創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年9月9日革新的な加水分解技術を保有する「日本ハイドロパウテック」が4億円調達

2025年9月8日、日本ハイドロパウテック株式会社は、約4億円の資金調達を発表しました。
引受先は、タイで化学品ビジネスを展開するInabata Thai Co., Ltd.です。
日本ハイドロパウテックは、独自の加水分解技術を保有しており、この技術を活用して食品の企画・開発・製造・販売を行っています。
2024年4月に、海外子会社であるHydro Powtech Singaporeの運営を開始し、戦略的自社ブランドであるANY1 CHOCOの店舗展開と、加水分解物製品のASEAN市場での販路開拓を本格化させています。
今回の稲畑産業株式会社タイ法人であるInabata Thaiからの出資により、Inabata Thaiとタイを生産、販売拠点としたASEAN市場における戦略的パートナーシップを構築します。
加水分解は水分子と化合物の反応によって原料を分解する化学プロセスです。食品領域では、主に発酵や醸造の要となっています。
日本ハイドロパウテックは化学薬品を一切使わず、短時間かつ低エネルギーで加水分解を実現する独自技術を保有しています。
この技術は、菌数を抑えて利用できる、栄養・風味を保持できる、品質を保持できる、発酵過程を短縮できるといった複数の利点を有しています。
従来の発酵過程は時間がかかり、現代的な加水分解技術は化学処理を行うための設備投資が必要となるという課題を抱えていますが、日本ハイドロパウテックの技術はこうした課題を解決するものとなります。
日本ハイドロパウテックはこの技術を基盤に、食品加工の世界で新たな道を切り拓いています。
企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との連携・提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | ASEAN市場 IK-T Inabata Thai 加水分解 原料 技術 日本ハイドロパウテック 株式会社 発酵 稲畑産業 資金調達 醸造 食品 食品加工 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2025年3月6日、Ubie株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、日本郵政キャピタル株式会社です。 Ubieは、症状検索エンジン「ユビー」や、医療機関向け業務効率化サービス「ユ…
2022年9月12日、株式会社テコテックは、ジオテクノロジーズ株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 テコテックは、ブロックチェーン事業や、NFT特化型SaaS「Spize」、NF…
2022年8月2日、Yoom株式会社は、総額8億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、2022年6月23日付で新会社Yoom株式会社を設立し、株式会社TimeTechnolog…
2022年10月11日、株式会社CaTeは、4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社サムライインキュベートが運営するファンドです。 直近では、2022年3月10日に1…
2023年4月20日、株式会社バイオームは、総額3億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 バイオームは、いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」、生物調査専用アプリ「B…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…