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Web3ゲームやプラットフォーム事業を手がける「Mint Town」が7億円調達

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2025年3月10日、株式会社Mint Townは、総額7億円の資金調達を実施したことを発表しました。

Mint Townは、株式会社BLOCKSMITH&Co.と共同開発したWeb3ゲーム『キャプテン翼 -RIVALS-』の運営や、Web3ゲームの開発、プラットフォーム事業を展開しています。

今回調達した資金は、『キャプテン翼 -RIVALS-』のMini Dappsのマーケティング強化に活用します。独自トークン「$JOHN」を軸とした戦略的な施策を展開し、コミュニティの拡大とエコシステムの活性化を加速させます。


Web3ゲームは、ブロックチェーン技術を活用し、新たなゲーム体験を提供するものです。ブロックチェーンゲーム、NFTゲーム、GameFiなどとも呼ばれています。

この新しい形態のゲームでは、プレイヤーはゲームをプレイすることでNFTや暗号資産を獲得できます。この仕組みは「Play to Earn(遊んで稼ぐ)」と呼ばれています。

従来のソーシャルゲームやビデオゲームでは、プレイヤーはゲーム内の通貨を稼ぎ、アイテムを入手し、キャラクターを強化できます。しかし、これらの努力は基本的にゲーム内でのみ価値を持ち、現実の通貨に変換することはできません。

一方で、ゲーム内アイテムや育成したキャラクター、アカウントにはプレイヤーにとっての価値があるため、現実のお金を支払って取引するRMT(リアルマネートレード)が行われることがあります。多くのゲームではRMTが禁止されていますが、公式に認められているゲームもあります。

ただし、こうした取引ではハッキングやチートなどの不正行為が発生しやすく、健全な経済圏の確立が難しいという課題があります。また、ソーシャルゲームのサービス終了によって、プレイヤーが築いた価値や資産が消失することも問題視されています。

こうした課題を解決するために登場したのがWeb3ゲームです。Web3ゲームは、ブロックチェーン技術を活用し、ゲーム内外での健全な経済圏を構築します。

たとえば、対戦や大会での勝利、クエストの達成などの活動によって暗号資産を獲得できます。さらに、ゲーム内アイテムやキャラクターがNFTとして存在するため、それらをNFTマーケットで売買することも可能です。

Web3ゲームは、ゲームの枠組みを大きく変革する可能性を持ち、業界内で注目されています。

Mint Townは、Web3ゲームの開発だけでなく、プラットフォームの構築にも取り組み、業界の成長とWeb3の普及に貢献することを目指しています。

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カテゴリ 有望企業
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