注目のスタートアップ

株式会社ゼニス「レゾナンス」 鳥本時彦|都内有数のビジネス街に事務所を構えられるバーチャルオフィス事業が注目の企業


都内有数のビジネス街に事務所を構えられるバーチャルオフィス事業で注目されているのが、鳥本時彦さんが2016年1月に創業した株式会社ゼニスです。

‶バーチャルオフィス” とは、実際に入居することなく、オフィスとしての住所や電話番号など、ビジネスに必要な機能だけを利用することができるサービスのことです。
実際には自分専用の事務所スペースや受付や什器は存在しませんが、その場所を法人住所として登記して名刺に記載することが出来、お客さまからの荷物の受け取りや、商談などの打ち合わせの際にその場所を使うことが出来たりする、とても便利なサービスです。
実際の事業所を構えるよりもはるかに安価で、ビジネス一等地の住所を持つことも可能ですし、場合によっては様々なビジネスシーンにおける付加サービスもあるので、人手が足りずにバタバタしている事業者にも使い勝手が良いサービスと言えるでしょう。

現代ではオンラインビジネスなど実在店舗を構える必要のない事業者も増えているため、バーチャルオフィスの需要が増加してきています。
特に、起業したばかりの皆さんは、事務所を自宅内に構えて活動されることも多いかと思いますが、万一の個人情報漏洩防止や、法人としての社会的信頼性を担保し、いち早く事業を軌道に乗せていく上でも、バーチャルオフィスの利点を上手に活用していくことも経営戦略の一つではないかと思います。

起業家や個人事業主の視点に立ち、その方々が今必要とするサポートサービスを集約して提供している株式会社ゼニスのバーチャルオフィス、その創業者である鳥本時彦さんに、事業の特徴や今後の課題についてお話をお聞きしました。

・このプロダクトの特徴は何ですか?

フリーランスとして働き始めた方や、起業をしたばかりの方、スタートアップ時期の方々にとって、さまざまなメリットを得られるサービスです。
大きな特徴としては以下の6点が挙げられます。

①どんな方にも利用可能
┗会員様は個人事業主をはじめフリーランス、テレワークやノマドワーカー、もちろん法人の方々まで、様々な業種・業態がいらっしゃいます。

②都内一等地の住所を格安でレンタル
┗東京都港区(浜松町)、中央区(銀座)、渋谷区(神宮前)、新宿区(西新宿)という一等地の住所が破格根でご提供できるのは当社のみです。登記、郵便物や宅急便の受け取り報告、届いた郵便物の月4回転送サービスもついています。

③格安転送電話、電話秘書代行サービス
┗電話秘書代行サービスはご指定の番号へ24時間転送するサービスです。取り受けた電話の内容は、即座にメールにて報告いたします。

④リアルタイムで郵便物・電話応対内容の確認が取れる会員専用サイト
┗届いた郵便物や宅急便等の内容、電話代行の応対内容は即座にメールにて報告。

⑤貸し議室も完備
┗クライアント様との打ち合わせや会議など、様々なビジネスシーンに合わせてご利用いただけます。ホワイトボードやプロジェクター、Wi-fiやウォーターサーバーも無料で利用可能です。

⑥有人対応&受付スタッフ常駐
┗バーチャルオフィスサービスでは無人店舗が多い中、レゾナンスはスタッフ常駐なのでお客様にご好評いただいております。

・どのような方にこのサービスを使って欲しいですか?

ベンチャービジネスの立ち上げや個人事務所の開業、フリーランサーとしての独立、あるいは副業の開始など、さまざまな形で起業する方です。

・このサービスが解決する社会課題はなんですか?

ネットやクラウドサービスが発達し、現代社会では「働く場所」を確保することの必要性が従来ほど大きくありません。
特にフリーランスの方や起業したばかりの方は、自宅を作業場にしているというケースがほとんどで、わざわざ実在するスペース(事務所やオフィス)を借りる必要がない現状がございます。
こういった現状で、バーチャルオフィス「レゾナンス」で解決できる大きな点は2点ございます。

1つ目はの経済的支援。
ベンチャービジネスの立ち上げや個人事務所の開業、フリーランサーとしての独立、あるいは副業の開始など、さまざまな形で起業する方の中にも、
「働く場所」としてオフィスを借りる初期費用やランニングコストが大きな負荷になる事が多くございます。

2つ目はプライバシー保護。
最近ではネット上でのフリマアプリやECサイトでの個人間での売買が容易に可能になっております。

ただ、そこには自宅住所を公開しないといけない法律があるため、リスクが生じます。
バーチャルオフィスを利用することにより、公に広めても問題がないビジネス専用の住所として利用して頂けます。

・創業期に大変だったことは何でしょう?またどうやって乗り越えましたか?

