オンラインセミナーのメリット4つ。メリットを最大限に活かしてオンラインセミナーを成功させる秘訣

創業手帳

オンラインセミナーを開催するメリットとは。成功させるポイントや創業手帳の事例をご紹介します

オンラインセミナーを開催するメリットとは。成功させるポイントや創業手帳の事例をご紹介します
2020年現在、会場開催型のリアルセミナーではなく、Web会議システムを利用した「オンラインセミナー」が注目されています。オンラインセミナーは、パソコン・スマートフォンの画面を通しての講義形式であり、気軽に参加できることが魅力です。

・・・とはいえ、オンラインセミナーを開催する側は「徹底した準備」が必要になります。そこで本記事では、オンラインセミナーを開催するメリットや成功させるポイントを解説します。開催実績のある創業手帳の事例もご紹介しますので、ぜひ導入時の参考にしてください。

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オンラインセミナーが注目されている背景

オンラインセミナーが注目されている背景
オンラインセミナーは、「新型コロナウイルスの感染症対策」として注目されています。なぜなら、「Zoom」「Skype」などのWeb会議システムを利用することで、感染リスクのある密集した環境ではなく、完全オンライン型セミナーを開催できるからです。

また新型コロナウイルスの感染症対策だけでなく、より多くの参加者を効率的に集められるといった利便性の高さが特徴です。コロナ禍が終息した後でも、継続した利用を検討しましょう。

オンラインセミナーを開催するメリットとは?

オンラインセミナーを開催するメリットとは?
オンラインセミナーには、会場開催型のリアルセミナーにはない「独自のメリット」があります。以下4つのメリットを把握して、自社に有益なオンラインセミナーを開催しましょう。

1.感染症対策に最適

まずは、オンラインセミナーのメリットとして「新型コロナウイルスへの感染症対策」が挙げられます。リアルセミナーでは、自社や貸し会議室を利用することが一般的でしたが、新型コロナウイルスの蔓延によって屋内での実施は難しいのが現状です。

一方、オンラインセミナーは自宅やレンタルオフィスといった「人が密集していない場所」からでもセミナーに参加できるため、少人数から大規模なセミナーまで安全に開催できます。

また感染リスクを下げるだけでなく、参加者に不安を与えないためにも、現代ではオンラインセミナーの導入は必須事項と言えるでしょう。

2.参加者の多様化

リアルセミナーでは、都市圏を中心に開催場所が限定されており、地方からの参加がネックとなっていました。開催場所によっては、興味があるセミナーであっても参加することが難しく、開催時間も限定されてしまうことが大きなデメリットでした。

一方、オンライン上でセミナーを開催すれば、特定の場所・特定の時間に限定する必要がないため、視聴者が参加しやすい環境を作り出せます。

全国から幅広い参加者を募れるので、コロナ禍の終息後もオンラインセミナーを活用するメリットは十分にあるでしょう。

3.運営コストの削減

リアルセミナーでは、会議室のレンタル費用、運営を補助するスタッフの人件費、資料作成費用などが発生し、場合によっては赤字なるケースも少なくありませんでした。

一方、オンラインセミナーは自社内で会議室を用意したり、補助スタッフの人数を少なくしたりすることで、運営コストを最小限に抑えられます。

また自社だけでなく、参加者への負担を軽減するために「Zoom」「Skype」「Google Meet」「BIZMEE」「Chatwork Live」など、無料のWeb会議システムの導入を検討しましょう。

4.紙媒体の配布が不要

リアルセミナーでは紙媒体を使用するため、当日に参加者が欠席すると資料等が余ってしまうことや、配布時間がかかることがデメリットでした。

一方、オンラインセミナーは紙媒体で資料を配布する必要がありません。オンラインセミナーを開催する際には、事前に参加者にPDFファイルを送付するだけです。

資料内容にもよりますが、参加者がプリントアウトをする手間を省けるほか、パソコン上で資料を閲覧できることから環境への配慮もできます。

オンラインセミナーを成功させるポイント

オンラインセミナーを成功させるポイント
オンラインセミナーを成功させるには、事前準備だけでなく、開催中・開催後の顧客対応も重要です。以下4つのポイントを押さえておきましょう。

