注目のスタートアップ

産業向けドローンサービスを提供する「テラドローン」が80億円調達

company

2022年3月23日、テラドローン株式会社は、総額80億円の資金調達を実施したことを発表しました。

テラドローンは、土木測量・森林測量・インフラ点検・プラント施設点検など産業別のドローン点検作業サービスや、無人機運行管理システム「Terra UTM」、ドローンで取得したデータ利用を加速するための総合プラットフォーム「Terra Mapper」、ドローンの自動飛行のためのアプリ「Terra Roofer」、国産ドローンレーザー「Terra Lidar One」など、ハード・ソフト・サービスと事業横断的な開発・提供を行っています。

またテラドローンは、ドローンの運航管理システム(UTM)において世界トップの導入数を誇るUnifly社(本社:ベルギー)の筆頭株主であり、共同で世界8カ国にわたって空の運航管理プラットフォームを構築しています。

今回の資金は、運航管理技術の開発や、各事業の成長、人材採用の強化などに充当されます。

国内ではインフラの老朽化と深刻な人手不足が重なり、過酷な現場での省人化が喫緊の課題となっています。ドローンは人の手では作業できない場所でも点検・作業を行うことができるため、こういった現場での点検・作業などにおける活用が進んでおり、これからは主要な手法として普及していくと考えられます。

またドローンは荷物の輸送・配達、災害現場などでの情報収集の活用も想定されており、将来的に様々な課題を解決してくれるものとして期待されています。

人間を乗せることができるエアモビリティ(空飛ぶクルマ)についても開発が進められています。すでに人間を乗せた飛行に成功しており、2025年の大阪万博では会場までエアモビリティによって人間を運ぶということも予定されています。

ドローンやエアモビリティが我々が生活する街の上空を飛び交うという社会を実現するためには、ドローン・エアモビリティの安全で効率的な運航が欠かせません。この安全で効率的な運航を支えるシステムを、運航管理システム(UTM, Unmanned Aerial System Traffic Management)と呼びます。テラドローンは、UTMにおいて大きな実績をあげているUnifly社の筆頭株主として、産業用ドローンと運航管理システムにおいて世界No.1を目指しています。

次世代モビリティの社会実装のためには、様々な企業や自治体との協力が欠かせません。「冊子版創業手帳」では、人脈を広げるためのノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Unifly UTM インフラ エアモビリティ サービス テラドローン ドローン 株式会社 点検 産業 産業用ドローン 資金調達 運航管理
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「NOCアウトソーシング&コンサルティング」がテレワーク助成金を活用できるITアウトソーシング・サービスをリリース
2020年3月19日、NOCアウトソーシング&コンサルティング株式会社は、東京都の事業継続緊急対策(テレワーク)助成金を活用できるITアウトソーシング・サービスを提供することを発表しました。 このサー…
将来予測型ピープル・アナリティクス・サービス提供の「トランス」が5,000万円調達
株式会社トランスは、総額約5,000万円の資金調達を発表しました。 将来予測型ピープル・アナリティクス・サービス「TRANS.HR(トランスエイチアール)」(β版)を提供しています。 人材採用において…
パーソナライズ予防ケアサービス「Wellness Membership」などを展開する「ウェルネス」が2.8億円調達
2024年4月12日、株式会社ウェルネスは、総額2億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ウェルネスは、パーソナライズ予防ケアサービス「Wellness Membership」や、パ…
株式投資型クラウドファンディング「Unicorn」運営の「ユニコーン」が9,000万円調達
2022年6月20日、株式会社ZUUは、グループ会社の株式会社ユニコーンが、9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ユニコーンは、株式投資型クラウドファンディング「Unicorn」を運…
在留外国人向けプラットフォーム運営の「Guidable」が7,200万円調達
2019年9月26日、Guidable株式会社は、総額7,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。 在留外国人向けプラットフォーム「Guidable」を運営しています。 外国人向け求人サービ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集