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2025年4月4日自動運転大型トラックソリューションを開発する「ロボトラック」が3億円調達

2025年3月31日、株式会社ロボトラックは、総額3億円の資金調達を発表しました。
ロボトラックは、2021年に自動運転企業として米国で上場し、自動運転トラックの世界初の完全無人走行テストに成功したTusimple社の共同創業者によって設立された企業であり、自動運転大型トラックソリューションを開発しています。
また、経済産業省の「モビリティDX促進のための無人自動運転開発・実証支援事業」に採択され、2025年2月より新東名高速道路駿河湾沼津SA―浜松SA間で走行テストを実施しています。
駿河湾沼津SA―浜松SA間の実証実験を重ねた後、段階的に走行区間を拡大し、2025年11月には東京-名古屋の区間(約300km)でレベル4相当の実証実験を実施する予定です。
さらに、開発強化や事業拡大のため、物流事業者と連携した実証実験や、量産化を目指すためのインフラ関連企業との連携強化を目指していきます。
自動車の自動運転技術は、交通事故の顕著な減少、人件費の圧縮、交通効率の向上、渋滞の緩和といった多岐にわたる革新をもたらす次世代技術として、世界中で研究開発が加速しています。
従来の自動車交通は、物流業界における労働力不足、高コスト、交通事故の多発、過疎地域での交通弱者の存在など、さまざまな問題を引き起こしています。
自動運転技術は、これらの課題を一気に解決する可能性を秘めており、早期の社会実装が強く期待されています。日本においては、2023年4月に改正道路交通法が施行され、レベル4の自動運転が一部解禁されました。
自動運転は自動化の度合いによって6段階に分類され、レベル4は特定の地域や条件下での完全自動運転を意味します。たとえば、専用道路での無人バス運行などが該当します。
物流業界は、人手不足や、積載効率の低下、2024年問題といった複数の課題に直面し、現状のサービス水準を維持することに困難が生じています。しかし物流は経済や国民生活にとって必要不可欠な存在であるため、持続可能な体制を構築することが求められています。そこで強い期待が寄せられているのがトラックの自動運転技術です。
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