「未来会計」で起業家の意思決定までサポート! 小林会計事務所
小林会計事務所の小林弘清副所長に、事務所の強みや士業を選んだストーリーを聞きました
(2019/08/14更新)
神奈川県横浜市で35年以上に渡って多くの経営者をサポートしてきた税理士法人小林会計事務所。税務だけでなく、経営者の将来を見据えた「未来会計」で、起業・経営周りの手厚いサポート体制を整えています。
親子2代で事務所を支える公認会計士の小林弘清副所長に、事務所の強みや、起業家がどんなサポートを受けられるかについて話を聞きました。
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税務だけでなく、経営に関わる悩みを幅広くサポート
小林:税理士事務所は税金の計算を専門に提供しているケースが多いですが、我々は税務だけでなく経営者の将来の意思決定に役立つ情報も提供していることが特徴です。
過去の決算情報をまとめて計算する税務を「過去会計」とすると、我々は「未来会計」として、「こういうビジネスプランでやっていこう」という未来の経営計画を数値で分析することで、経営者の将来の意思決定がしやすいようにサポートしています。
また専用のシミュレーションソフトを導入しており、各項目が連動して算出される仕組みとなっているので、「売上や人件費がどれくらい必要なのか」といった計算を、相談を受けながらリアルタイムでシミュレーションをすることができます。スピーディーで正確なサポートができる点も強みです。
小林:はい、あたらしいものはどんどん取り入れていこう、という姿勢です。例えば会計ソフトを一つとっても、従来はスタンドアローン型(ネットなどに接続しない)のソフトが一般でしたが、最近はクラウド型のソフトを利用する人も多くなっています。我々も早速クラウド型を取り入れ、ネットバンキングや会計ソフト、スマホとも連動して、経営者がリアルタイムに会計データを確認し経営判断に生かせるようにしました。
また、会計事務所によっては、特定の会計ソフト利用を想定したサービスを提供しているところもありますが、我々は経営者が元々使っていた会計ソフトを変更することなく、スムーズにサービスを利用できるようになっています。
小林:小林会計事務所は、もともとは父が開業しました。私は最初、税理士ではなく会計士になり、監査法人でキャリアをスタートしました。クライアントの決算報告をチェックすることが仕事です。ただ、クライアントのために細かな部分まで漏れないように仕事をすると、かえってその会社の経理の人が疲れてきてしまうという状況になったこともあったり(苦笑)。自分の仕事にこだわっても、あまり人に喜ばれないという感覚があり、ならばお客様の顔が直接見えて、やった分だけ喜んでもらえるような仕事がいいなと思い、税理士への転向を決めました。
監査法人の時は大きな企業と仕事をすることがメインでしたが、税理士は小さい規模の会社の方とも仕事をすることが多く、最初は雰囲気や組織の違いに戸惑うこともありました。しかし、お客様と近い距離で仕事ができ、お客様から直接ありがとうと言ってもらえるので、それが何より嬉しいですね。
「何を準備すればいいかわからない」段階でも気軽に相談を
小林:創業したてだと、どの段階で税理士に相談するか悩む人は多いですが、「いつ」という決まったタイミングはないので、経理や資金繰りなどで少しでも悩んだタイミングで来てもらえれば良いと思います。
小林:例えば、「売上が上がっているのに手元に資金がないのはなぜ?」、「会社を作ったけど役員報酬はどれくらいの額にするのが適切なのか」といった悩みや、「オフィスを借りるにあたって、今の経営状況でお金がまわるのか?」といった相談もよく受けます。
我々は、税務・会計だけでなく、会計を中心とした創業に関わる悩みをオールマイティーに解決できるサービスを提供しています。社労士も2人いるので、例えば社員が増えてきた時の就労規則の作り方はどうすればいいのか、といった労務周りの相談も、同じ事務所で対応できます。また、地域の弁護士や司法書士とのつながりもあるので、希望に応じてご紹介もできます。
小林:創業する人は一年発起した人なので、意気込みや気持ちの部分に寄り添って受け答えできるように対応することを心がけています。
起業したてで、すぐ仕事がうまくいかわからないという不安を持っている人もたくさんいらっしゃいます。不安を解消するためには、「数値に落とす」ことが大事です。経営者と一緒に、経営状況を実際に見える形で数値化することで、不安が軽くなったと、いってくださる人も多いですね。
また、そもそも現在の経営状態が上手く言っているのかそうでないのか、何をしたらいいのかわからない、という段階の方には、まず現状の損益と収支を見るところから始め、続いて帳簿をつけるといった形で、少しずつ段階を踏んでフォローしています。
小林:どういう形で会社をやっていきたいというビジョンを持ってきてもらうとか、記帳業務に関する相談は、請求書や通帳などあるとより具体的な話ができる、という部分はあります。
でも一番は、そんなに構えずに連絡を貰えるといいなと思います。手ぶらで来ていただいても大丈夫です。むしろ、相談に来たタイミングで「何を準備していいのかわからない」という点を聞いてもらえれば、そこからフォローいたします。どの段階でも大丈夫です。
小林:お客様のことを真剣に考えることを第一に、仮に専門外の質問をいただいたとしても可能な限りお答えするという姿勢です。所属している人たちはプロフェッショナル気質を持つ人が多いので、自分なりの考え方や理解の仕方を、職員同士で議論したりしながら日々切磋琢磨しています。
新しい技術をどんどん導入していくことと同じで、新しい事象への対応も柔軟にブラッシュアップしています。
事務所の雰囲気も明るいと思います。ガチガチの専門家がいる感じではなく、話やすい職員が多いですね。HPのスタッフ紹介ページでその人の人となりがわかるプロフィール情報を盛り混んだり、少しでも相談したい人が気軽に来れるような環境づくりを心がけています。
小林:起業したばっかりの経営者は、会計や税金の話などわからないことがいっぱいあると思います。不安な状態に対して、親身に寄り添うお手伝いができればと思っていますので、まずは身構えずに相談に来ていただければと思います。
(編集:創業手帳編集部)
(監修:
税理士法人小林会計事務所/小林弘清)
(編集: 創業手帳編集部)