注目のスタートアップ

住宅ローン・プラットフォーム運営の「iYell」が16.5億円調達

2019年9月30日、iYell株式会社は、総額16億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

住宅ローンのマーケットプレイスを軸とした「iYell住宅ローンプラットフォーム」を運営しています。

住宅ローン・アプリ「いえーる ダンドリ」を利用することで、金融機関・住宅事業者・エンドユーザーが抱える住宅ローンの課題を解決することができます。

今後は、住宅ローン業務の効率化だけでなく、住宅購入からその後の暮らしをサポートする、“住生活サポートサービス”を目指すようです。

iYell株式会社 代表取締役社長兼CEO 窪田光洋氏のコメント

今回のニュースにつきまして、iYell株式会社 代表取締役社長兼CEO 窪田光洋氏よりコメントが届きました!

窪田光洋iYell株式会社
大手金融グループ子会社にて最年少執行役員を務めいくつものプロジェクトをリーダーとして成功に導く「超さみしがりやの大情熱リーダー」

2007年 青山学院大学経営学部 卒業
2007年 東証1部上場のSBIホールディングス入社。SBIモーゲージ株式会社(現アルヒ株式会社)に配属
2010年 最年少で住宅ローン来店型店舗の越谷店長に就任
2012年 債権管理部長に就任、住宅ローンの延滞率の半減に成功し、住宅金融支援機構から表彰
2012年 SBI大学院大学にて経営学修士(MBA)を取得
2014年 最年少で執行役員に就任、住宅ローン商品の組成から販売審査までを担う事業部を統括
2015年 コンプライアンス部門にて、当局の対応責任者を担当
2016年 同社 退社
2016年 iYell株式会社を設立、同社代表取締役社長兼CEOに就任(現在)

ーこの事業を始めた経緯について教えてください。

窪田:昨今、金融業界、不動産業界ともにテクノロジー化が進められていますが、いまだに住宅ローンという分野においてテクノロジー化が進んでいないのが現状です。そのため、住宅購入に関わるユーザー、住宅事業者、金融機関は三者三様の課題を抱えており、自分達だけでの解決は難しいというのが現状です。そこで、弊社はそれぞれが抱える悩みを三者同時に解決し、シームレスに最適な住宅ローンを借りられる世界を目指し、本事業をスタートしました。
【課題】
◆ユーザー
✔住宅ローンに詳しい人が周りにいない
✔最適な住宅ローンが借りられない
✔住宅ローンが通らず家が買えない
◆住宅事業者
✔家を売るのが本業のため住宅ローンに詳しくない
✔住宅ローン業務に2割もの時間を費やしている
✔住宅ローン未承認により機会損失が発生している
◆金融機関
✔IT化の余地があるにも関わらずIT化が進まない
✔低収益部門であるが社会的意義や預貸率の問題から事業撤退は困難

ー今回の資金調達について、どのような反響がありましたか?

窪田:今回の資金調達は、弊社メインサービスである「いえーる ダンドリ」の提携先拡大を目的にしております。リリース配信後、首都圏を中心とした住宅事業者様より、サービスについてのお問い合わせを多々いただいております。また、合わせて全国の金融機関との提携を今後進めていく予定ですが、金融機関機関向けのサービスである「iYell住宅ローンプラットフォーム」に関するお問合せもいただいております。

ー今後どのような事業展開をしていきたいと考えているか、教えてください。

窪田:現在「いえーる ダンドリ」の利用が首都圏が中心となっていますが、今後関西圏等提供エリアを拡大していく予定です。機能面では、住宅ローンに関する質問をAiが自動で回答する住宅ローン特化型AIチャットの搭載を予定しており、ユーザー、住宅事業者様の利便性向上をする機能を順次追加してまいります。また、海外展開をも視野にいれており、アメリカ及び東南アジアへの事業展開を目指しております。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ iYell プラットフォーム 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ14選の制度
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

中学校・高校向け情報学習クラウド教材「ライフイズテック レッスン」などを提供する「ライフイズテック」が20億円調達
2024年12月18日、ライフイズテック株式会社は、20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約67億円となります。 ライフイズテックは、以下のサービス・事業…
チャットボット型の自動広告運用サービス提供の「これから」が1.8億円調達
2019年10月21日、株式会社これからは、総額1億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AIを活用したチャットボット型の自動広告運用SaaS「AdSIST」を提供しています。 「A…
クラウド受付システムなどを展開する「RECEPTIONIST」が資金調達
2023年7月5日、株式会社RECEPTIONISTは、資金調達を実施したことを発表しました。 RECEPTIONISTは、クラウド受付システム「RECEPTIONIST」や、法人向け日程調整ツール「…
プロジェクトマネジメントDXプラットフォーム「Flagxs」を提供する「フラッグス」が2億円調達
2024年2月29日、フラッグス株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 フラッグスは、プロジェクトマネジメントのDXやプロジェクト運営の生産性向上を目的に、主にPMO(Proj…
再生医療技術で作製した研究用の血球様細胞製品の開発・販売を手がける「マイキャン・テクノロジーズ」に「藤森工業」が出資
2023年6月30日、藤森工業株式会社は、6月21日付でマイキャン・テクノロジーズ株式会社の第三者割当増資を引き受け、4,998万円を出資したことを発表しました。 マイキャン・テクノロジーズは、再生医…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集