弥生会計の便利な基本機能とは?気になるメリット・デメリットも解説!

創業手帳

業務効率の向上に最適な「弥生会計」の基本機能や、メリット・デメリットを解説します

弥生会計

会計業務を行う際に便利な会計ソフトですが、種類が多くどれを選べばよいか悩みどころ。そこで、本記事では、プロの会計士も使っている「弥生会計」の基本機能やメリット・デメリットを解説します。プランと料金もまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。

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弥生会計とは?

弥生会計とは、法人や個人事業主向けに販売されている会計ソフトです。220万を超えるユーザー数を有しているほか、多くの会計士も利用しています。デスクトップアプリ・クラウドアプリの2種類を基本とし、複数のプランが用意されているため、自社の会計業務に最適なソフトを見つけられます。

詳しくはこちら>>>
2人に1人が使っている噂の会計ソフト「弥生会計」について調べてみた

弥生会計の基本機能

会計ソフトを選ぶ際には、業務を満足してこなせるか、基本機能をしっかりと把握しておきましょう。弥生会計では、ソフトごとに最新の税制や法令に対応しており、正確な計算が可能です。また、金融機関・クレジットカードなどと連携し、業務効率の改善につながります。

最新の税制や法令に対応

弥生会計は、最新の税制や法令に対応しています。たとえば、2020年度の確定申告から変更する「青色申告特別控除の適用条件」、「年末調整の計算方法」にも対応していることから、企業側での会計業務に混乱が生じません。

また、法令の改正が生じた場合、最新の法令内容に適合するために、オンラインアップデートが行われます。

銀行・クレジットカードとの連携が可能

企業が保有している法人口座やクレジットカードとの連携にも対応しています。また、一部電子マネーの連携が可能で、業務に生じるお金のやりとりをすべて管理しておけるのが便利です。

連携方法もとくに難しくなく、パソコンから簡単に行えます。これまで手入力していた法人口座のキャッシュフロー、法人カードの支出を自動化できるため、業務効率の改善にもつながります。

弥生会計を導入するメリットは?

弥生会計を導入する際には、メリットをチェックしておきましょう。会計ソフトは「操作が難しい」というイメージがありますが、弥生会計では初心者でも簡単に操作できる機能を備えています。さらに、会計士のユーザーも多いほか、会計業務を負担軽減する機能にも注目してみてください。

初心者でも安心!簡単に操作できる

「会計ソフト」と聞くと、操作方法が難しく、扱いに慣れるまで時間がかかりそうなイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。とくに、パソコンが苦手な方にとっては、業務全体の負担がかかってしまうのが不安材料です。

そこで、弥生会計には、取引内容を簡単に入力できる「かんたん取引入力」を搭載しています。収入・支出・振替の項目から、日にち・手段を埋めるだけで済むため、会計知識やパソコンが苦手な方でも安心して取り扱えます。

創業手帳でも使ってみました!>>>
起業家応援キャンペーン中の「弥生会計 オンライン」を創業手帳編集部が使ってみた

多くの税理士や会計事務所で使われている

会計のプロである多くの会計士に使われているのも、弥生会計のメリットです。全国10,000を超える税理士・会計事務所とパートナープログラムを結んでおり、中小企業や起業家向けに、弥生会計を使用した研修を実施しています。

また、税理士と会計事務所の紹介サービスを実施しているため、これから起業を検討している場合や、法人決算で困っている方にも便利です。

「スマート取引取込」で業務効率の改善につなげられる

弥生会計の機能である「スマート取引取込」を活用することで、業務効率の改善を期待できます。スマート取引取込は、レシート・POSレジデータ・電子マネーの明細といったデータを自動で取り込める機能です。

また、弥生会計に取り込んだデータは、登録済みの仕訳ルールに該当する取引の科目に自動で仕分けされます。

弥生会計のデメリットは?

