注目のスタートアップ

商談解析クラウド「ailead」提供の「バベル」が14.6億円調達

company

2022年4月27日、株式会社バベルは、総額約14億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

バベルは、商談解析クラウド「ailead(エーアイリード)」を提供しています(2022年4月21日正式リリース)。

「ailead」は、オンライン商談データを自動で取得・解析・可視化することで、営業組織の業務効率化と売れる営業人材の育成を実現するクラウドサービスです。

今回の資金は、「ailead」のプロダクト開発、マーケティングの強化、AIエンジニアの採用に充当します。

旧態依然とした営業活動は営業担当者の能力や体力が重要で、担当者それぞれが独自のノウハウを持って業務にあたっていました。

しかしこの独自のノウハウが属人的なものであるがゆえに様々な課題が生じています。たとえばノウハウがチーム内で共有されることがなかったり、後進の育成に関しても「見て盗め」といった教わる側の能力に依存した教育が行われることになります。これでは、営業チームが持続的に成長していくような環境を構築することができません。

この属人化しがちな営業プロセスを可視化し、強化・改善のための取り組みを行ったり、その取り組みの効果などを数値化することをセールスイネーブルメントと呼びます。アメリカで提唱された手法ですが、近年は営業に課題を抱える日本の企業においても注目されるようになってきています。

セールスイネーブルメントがSFA(営業支援システム)やMA(マーケティングオートメーション)を活用した営業力強化の取り組みと違うところは、デジタル化を通じて組織全体で一貫して営業を支えることにあります。

従来の営業力強化では機能ごとにばらばらに強化・改善のための取り組みを行っていましたが、セールスイネーブルメントでは、営業を組織から分断せず、組織の一部として設計し、効果を計測していくことで、営業活動を強化・改善していくことを目指します。

バベルは、このセールスイネーブルメントを支援するため、オンライン商談を自動で可視化・解析する「ailead」を提供しています。

営業は、企業の売上を向上させるために必要な業務です。しかし、リソースの足りない創業期は、満足できる営業を行えないかもしれません。「冊子版創業手帳」では、少しでも営業の成功率を上げるため、営業ツールの導入や、販路開拓の方法などのノウハウを提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ailead エーアイリード クラウド セールス・イネーブルメント バベル 可視化 商談 営業 株式会社 業務効率化 組織 解析 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

解体工事の一括見積りサービスの「クラッソーネ」が不動産名義変更サービスの「AGE technologies」と業務提携
2021年10月7日、株式会社クラッソーネは、株式会社AGE technologiesと業務提携契約を締結したことを発表しました。 クラッソーネは、解体工事において専門工事会社と施主をマッチングする一…
美容クリニック向けSaaS「medicalforce」提供の「メディカルフォース」が1億円調達
2022年3月18日、株式会社メディカルフォースは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 メディカルフォースは、美容クリニック向けSaaS「medicalforce」を提供しています。 …
VR/AR/MR領域に対するプロダクトの企画・開発の「Synamon」が2.5億円調達
株式会社Synamonは、総額約2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、引受先の1社でもある、AI翻訳の株式会社ロゼッタとは資本業務提携も実施し、グローバル・ユビキタスなオフ…
SaaS型データ分析AIツールを提供する「datagusto」が1.9億円調達
2022年7月20日、株式会社datagustoは、総額1億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 SaaS型データ分析AIツール「datagusto」を開発・提供しています。 必要な…
「メドピア」が日常の臨床現場から出る医療データ(リアルワールドデータ)の利活用事業を共同展開する「4DIN」に出資
2022年9月26日、メドピア株式会社は、株式会社4DINが2022年10月28日付で実施する第三者割当増資による出資に応じることを決議したことを発表しました。 メドピアは、医師専用コミュニティサイト…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集