バーチャルオフィスって何?と言われることから始まり、お客様にサービスを理解していただくまでに当初は大分お時間を要しました。こんな便利なサービスがある事を皆さんに知ってもらえるように一生懸命宣伝させていただき、今ではおかげさまでお客様に宣伝していただいたり、またそのお客様が紹介していただいたりと本当に人とのつながりに感謝する毎日です。

・今後どういう会社、サービスにしていきたいですか?

店舗拡大を目指しております。
現在は都内4店舗を展開しておりますが、起業する方は全国各地にいらっしゃいます。
全国各地にいる起業をしたい方のために、弊社の店舗も全国展開をしていきます。

・今の課題はなんですか?

コロナの影響も追い風となり、リモートワークが普及したおかげで、バーチャルオフィスという言葉が以前に比べると見聞きされるようになりました。
が、まだまだバーチャルオフィスという言葉は世の中に認知されていませんし、こんな便利なサービスがあると理解されていないのが実情です。
これからもどんどんバーチャルオフィスが働く世の中の人のために活用されるように広めてまいります。

・読者へのメッセージをお願いします。

当社は2016年から浜松町・銀座・渋谷・新宿の4店舗で「バーチャルオフィスのレゾナンス」を軸にスタートアップ・起業する方を応援する事業を展開してまいりました。
多くのお客様からのご愛顧いただき、業界最安値に常にチャレンジし続けることでお客様には大変ご好評いただき、 おかげさまで2021年12月には現利用社数が10088社を突破しました。
これから起業を考えている方々に寄り添い、今後もサービス内容、サポート内容の拡充を行ってまいります。
起業される方は是非ご検討くださいませ。

会社名 株式会社ゼニス
代表者名 鳥本時彦
創業年 2016年1月1日
社員数 15名
資本金 500万円
事業内容 バーチャルオフィス事業
サービス名 バーチャルオフィス「レゾナンス」
所在地 105-0013 東京都港区浜松町2-2-15 ダイヤビル2F
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ バーチャルオフィス バーチャルオフィス東京 バーチャルオフィス格安 バーチャルオフィス渋谷 バーチャルオフィス銀座
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

バーチャル空間サービス「ovice」 あらゆる空間をつなぐ「窓ソケット(β版)」を提供開始
2023年4月13日、oVice株式会社は、空間同士をつなぐ機能「窓ソケット(β版)」の提供を2023年4月12日(水)に開始したことを発表しました。 「窓ソケット(β版)」は、バーチャル空間サービス…
ラウンズ株式会社 合田翔吾|声のバーチャルオフィス事業の開発が注目の企業
声のバーチャルオフィスの事業開発で注目なのが、合田翔吾さんが2018年10月に創業したラウンズ株式会社です。 今やリモートワークやテレワークがすっかり一般的になり、自宅や街のあちこちでオンラインでのミ…
株式会社Urth 田中大貴|メタバースサービスの事業展開が注目の企業
メタバースサービスの事業展開で注目なのが、田中大貴さんが2020年に創業した株式会社Urthです。 メタバースとは、インターネット上に仮想空間を作り出し、その中に自分の化身(アバター)を行動させられる…
バーチャルオフィスなどで活用できるバーチャル空間サービスを開発・提供する「oVice」が45億円調達
2022年8月31日、oVice株式会社は、総額45億円の資金調達を実施したことを発表しました。 oViceは、バーチャル空間サービス「oVice」を開発・提供しています。 見下ろし型の平面の空間にア…
バーチャルプラットフォーム「Oasis」を運営する「エクステンシブル」が「フロンティアコンサルティング」と資本業務提携
2023年1月27日、株式会社エクステンシブルは、株式会社フロンティアコンサルティングと資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 エクステンシブルは、バーチャルプラットフォーム「Oasis」を運…

大久保の視点

世界最大級のビジネスコンテスト・スタートアップワールドカップ東京大会優勝はDigital Entertainment Asset山田耕三さん
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の東京予選である「TOKYO REGIONAL 2024」が、2024年7月19日(金)に開催…
(2024/7/19)
IVSの進化・IVS京都2024現地レポート&島川敏明代表インタビュー
今年のIVSは何が違うのか スタートアップの代表的なイベントである「IVS(アイブイエス)」が、7月4日から6日まで京都市で開催されました。IVSの中で実施…
(2024/7/6)
「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」優勝は物流自動化のRENATUS ROBOTICS安藤 奨馬さん:賞金1000万円獲得!
日本最大級のピッチコンテスト「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」が2024年7月5日(金)に開催されました。 優勝(スタートアップ京都国際賞)…
(2024/7/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】