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2022年4月18日視線計測型VR検査機器を開発する「ニューラルポート」が資金調達
2022年4月15日、株式会社ニューラルポートは、資金調達を実施したことを発表しました。
大阪大学発の研究開発型スタートアップで、視線計測型VR検査機器の開発を行っています。
心理・精神科の領域において、VRゴーグルによる視線計測を用い、メンタルヘルス領域の課題解決に取り組んでいます。
今回の資金は、視線計測型VR検査機器の研究推進に充当されます。
「Meta Quest」にも視線計測ツールが搭載される予定であり、今後「Meta Quest」にも同様のアプリケーションを実装できるよう開発を推進していきます。
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アイトラッキング(視線計測・追跡)とは、その言葉のとおり視線の動きを捉える技術のことです。
スティーブン・ホーキング博士は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)によって身体が不自由だったのですが、晩年はアイトラッキングと意思伝達装置によって文章を書いて意思伝達を行っていたことは有名です。
このアイトラッキングは医療・福祉以外にも様々な場所で活用されていますが、近年はVRでの没入感の向上のためにも活用できると注目されています。
現実の我々の視界は、見たいものにピントが合い、それ以外はぼやけています。アイトラッキングを搭載していないVRゴーグルでは、映像すべてがはっきりと映るため現実と異なってしまい、違和感を抱かせる原因となっています。アイトラッキング機能を搭載し、装着者の視点に応じて映像の描写を変えることで、より現実空間に近い映像表現が実現されるのです。
VRゴーグルで大きなシェアを持つ「Meta Quest」シリーズ(旧:Oculus Quest)は近々アイトラッキング機能の搭載を予定していますし、「HTC VIVE Pro Eye」などすでにアイトラッキング機能を搭載したデバイスも販売されています。
アイトラッキング技術は、ストレスの測定や認知症の早期発見ができることが研究によって明らかになっています。5G時代ではVRゴーグルは大きく普及することが見込まれており、それに伴い、VRゴーグルを活用した簡易的なメンタルヘルス診断なども普及すると考えられます。ニューラルポートがメンタルヘルス領域においてどのようなサービスを展開していくのか注目が必要です。
研究開発型のビジネスでは資金調達が非常に重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。
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