外にも、患者の登録、受付、保険証の確認、診療内容の記録、処方箋の発行などさまざまな業務を担っています。
またレセコンは電子カルテと連携することでさまざまな業務の効率化を実現します。そのためレセコンには電子カルテが内蔵されている一体型のものと、外部の電子カルテと連携できるものの2種類があります。
もっとも使われているレセコンは、日本の最初のレセコンであるPHC(旧三洋電機)の「Medicom(メディコム)」で、そのシェアは約25%となっています。
一方で「Medicom」シリーズはかなり古いシステムであり、アップデートが重ねられているものの、使いにくいという声を多数確認できます。
また古いレセコンはほとんどがオンプレミス型であり、導入・保守・点検・更新に高いコストがかかります。
ほかにも古いレセコンは電子カルテといった新しいシステムへの対応が遅れていたり、連携面での制約があります。そういったことから、日本での電子カルテの導入率は約50%となっています。
ヘンリーは、病院の大幅な効率化を実現する電子カルテの導入率を向上させるため、使いやすく導入や更新のコストが低いクラウド型のレセコン・電子カルテ「Henry」を提供しています。
企業を成長させていくためには最新のシステムの活用が重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | Henry クラウド クリニック システム ヘンリー レセコン 効率化 医療機関 基幹システム 株式会社 病院 請求 資金調達 電子カルテ |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年11月14日、ポケトーク株式会社は、総額16億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ポケトークは、AI通訳機「ポケトーク」や、AI通訳アプリ「ポケトーク」、リモート会議字幕翻訳サービス…
2022年10月21日、株式会社AYUMI BIONICSは、資金調達を実施したことを発表しました。 AYUMI BIONICSは、足腰力測定システムを開発する慶應義塾大学理工学部発スタートアップです…
2023年2月15日、Sotas株式会社は、総額5,300万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Sotasは、化学産業に特化した環境配慮型の生産/在庫管理・受発注システム「Sotas工程管理」…
Sparticle株式会社が、総額約5億円の資金調達を実施しました。 Sparticleは、WebサイトにAIアシスタントを導入できる「GPTBase」、コラボレーションツール「Felo」、リモートコ…
2024年9月9日、FastLabel株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 シリーズB全体の合計調達額が12.5億円、設立からこれまでの累計調達額が約19.5億円となりました。 Fast…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…