1.オンラインセミナーの事前準備

  • 参加者への告知
  • Web会議システムの使い方の説明
  • トラブル発生時の対応

オンラインセミナーは事前準備が欠かせません。まずは、オンラインセミナー開催にあたって参加者を集めましょう。例えば、自社のホームページに開催要項を掲載したり、過去に開催したセミナー参加者に対してメールを送ったりするなど、オンラインセミナーの開催を宣伝します。

次に、オンラインセミナーの参加者が決まり次第、開催日時のリマインドと合わせて、当日に使用するWeb会議システムのURLを準備・送付します。この際に、Web会議システムのインストール方法や、簡単な使い方をマニュアル化しておくと参加者の負担を軽減できるでしょう。

最後に、Web会議システムに関わるシステムトラブルや、オンラインセミナー自体の変更等に対応できるように、参加者への連絡手段を整えてください。例えば、共通のチャットツールや専用コミュニティを利用することで、参加者を一括して管理できるのでスムーズに連絡がとれます。

2.集客方法を工夫する

オンラインセミナーを成功させるには、集客方法を工夫する必要があります。まずは、自社で保有している顧客情報を活用しましょう。例えば、オンラインセミナー開催の連絡は、過去のセミナー参加者や、顧客として繋がりのある相手を優待することで効率的に集客できます。

また自社に顧客情報がない場合は、「Twitter」「Instagram」「Facebook」などのSNSを利用しましょう。SNSは情報の拡散性に優れているため、幅広いターゲットに対してオンラインセミナーの開催を宣伝できます。プラットフォームも併せて活用することで、インターネット上で参加申込をしやすくなり、コンバージョン率の向上も期待できます。

3.参加者の反応を確認する

オンラインセミナーの開催中に、参加者の反応をチェックしましょう。対面式のセミナーでは、参加者の表情やリアクションを常に感じとれるため、会場の雰囲気に合わせて進行できます。

しかし、オンラインセミナーでは、少人数によるモニター越しでの対面が可能な場合を除き、お互いに顔を合わせることが難しく、一人ひとりの参加者の反応を確認しづらいことが難点です。

参加者の理解度やセミナー自体の質を向上させるためには、区切りが良いところで質疑応答をしてみたり、個人の意見を求めてみたりするなど、参加者の反応を確認しながら進行しましょう。

アフターフォローを徹底する

会場開催型セミナーでは、参加者が話の内容で理解できなかった部分について、休憩中やセミナー終了後に相談しやすいため、開催者が丁寧にフォローできます。

一方、オンラインセミナーは直接質問する機会が少ないこともあるため、アフターフォローが重要です。例えば、チャットツールを利用してオンラインセミナー参加者限定のコミュニティを開くことや、セミナー終了後も質問できるようにメールでの個人対応も検討しましょう。

オンラインセミナー開催後のアフターフォローは、次回の参加率やリピート率に影響します。そのため、オンラインならではのメリットを活かしつつ、対面式のリアルセミナーよりも顧客対応を徹底しましょう。

オンラインセミナーの事例

オンラインセミナーの事例
創業手帳では、常に新しい情報を発信するために、小さなスキルアップが目的のセミナーから、著名人による大規模セミナーまで幅広く開催しています。

著名人や経営者をゲストとして招き、コロナ禍を迎えた現在や、終息後を見据えたヒントを考えられるような機会を設けてきました。とくに最近では、オンラインセミナーの参加者が「知識を吸収できる取り組み」に力を入れています。

例えば、参加者を複数のグループに分けて同じ議題について討論することで、オンラインであっても集中しやすい環境(完全オンラインのグループ・ディスカッション形式)にしています。

また、日中に仕事がある方でも参加しやすいようにオンラインセミナーの開催時間を夜間にしたり、リラックスできるように飲食しながらでも視聴可能としています。今後も増加が見込まれるオンラインセミナーを活用するために、参加しやすく気軽に視聴できる工夫をしましょう。

まとめ

オンラインセミナーは開催場所の制限がないため、「地方在住者」「海外在住者」などの多種多様な参加者を集められるほか、会場代・交通費といった運営コストを削減できます。

オンラインセミナーを成功させるためには、集客方法や開催に向けての準備を徹底しながら、次回以降のオンラインセミナーに向けて参加者の満足度を高める工夫も大切です。

ぜひこの機会に、顧客のニーズに深く訴求できるオンラインセミナーを開催してください。

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(編集:創業手帳編集部)

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