注目のスタートアップ

マーケティングのクラウドソーシング&紹介プラットフォーム「PRO-SHARE」β版が6月にリリース。平岡社長コメント

マーケティング担当者の育成支援を手がける株式会社テマヒマは、フリーランスの持つプロジェクトとプロのスキルをシェアするプラットフォーム「PRO-SHARE」のβ版を、2018年6月にリリースすることを発表しました。企業とフリーランスのミスマッチを無くし、双方の利益最大化を目指したプラットフォームです。

今回は、「PRO-SHARE」の開発元である、株式会社テマヒマ 代表取締役の平岡 大輔氏に本サービスの概要や今後の展望を伺いました。

良いパートナーと「直接」出会えるプラットフォーム

-まずは「PRO-SHARE」のサービスの概要を教えてください。

フリーランスが持つプロジェクトとプロのスキルをシェアするサービスです。

これによって、自分では対応できない案件をクライアントから依頼されたときに、対応できるスキルを持った人を探すことができます。
また、自分のスキルを登録しておくことで、新規の案件の紹介を受けることができます。

-なぜ「PRO-SHARE」の開発に着手したのですか?

マーケティング支援業界の不健全な状況を変えたいと思ったからです。

マーケティング支援業界が不健全なのは、パートナーが広告代理店一択になっていることが原因です。
広告代理店の機能としてプロモーションのトータルプロデュースがありますが、担当者の専門性の低さゆえ、クライアントにとって不適切な施策や誤った投資の仕方をさせているケースが多く存在します。

また、広告代理店に依頼していても、実際は下請けであるフリーランスの人が実働している状況は珍しくありません。
広告代理店の担当者が介在することにより、プロジェクトの遅延やコスト高、クオリティの低下が至る所で起こっています。

この業界の不健全な状況を改善するために、良いパートナーを探している企業と、自分のスキルを発揮したいフリーランスとを直接結びつけることが必要だと考えました。

-サービスのメリットは何でしょうか?

クライアント企業においては、必要なスキルと出会う機会を得られます。
特定分野のプロへ直接依頼することで、中抜きコストを圧縮したり、実務者と直接意思疎通することができ、クオリティも向上します。

フリーランスにおいては、案件を紹介することで紹介料をもらえる仕組みによって、不労所得を積み上げていくことができます。
クライアントに適切なパートナーを紹介したことで施策がうまくいけば、自身の担当業務において予算増加も期待できます。

また、自分の得意を活かせる新規の案件を他のフリーランスの人から紹介してもらえることもメリットです。

-料金はいくらですか?

無料です。
紹介によって発生した案件から、紹介者への手数料とプラットフォーム利用料を少しだけ徴収させていただきます。

あらゆる無駄をなくし、個人が活躍する世の中へ

-起業の経緯を教えてください。

広告代理店の人間として、webコンサルタントとして、クライアントと対峙してきた中で、不適切なパートナーに依頼しているために無駄なお金の使い方をしている企業をたくさん見てきました。
マーケティングの本質を理解してもらうことと、適切なパートナーを紹介することで、企業が変わるきっかけを提供し、経済の底上げをしたいと思い、起業に至りました。

-今後の夢、展望を教えてください。

個人が活躍する新しい働き方を創造していくことで、もっと活力のある世の中にしていきます。

カテゴリ 有望企業
関連タグ マッチング
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

飲食店の余った料理とユーザーをつないで食品ロスを削減する「TABETE」展開の「コークッキング」が1.1億円調達
2022年1月31日、株式会社コークッキングは、総額1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 フードシェアリングサービス「TABETE」を運営しています。 中食・飲食店舗において、ま…
解体工事の一括見積りサービスの「クラッソーネ」が不動産名義変更サービスの「AGE technologies」と業務提携
2021年10月7日、株式会社クラッソーネは、株式会社AGE technologiesと業務提携契約を締結したことを発表しました。 クラッソーネは、解体工事において専門工事会社と施主をマッチングする一…
移住マッチングプラットフォーム「たびすむ」を運営する「BeA」が1億7,480億円調達
2022年11月1日、株式会社BeAは、総額1億7,480億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を運営する株式会社トラストバンクと、株式会社…
人材エージェント向けAIアシスタント「hachico」開発の「Crossborders」が資金調達
2019年12月10日、Crossborders Innovation株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 人材エージェント向けAIアシスタント「hachico」を開発しています。 無数…
月極駐車場の集客・管理システム「Park Direct」が予約制駐車場サービス「タイムズのB」と連携
2020年12月24日、株式会社ニーリーは、タイムズ24株式会社と提携することを発表しました。 ニーリーは、月極駐車場の募集から契約業務、契約後の月額使用料の収納代行、顧客管理まですべてをオンラインで…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集