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卸電力市場を活用して自家発電設備等の運用を最適化するシステムを提供する「Flying Duck」が1億円超調達

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2025年9月5日、株式会社Flying Duckは、1億円超の資金調達を発表しました。

Flying Duckは、卸電力市場を活用して自家発電設備等の運用を最適化するシステムを提供しています。

今回調達した資金は、採用・組織拡大、既存システムの改良・高度化に活用します。


SDGs(持続可能な開発目標)の推進により、国内でも太陽光発電などの再生可能エネルギーの普及に向けた取り組みが進んでいます。

これにより電力の供給源が多様化してきていますが、一方で新たな電力需給問題も顕在化しています。

たとえば、太陽光発電は日中に発電し夜間は発電しません。そのため、日中は太陽光発電によって電力消費をまかなうため実質電力需要は減少し、夕方以降は急速に実質電力需要が上昇します。

この需給に対処するには、再エネ電源の立地場所と大消費地をつなぐための送電網の整備や、系統用大型蓄電池の投資などが必要となり、コストがかかります。そこで、需要のピーク時に電気の供給量に合わせて需要家が電気の消費を抑制するデマンドレスポンス(DR)の重要性が高まっています。

このような背景のもと、Flying Duckは卸電力市場を活用して自家発電設備等の運用を最適化するシステムを提供しています。

事業の大きな成長のためには戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ DR Flying Duck エネルギー ダックカーブ 数理最適化 最適化 株式会社 発電設備 脱炭素化 資金調達 電力 電力市場 電気
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