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2022年5月20日株式会社MERRY BEETLE 志波大輔|デザインによるブランディングの事業が注目の企業
デザインによるブランディングの事業展開で注目されているのが、志波大輔さんが2016年6月に創業した株式会社MERRY BEETLEです。
私達がモノを選んだり購入する際、無意識のうちに五感を通じて影響されていることはたくさんあります。
その匂いや触り心地、見た目、場所の雰囲気、音響効果などがそうです。皆さんの中にも、モノの形状や作られている素材を見て、それに触れ、その香りを嗅いだ瞬間、そのものに対する ‶印象” が自然と出来上がり、購買意欲や企業イメージに影響を及ぼしたことがある、という経験を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
あるいはそのモノのコンセプトやこだわりや作り手の思いを感じ取ったことがある、という方も多いのではないかと思います。
現に、パッケージや売り場環境を変えただけで売上が激増したという企業事例も多々あります。
これらは全て、伝えたい情報を論理性や構成力を駆使して ‶デザイン化” されたものであり、企業の戦略の一つなのです。
つまり ‶デザイン” は企業やモノの顔でありアイコンであり信頼である、と言い換えることも出来るでしょう。
自社の特徴やブランド・企業理念を正しく浸透させ、本当にそのサービスを手にしてもらいたい対象者に永らく愛され続ける仕組みを作る上で欠かすことが出来ない『デザイン』の在り方に、今改めて注目が集まっています。
株式会社MERRY BEETLEの志波大輔さんに、事業の特徴や今後の課題についてお話をお聞きしました。
・このプロダクトの特徴は何ですか?
私たちはデザインによってブランド(=商品・サービス)の「見た目」を良くするだけでなく、現状の分析やリサーチなどデザインに至るまでの過程からご一緒させていただき、企業様の伴走者として、その商品やサービスが伝えたいことを整理し、正しく伝えていくことをお手伝いいたします。その際、中期経営計画を立案し、定量的な売上目標の設定と、定性的なビジョンの策定を行います。
弊社では中小企業におけるブランドマネージャー(=ブランドのらしさを管理する方)の存在が不可欠だと考えており、ブランドの醸成と併せて、企業さま内でのブランドマネージャーの育成を重要視しています。商品・サービスの価値が、いつも“自分達らしく”発信できるようになることが、私たちが一緒に目指すゴールです。
・どのような方にこのサービスを使って欲しいですか?
商品やサービスの魅力が伝わらない・売上が上がらないなどで悩んでいる、これから自社をどのような方向へ進めて行ったらよいかわからない、新しい商品やサービスを開発したいけれどどこから着手したらいいかわからない、というような企業様に活用頂きたいと思います。
・このサービスが解決する社会課題はなんですか?
企業内におけるデザインリテラシーの低さが社会課題だと考えております。
例えばデザインが完成してお客様へ納品させていただいても、それを運用していく方のリテラシーが低いと、せっかく作り上げた世界観が日を追うごとに崩れてしまうケースがほとんどです。空間に合わないPOPが貼られたり、トーンアンドマナーが守られていない写真がSNSで掲載されてしまったり、企業のイメージを損失するケースが後を絶ちません。
・創業期に大変だったことは何でしょう?またどうやって乗り越えましたか?
人脈なし、お金なし、経験なしからのスタートでした。アルバイトも併用しながらさまざまな交流会へ参加したり、自己革新のためのセミナーなどを受講したり、とにかく右往左往にがむしゃらな日々を過ごしました。また従業員も安定せず、本当に苦労しました。
身の回りにおこるあらゆる事象の原因は自分だということを忘れないこと、利を得るにはまず貢献すること、感謝を忘れないこと、自分の夢を追いかけ続けること、を大切にしていく中で、不思議と道が開けて乗り越えてくることができました。
・今後、どのような会社、サービスにしていきたいですか?
今はまだ従業員も片手で数える程度ですが、現状のグラフィック、ウェブ、インテリアそれぞれの部門を充実させるとともに、これから必須となる映像関連のリソースも展開していき、より幅広く一気通貫でお客様へ貢献できるブランディングサービスに成長させていきます。
また会社としてもデザイン以外の事業展開(飲食や物販等)も視野に入れ、実際に自分達がブランドづくりをしていく上での体験や苦労なども還元できるようにしたいと思っています。
・今の課題はなんですか?
デザインを運用していくフェーズで、いわゆる「出口戦略」が弱いのが現状の課題です。
ここは社内ではなく、パートナー会社と協業しながら強化していきたいと考えます。
またこのブランディング事業を立ち上げてから間もないので、この5年ほどで実績を積み上げ、結果にコミットできることを証明してきたいです。
・読者へのメッセージをお願いします。
みなさま初めまして、株式会社MERRY BEETLE(メリービートル)の志波大輔(シバダイスケ)と申します。僕がこの道を志した原体験は、幼少期に魅了されたクワガタやカブトムシなど自然の中にある美しいものとの出会いでした。そして大人になりデザイナーとして仕事をしていく中で、生活の中でも美しいものとの出会いがありました。それは一生懸命に誰かを想い、ものづくりやサービスを研ぎ澄ませようとする人々の姿でした。そんな方々の技術や情熱を、デザインの力によって一人でも多くの人に伝えたい、そして感動を届けたいと考えております。
会社名 | 株式会社MERRY BEETLE |
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代表者名 | 志波大輔 |
創業年 | 2016年6月17日 |
従業員数 | 3名 |
事業内容 | グラフィック、ウェブ、インテリアデザインを軸としたブランディング事業 |
サービス名 | ブランディング |
所在地 | 大阪府堺市北区北長尾町6-2-9 |
回答者プロフィール | 1986年生まれ、大阪府八尾育ち。神戸大学工学部建設学科を卒業後、専門学校を経て2010年に佐藤オオキ率いるnendoに入社。国内外多数のプロジェクトにインテリアチームのディレクターとして従事、デザインに対する考え方の基礎を学んだ。その後2014年にフリーランスデザイナーとして独立。2016年には法人化し、株式会社MERRY BEETLEを設立。「うつくしいものをつくる」という理念のもと、グラフィック、ウェブ、インテリアの3本柱で企業、商品、サービスのブランドづくりを行なっている。 |
カテゴリ | 有望企業 |
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関連タグ | MERRYBEETLE インテリアデザイン ウェブデザイン グラフィックデザイン デザイン 志波大輔 |
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