メリットがある一方で、デメリットに気を付けましょう。弥生会計は、出力可能な帳簿が限定されているため、場合によっては不便を感じる可能性があります。また、ラインナップされているソフトやプランが多く、どれを選ぶべきか難しく感じるかもしれません。

出力できる帳簿が限定されている

弥生会計のデメリットとして、出力できる帳簿が限定されている点が挙げられます。業務上、月次報告書で帳簿を作成する際に、多くの帳票を出力できた方が数字としても見やすくなります。

しかし、弥生会計で出力可能な帳簿は、「貸借対照表」、「損益計算書」、「月次推移表」の3種類しかなく、物足りなさを感じるかもしれません。

ソフトの種類が多く、選ぶのが難しい

弥生会計は、多くの製品がラインナップしている一方、初めて購入する方にとっては「選ぶのが難しい」と感じるかもしれません。まず、弥生会計には、パソコンにインストールする「デスクトップアプリ」と、インターネット上で使う「クラウドアプリ」の2種類があります。

さらに、その2種類のなかにも、機能に応じて複数のソフトとプランが用意されているため、事前に業務に必要な範囲を把握しておくことが必要です。

デスクトップアプリは定期的なアップデートが必要

デスクトップアプリを購入した場合、最新の税制に対応するために、定期的なアップデートを実施しなければなりません。また、アップデートを行うには、ソフト本体とは別に、「あんしん保守サポート」を申請する必要があります。

一方、クラウドアプリは、常にインターネットに接続した状態であるため、手動によるアップデートが不要です。両者で機能的な違いはあるものの、法令が改正された際に、毎回アップデートするのは不便に感じる可能性があります。

弥生会計のプランと料金

最後に、弥生会計のプランと料金をチェックしておきましょう。「デスクトップアプリ」と「クラウドアプリ」の2種類に分けられており、それぞれから業務に適したソフトを選択します。さらに、それぞれには3段階のプランがあり、機能数に応じて金額も高くなります。

「デスクトップアプリ」のソフトと料金

デスクトップアプリは、「弥生21シリーズ」としてラインナップされています。個人事業主向けの「やよいの青色申告21」、中小企業向けの「弥生会計21」、さらに給与計算ソフト「やよいの給与計算21」といった幅広いソフトを利用できます。

また、それぞれのソフトは、機能に応じてプランが3つに分けられています。価格も異なるため、「予算」、「必要な機能」、「用途」などを考慮して選びましょう。

ソフト名 料金(税抜) 主な機能
やよいの青色申告 21 12,000円~ ・スマート取引取込

・データ共有サービス

・データバックアップサービス
弥生会計 スタンダード 44,000円~ ・かんたん取引機能

・Excelへの書き出し

・法人決算書
弥生会計 プロフェッショナル 80,000円~ ・スタンダードの機能

・高度な資金繰り管理

・経営分析
弥生会計 ネットワーク 105,000円~ ・プロフェッショナルの機能

・3台以上での運用

「クラウドアプリ」のソフトと料金

一方、クラウドアプリは、「弥生オンラインシリーズ」として販売されています。デスクトップアプリと同様に、個人事業主向けの「やよいの青色申告オンライン」、中小企業向けの「弥生会計オンライン」といったソフトがラインナップされています。

ソフト名 料金(税抜) 主な機能
やよいの青色申告 オンライン 8,000円~ ・取引入力などの基本機能

・確定申告書類の作成・出力

・領収書やレシートの自動仕訳
弥生会計 オンライン 26,000円~ ・銀行口座やクレジットカードとの連携

・領収書やレシートの自動仕訳

・業務相談(仕訳・経理業務・消費税改正・マイナンバー)

まとめ

会計士にも使われている弥生会計は、最新の税制や法令に対応しているほか、外部ツール(金融機関・クレジットカードなど)との連携も可能で、会計業務を容易に行えます。ただし、ソフト数やプランが複数あるため、初めて会計ソフトを選ぶ方は、必要な機能をしっかりと把握しておきましょう。

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