薩摩川内市が創業支援のセンター長を募集中！【市から創業手帳読者にメッセージあり】

薩摩川内市では、平成２８年４月に薩摩川内市産業支援センターを設置する。
同センターでは、企業支援、創業支援の専門家である「コーディネーター」を配置し、創業者の支援を行う。
企業支援、創業支援に関する経験や知識、ノウハウ等を有する創業コーディネーターを薩摩川内市が募集しています。

募集人員は2名で、業務委託締形態をとり、平成２８年４月１日（金）までに「薩摩川内市産業支援センター運営業務」を受託する。センター長の給与は月額60万円、副センター長は月額45万円となっている。

場所は、薩摩川内市産業支援センター内（薩摩川内市西向田町６－３２　サンビル本館１階）になる。
つまり、創業支援組織を市から給与をもらいつつ立ち上げる、という仕事である。

受託する場合は、薩摩川内市内に在住することが条件となっている。
なお、薩摩川内市は、鹿児島市から離れているが九州新幹線が停車するためアクセスは比較的良いのも魅力だ。
創業手帳・九州縦断キャンペーンの際、地元でこぞって応援いただくなど創業への理解、芽が出始めている地域である。

青野・薩摩川内創業手帳インターン・青野くんによる薩摩川内・創業レポートはこちら

応募期間は平成２７年１２月２４日（木）～平成２８年１月２９日（金）となっており、一次選考は小論文、二次選考は面接なっている。創業支援の仕事をしたい人には格好の仕事といえよう。

今回、薩摩川内市役所・商工観光部商工政策課で、コーディネーター募集を担当している諏訪原様に電話及びメールで、創業手帳読者にメッセージをいただいた。創業支援に興味がある人はふるってご応募いただきたい。

薩摩川内市が創業支援のセンター長を募集中！市役所からコメント

（創業手帳・編集部）
今回の募集の目的、狙いは何ですか？

（薩摩川内市・諏訪原様）
薩摩川内市では、平成２８年４月に薩摩川内市産業支援センターを設置することとしています。
同センターでは、企業支援、創業支援の専門家である「コーディネーター」を配置し、市内の企業が抱える課題への対応、創業など新たな事業展開への支援、企業間や関係機関との連携など総合的な支援を行います。
今回、本事業を取り組むにあたり、企業支援、創業支援に関する経験や知識、ノウハウ等をお持ちのコーディネーターを募集しています。

（創業手帳・編集部）
市内の創業の状況について教えてください。

（薩摩川内市・諏訪原様）
薩摩川内市は、平成２７年２月に、産業競争力強化法に基づき、「創業支援事業計画」に認定を受けました。
本年度に実施した創業スクールにおいては、創業セミナーを７０名、創業塾を５４名が受講しており、取り組みたい事業も飲食業、子育て、介護、製造業など様々です。そのうち、数件が実現に向けて具体的に話が進んでいる状況です。

また、本市の中心市街地では、平成２４年度～平成２７年度（１２月２８日現在）の約４カ年で飲食、理美容、あんま・指圧師・施術所など２０店舗、郊外でも１１店舗が開業し、市内の賑わいに貢献いただいています。

（創業手帳・編集部）
どういった方に応募してほしいですか？

（薩摩川内市・諏訪原様）
「自らも相談者と共に考え、行動し結果を出すという思いと、人と人をつなげるコミュニケーション能力、そして解決へのプロセスを描ける人」を理想としており、「情熱」「コミュニケーション能力」「ビジネスセンス」を持ち合わせた方に応募していただきたいと考えています。

（創業手帳・編集部）
全国の創業支援の関係者にメッセージをお願いします。

（薩摩川内市・諏訪原様）　
本市では、川内商工会議所、薩摩川内市商工会、日本政策金融公庫川内支店、㈱薩摩川内市観光物産協会、薩摩川内市の５団体で、市内の創業の機運を高め、創業までの支援、創業後のフォローアップを連携して取り組むため「創業支援ネットワーク」を構築しています。
創業者の悩み、心配事は様々で、どのような策でその不安を取り除けるか、ネットワーク会議の中で知恵を出し合っています。
何かを始めたいと話をされる創業予定者の方の瞳はキラキラしていて、相談を受ける私たちもワクワクしてきます。でも残念ながら１年後の廃業率が高いのもまた事実。その時の瞳は輝きを失い、とても残念です。そうならないよう、「伴走型支援」を年頭に入れて「創業のまち○○○」、「創業するなら○○○○」を共に目指しましょう。全国津々浦々、そのような街が多くなれば、素敵なことだと考えています。