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2022年1月6日株式会社HITOKUCHI 荻曽友貴|「ひとくちチョコレート」の事業展開が注目の企業
高品質な「ひとくちチョコレート」の事業展開で注目なのが、荻曽友貴さんが2019年に創業した株式会社HITOKUCHIです。
私たちが普段からよく目にする身近な嗜好品チョコレートは実は大変歴史があり、チョコレートの原料となるカカオは、紀元前2000年ごろに中南米で栽培・加工されたのが始まりと言われています。
当時カカオは非常に高価な「飲み物」として特権階級の人々のみが手にすることが出来るもので、強精・栄養強化・不老長寿など薬としての目的や通貨としてさえ利用されていました。
それが時を経てヨーロッパへと渡り、1700年代の産業革命をきっかけにイギリスで大量生産されるようになり、飲み物から食べ物へと変化を遂げ、庶民にも手が届く嗜好品として愛されるようになりました。ちなみに日本でチョコレートが初めて製造販売されたのは明治時代からです。今では誰もが仕事や家事や勉強の合間に、パクっと口にできる甘くて美味しいお菓子へと変貌を遂げています。
歴史をたどると、本来チョコレートには100以上の効用がある、いわば「薬」としての価値さえあったのですが、現代では食べやすさや普及のしやすさを重視しすぎるあまり添加物が多く含まれるようになり、むしろ健康を害する食べ物という印象さえ生まれてきました。
今ならストレスからチョコレートに手が伸びる、デスクワークの集中を緩和したくてチョコレートに手が伸びるという方も多いのではないでしょうか。
でも食べ過ぎると肌荒れや肥満、病気の原因になるからと、我慢したり敬遠たりジレンマを抱える方も少なくはないと思います。
チョコレートが持つ本来の味わいや人に与える良い影響を今一度取り戻し、しかも誰もが手にしやすい価格で、日常に良質な寛ぎのひと時を与えることが出来るようになることで、生活の質向上にもつながり、歴史ある食べ物「チョコレート」本来の価値を取り戻し、生産国や生産農家の収入増加にもつながる、そんな思いで新たな挑戦を始めた起業家に今注目が集まっています。
株式会社HITOKUCHIの「ひとくちチョコレート」事業の特徴は、国際規格の高級チョコレート原料のみを使用し、チョコレート職人が季節や食材の特長に合わせて微妙な調合を手作業で行い制作されているにもかかわらず、お手頃価格で日常に馴染みやすいチョコレート、いう点です。
株式会社HITOKUCHIの荻曽友貴さんに、事業の特徴や今後の課題についてお話をお聞きしました。
・このプロダクトの特徴は何ですか?
「日々の暮らしで高級チョコレートを楽しんでほしい」という理念で作った毎日食べたくなる上質なチョコレートを、「ひとくちチョコレート」というブランド名でお手軽な価格でお届けしています。
くちどけ感を落としてしまう植物性油脂は使用せず、ヨーロッパ高級ブランドと同じチョコレート原料を使用した至福のくちどけが特徴で、価格は専門店の「半額」でご提供中です。
ビターチョコレートを使用した製造が難しい甘さ控えめのプラリネチョコレート、今までにないみずみずしい果肉のおいしさを職人が0.1度単位で温度調整するまでこだわったチョコレートでコーティングしたフルーツチョコレートをお届けします。
日常的に良質なチョコレートを少しずつ楽しんでいただくために、定期配送便をご用意しているのも特徴の一つです。
・どういう方にこのサービスを使ってほしいですか?
まずチョコレート好きの方にはぜひ食べていただきたいです。
「今日は良いことがあったから、美味しいチョコレートが食べたいな」。そう思った時に、量販店で販売されているような植物油脂が入ったチョコレートではなく、少しの量で満足感が非常に高い「ひとくちチョコレート」の商品をぜひご利用下さい。
また、チョコレートになじみの薄い方も「ひとくちチョコレート」をきっかけに、チョコレートの美味しさや体中に染みわたる癒しや満足感を体感頂けたら嬉しいです。
・創業期に大変だったことは何でしょう?またどうやって乗り越えましたか?
実は創業当初はオフィスでのチョコレート販売から始まりました。とても好調だったのですが、創業のタイミングとコロナ禍が重なってしまい事業プランの変更を余儀なくされました。
その後、オンライン販売に注力し、まずは自分の友人知人に買っていただくところから始め、結果として日本最大のクラウドファンディングMakuakeでチョコレート歴代2位の支援金額を達成することができました。
・どういう会社、サービスに今後していきたいですか?
私は昔からチョコレートが大好きで、ヨーロッパ含め食べ歩きの旅によく出かけます。
食べたチョコレートについてはすべてメモを取り、日々たのしみながら研究をする毎日。そんな中で、ひとつ気づいたことがあります。
それは、日本ではすこし贅沢な価格の、いわゆる「高級チョコレート」はバレンタインや特別なギフトとして捉えられており、本場ヨーロッパのような「日々の暮らしのたのしみ」としてたのしむものとして浸透していないという現実でした。
日本でも、上質なチョコレートをもっと気軽に日々の暮らしでたのしめるようになれば、1年に1度のあのバレンタインのような幸せな時間を、毎月、毎日たのしむことができます。それは、きっととても幸せなライフスタイルの始まりだと私は考えています。
「今日は、特別なチョコレートが食べたいな。でも、高級チョコレートはちょっと贅沢すぎて…」そんな方々のために、「ひとくちチョコレート」は普段の暮らしをより格別にするチョコレートブランドでありたいと考えています。
・今の課題はなんですか?
「日々の暮らしで高級チョコレートをたのしむ」というライフスタイルを日本で築き上げるにはまだまだ販売量が足りません。
現在は青山国連大学前で開催されるファーマーズマーケットにも定期的に出店しておりますが、販売拡大にあたってオンラインだけでなくオフラインチャネルの重要さも実感しております。
今後の課題としては、顧客接点をいかに拡大していくかを、リソース、生産体制などとバランスを取りながら事業の成長ができればと思っております。
・読者にメッセージをお願いします。
日々課題に直面しながらも、お金を払ってくださる(応援してくださる)お客さまがいらっしゃるからこそ、次の投資をおこなうことができ、事業の成長につながっています。何かチャレンジしてみたい、と思っていらっしゃる方には、長々と時間をかけて事業計画を作るよりも、まずは何でも良いので商品、サービスを最低限の形にしてお客さまを探すところから始めることを強くおすすめします。
会社名 | 株式会社HITOKUCHI |
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代表者名 | 荻曽友貴 |
創業年 | 2019年 |
資本金 | 100万円 |
事業内容 | チョコレート企画・製造販売 |
サービス名 | 「ひとくちチョコレート」 |
所在地 | 東京都渋谷区恵比寿2−28−10 |
カテゴリ | 有望企業 |
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関連タグ | HITOKUCHI ギフト ひとくちチョコレート ライフスタイル 荻曽友貴 |
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