注目のスタートアップ

人とAIの新たな関係をデザインする「Starley」が1億円調達

company

2023年6月23日、Starley株式会社は、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、株式会社マネーフォワードです。

Starleyは、人とAIの新たな関係をデザインすることを目的に、2023年4月に設立されたスタートアップです。

人びとの側に立つAIを創り、人と人、人とAIの新しいコミュニケーションのあり方を見つけつつ、世界中のすべての人に寄り添うプロダクトの開発を目指しています。

今回の資金は、人とAIの新たな関係構築を目指すプロダクトの開発、人材採用に充当します。

プロダクトは、今秋のベータ版リリースを目指しています。


近年、AI(人工知能)の研究開発が急速に進展し、ビジネスを含むさまざまな領域で活用が進んでいます。

AIは、人間が扱うことができる範囲を超えた大量のデータを、スピーディ・高精度・複合的に分析することができます。これにより、これまで人力では不可能だったデータの分析や、業務の高度な自動化や効率化を実現しています。

また、近年はChatGPTなどの生成AIが登場し、クリエイティブの領域においても大きな変革がもたらされています。また、ChatGPTは、自然文によってAIにタスクを命令できることから、プログラミングスキルのない人間のAI活用を可能にしています。

このようにAIは急速に便利な道具として発展が続いています。

また、今後AIはさらなる発展を遂げ、SF作品などに親しんできた我々がイメージしている、実在の人間と変わらないような対話ができたり、人間のような判断ができたりするAI、いわゆる「強いAI」が実現される可能性もあります。

こうしたAIの発展により、我々の社会は大きな変化を遂げると考えられます。一方、こうした変化は人びとの不安と表裏一体にあります。すでに生成AIは、クリエイターたちの仕事を脅かすものとして見られており、クリエイターたちと、生成AIのユーザー・AIサービスの運営者の断絶が生じ始めています。

Starleyは、こうしたなか、人とAIの新たな関係をデザインすることを目指しています。どのようなプロダクトを展開するのか注目が必要です。

AIは、ビジネスの世界においてはこれまで非効率的だった業務を大幅に効率化するなど、大きな革新をもたらしています。企業の利益を最大化するために重要な取り組みであるため、もし非効率的な業務があるのならば、最適なソリューションを探すことが必要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考になさってください。

また、システムの整備においては資金調達が必要となることもあるでしょう。「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI Starley コミュニケーション デザイン プロダクト マネーフォワード 人間 株式会社 資金調達 関係
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

大阪大学発スタートアップ「MaiND Lab」が30枚の写真を選ぶことで魅力的な顔をAIが作る「FaiCE」をリリース
2022年3月25日、株式会社MaiND Labは、「FaiCE(フェイス)」(β版)をリリースしたことを発表しました。 MaiND Labは、大阪大学医学研究科の内藤智之博士の研究成果をもとに起業し…
アフリカでタクシードライバー向けマイクロファイナンス事業を展開する「HAKKI AFRICA」が19.7億円調達
2025年2月3日、株式会社HAKKI AFRICAは、総額19億7000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 HAKKI AFRICAは、アフリカ・ケニアでタクシードライバー向けマイクロファ…
ネット不動産マーケットプレイス「RENOSY」などを展開する「GA technologies」が「三菱UFJ銀行」とシステム開発投資に対する20億円の融資契約を締結
2023年3月27日、株式会社GA technologiesは、株式会社三菱UFJ銀行との間で、システム開発投資に対する20億円の融資契約を締結したことを発表しました。 GA technologies…
スキマバイトサービスを提供する「タイミー」が運転資金として183億円調達
2022年11月16日、株式会社タイミーは、大手銀行からの借入により総額183億円の資金調達(融資枠を含む)を実施したことを発表しました。 タイミーは、空いた時間に働きたい人と、すぐに人手が欲しい店舗…
建設機械など大型機械・装置の遠隔操作・自動運転ソリューションを提供する「ARAV」が4億円調達
2023年3月8日、ARAV株式会社は、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ARAVは、建設・林業・除雪・港湾・船舶機械に後付けで搭載できる遠隔操作・自動運転ソリューションと、自動化検…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集