地域の創業のアイデアを競う「福岡よかとこビジネスプランコンテスト」が8月より募集開始!

福岡県内の地域資源を活かした新しいビジネスや地域課題を解決するビジネスを創出するために、福岡県は「福岡よかとこビジネスプランコンテスト2018」の開催を発表しました。

2018年8月から募集が始まっている本イベント。今回は、運営を行なっている福岡県ベンチャービジネス支援協議会の花村 和樹氏に本イベントの概要や魅力について伺いました。

ー本イベントの概要を教えてください。

地域資源や地域課題と、福岡県内において創業を希望する方のアイデアやノウハウを掛け合わせ、新しいビジネスを創出し、地域経済の活性化を図ることを目的として実施しているビジネスコンテストで、今年で4回目となります。応募者は、各地域中小企業支援協議会(市町村、商工会議所・商工会、金融機関、専門家等)からサポートやアドバイスを受け、創業の準備が出来るメリットがあります。

ーこのコンテストのユニークな点は何ですか?

福岡県の地域資源の活用や地域課題を解決することに主軸を置いている点と地域ぐるみで創業をサポートする点です。

ー各地域の抱える問題として、どのようなものが挙げられますか?

人口減少、雇用創出、農林水産業の担い手不足、子育て環境整備、学力問題などが例に挙げられます。これはあくまで一例であり、地域課題はそれぞれの自治体によって異なり多岐分野に渡ります。

ー福岡の創業の状況はいかがでしょうか?

福岡県の平成29年度の開業率は6.86%で、全国平均の5.55%を大きく上回る高い数値となっています。

ー福岡出身の起業家で個人的に注目している方はいますか?

株式会社糸島ジビエ研究所の西村直人氏です。「福岡よかとこビジネスプランコンテスト2016」の大賞受賞者で、多くの自治体が問題を抱えている有害鳥獣対策という地域課題を解決し、かつ、食肉や革製品等として加工し、地域資源を生み出しています。地域課題を地域資源に転換できることは非常に素晴らしいビジネスプランだと思います。

ー福岡はなぜ、創業で注目されているのでしょうか?

まず、豊かな自然や文化、空港や新幹線などの交通利便性が高い環境、多数の大学の存在など、住みやすく働きやすい環境であると言えます。また、福岡県自身も創業・ベンチャー支援に力を注いでおり、ベンチャー企業とビジネスパートナーのビジネスマッチングの場を提供するために、フクオカベンチャーマーケットを20年近く運営しております。

加えて、福岡県内の全市町村が創業支援事業計画を策定し独自の支援を設けたり、自治体や民間企業がコワーキングスペースを設置したりと、創業・ベンチャー支援環境が醸成されています。“創業しやすい県”として県内外から注目されることにより、チャレンジしようという価値観が浸透し、より多くの創業や、そこと繋がりたい企業が集まってくるという相乗効果が生まれています。

ー起業家にメッセ―ジをお願いします。

本コンテストを通じて、福岡県の地域活性ならびに福岡県を代表するような企業を育成したいと考えております。福岡県を拠点として創業したい方、福岡県が好きで地域課題に取り組みたいと思っている方、とにかく熱い想いを持たれている方など、創業に向けてサポートいたしますので、ご応募お待ちしております!

応募要件

福岡県内で創業を希望する方
※創業予定地域(市町村)を特定する必要があります。
※必ずしも県内への転居を必要とするものではなく、地域内に何らかの拠点をおいて事業を開始する場合を含みます。
※創業前の場合は3年以内に事業に着手する見込みであること、創業後の場合は応募時点で創業から1年未満であること。
※現在事業を行っている方であっても、新たなビジネスに挑戦する場合は応募可能です。
※応募は1人1件までとします。また、法人、団体での応募はできません。
※過去に当コンテストに応募したものの中で、公開審査会で発表したビジネスプランについては応募の対象外とします。(ただし、事業内容の大幅な改善・変更がある場合は応募可能とする。)
※審査では『ビジネスプランの実現可能性』『地域社会へのインパクト』『起業家精神』が評価されます。

表彰・賞金

大賞:賞金50万円
部門賞(実現可能性の高いもの):賞金10万円
部門賞(地域への波及効果が期待できるもの):賞金10万円
部門賞(応募者の起業家精神に期待できるもの):賞金10万円

詳細・お申し込みはこちらから

「福岡よかとこビジネスプランコンテスト」についての詳細は、こちらからご覧ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ イベント
関連タグ ビジコン 地方創生
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

イベントの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

マネーフォワードによる地方創生プロジェクト 地域中小の導入促進
株式会社マネーフォワードは「MFクラウド地方創生プロジェクト」を開始すると発表しました。 北九州市と長崎県松浦商工会議所と提携し、地域の中小企業の「MFクラウドシリーズ」導入を促進します。 また、会計…
地域ビジネスのための顧客データ収集・連携・活用プラットフォーム「Horai」提供の「scheme verge」が資金調達
2022年5月10日、scheme verge株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社サンケイビルと、三菱UFJキャピタル株式会社が運営するファンド(三菱UFJキャピタル…
食コミュニティ運営の「キッチハイク」がオンライン・イベントx食コミュニティの新サービス「ふるさと食体験」を正式リリース
2020年12月21日、株式会社キッチハイクは、新サービス「ふるさと食体験」を正式リリースしたことを発表しました。 キッチハイクは、食べることが好きな人同士が集まって食と交流を楽しめるサービス「キッチ…
SNSユーザーのレイティング事業の「レポハピ」が1.3億円調達
2019年1月22日、株式会社レポハピは、総額1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 NSをアクティブに利用する消費者の興味、拡散傾向と反響結果を蓄積、評価することで口コミ力を可視…
BS放送局「BS松竹東急」に総合不動産サービスプロバイダーの「ザイマックス」が出資
2022年8月25日、BS松竹東急株式会社と株式会社ザイマックスは、ザイマックスを引受先とする第三者割当増資について合意したことを発表しました。 BS松竹東急は、松竹グループと東急グループのコラボレー…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得は宇宙ビジネスの蓮見大聖さん明治大学4年「AMATERAS SPACE」
2024年3月13日(木)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第2回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2024/3/13)
Coral Capitalが虎ノ門ヒルズで「Startup Aquarium 2024」を開催。VCが大規模キャリアイベント
ベンチャーキャピタルのCoral Capitalが主催する「Startup Aquarium 2024」が2024年3月2日(土)に虎ノ門ヒルズで開催されま…
(2024/3/2)
優勝はブラジルから参加のBVC中山充さん!2/26 起業家プレゼン&交流大会「ライトニングトーク東京」
2024年2月26日、創業手帳主催のショートプレゼン大会「ライトニングトーク東京」を開催いたしました。 このイベントは、オンリーワンのサービスやストーリーを…
(2024/2/26)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】