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3Dプリント義足ソリューション事業を展開する「インスタリム」が11億円調達

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2025年3月26日、インスタリム株式会社は、総額約11億円の資金調達を実施したことを発表しました。

インスタリムは、高品質・低価格な3Dプリント義足を製造・販売するクリニック事業と、義足の3D設計・製造ソリューションを提供し材料販売を行うライセンス事業を日本・インド・フィリピンで展開しています。

クリニック事業では、フィリピン・インドで5000本以上の3D義足等の提供実績があり、フィリピンではシェアNo.1を獲得しています。

また、ライセンス事業では、3D義足製造ソリューションが、世界最大規模の義足製造組織であるインド義足製造公社(ALIMCO)や、義足分野での世界最大のNGOであるジャイプールフット(BMVSS Jaipur Foot)に導入されています。

今回の資金調達を通じ、2025年度のウクライナ・インドネシア・ナイジェリアの多国同時展開を実施し、5年以内に前グローバル・サウスエリアの網羅を目標に事業を展開します。


義足は、事故や病気などにより失われた脚の代わりとして装着する人工の脚です。歩行・走行・立位を補助し、使用者の生活の質(QoL)を向上させます。

国内では年間約5000人が下肢切断を受けており、義足利用者は約10万人とされています。また、世界では約3500万人以上が下肢切断を経験しており、義足利用者は約2000万人と推定されています。

義足を利用できるかどうかは、地域の医療体制、義足の供給状況、経済的要因によって左右されます。特に開発途上国や貧困国では、義足の利用率が低い傾向があります。

このような状況に対応するため、インスタリムは、3DプリンターやAI技術を活用し、安価で高品質な義足を提供しています。

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カテゴリ 有望企業
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