注目のスタートアップ

新卒採用支援サービスを提供する「ABABA」が12.5億円調達

company

2025年3月7日、株式会社ABABAは、総額12億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ABABAは、ダイレクトリクルーティングサービス「ABABA」や、就活版全国共通模試「REALME」を提供しています。

「ABABA」は、最終面接まで進んだ就活生だけが登録できるダイレクトリクルーティングサービスです。

最終面接で採用できなかった就活生に送付する不採用通知メールで「ABABA」への登録を促し、最終面接まで進んだ就活生として他企業のスカウトを受けられる機会を提供することで、就活生の心理的ストレス軽減に貢献するほか、採用企業のブランディングや、優秀な人材の採用にかかる工程の削減にも貢献します。

「REALME」は、AI面接を通じ、自己分析から面接練習までの就活対策を進められるサービスです。約20分間のAI面接を受験することで、新卒採用において重視される項目・能力が点数化されます。これにより、改善ポイントや自身に合った業界などを知ることが可能です。

今回調達した資金は、既存事業のさらなる成長や、新規サービスの研究開発に活用します。


新卒の就職活動は将来の人生に大きな影響を与える可能性がある重要なイベントです。

この就職活動では、短期間で将来を決定しなければならないプレッシャーや、失敗すると修正が難しいというストレスが大きな課題となっています。

なかでも不採用通知は候補者に強い精神的な負担を与えます。とくに最終面接まで進んだものの不採用となった場合、そのショックは計り知れません。

さらに、この通知は「お祈りメール」と呼ばれる定型的な文章で送られることがほとんどであり、応募者のモチベーションを下げるだけでなく、企業の印象が悪化する要因にもなっています。

一方で、企業は同時期に多数の候補者の対応を行う必要があるため、不採用通知の効率化という観点から「お祈りメール」を避けるのは難しいのが実情です。しかし、企業イメージの向上を考えれば、よりよい対応をしたいと考える企業も存在します。

ABABAは新卒ダイレクトリクルーティングサービス「ABABA」を通じ、こうした課題の解決を目指しています。

最終面接に進んだということは、その学生の優秀さを示す証拠でもあります。そのため、彼らの情報を他の企業と共有することで、採用プロセスの効率化につなげることが可能です。

「ABABA」は、不採用通知を単なる「お祈りメール」ではなく、他の企業に優秀な学生であることを推薦する「お祈りエール」に変えることで、企業イメージの向上というメリットを提供しています。

これにより、企業・候補者双方にとってメリットのあるダイレクトリクルーティングサービスとして急速に成長しており、今後のさらなる発展が期待されています。

人材の採用は、企業の成長に直結する重要な業務です。しかし創業期は人材採用のノウハウがなく、さらに大きな投資となることが想定されることから、しっかりと準備をすることが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期における人材採用のノウハウを詳しく解説しています。

また、こちらも無料でお送りしている「資金調達手帳」では、資金調達に関する情報も提供しています。企業の成長にとっては人材も資金もどちらも重要です。最適な施策を打つには、しっかりと情報を入手することが重要です。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ABABA AI面接 BtoB HR REALME お祈りエール スカウト ダイレクトリクルーティング 人事 人材 人材採用 効率化 学生 就活 就活生 採用 採用活動 新卒 最終面接 株式会社 資金調達 面接
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

住宅ローン借り換えサービス提供の「インフィニティエージェント」が住宅ローン「フラット35」を取扱う「FBモーゲージ」
2020年10月8日、株式会社インフィニティエージェントは、FBモーゲージ株式会社と業務提携したことを発表しました。 インフィニティエージェントは、AIを活用した住宅ローン借り換えサービス「住宅ローン…
ブロックチェーン・プラットフォーム開発の「ToposWare」が1億9,700万円調達
2020年5月11日、株式会社ToposWareは、総額1億9,700万円の資金調達を実施したことを発表しました。 高度な情報セキュリティを求める行政機関・企業・個人に向け、次世代のデータ・プラットフ…
「愛知銀行」「愛知キャピタル」が消防点検の依頼・管理サービス「スマテンBASE」などを展開する「スマテン」に出資
2022年10月14日、株式会社愛知銀行と、投資専門子会社の愛知キャピタル株式会社は、「あいぎんベンチャーファンド1号投資事業有限責任組合(金しゃち)」を通じて、株式会社スマテンに出資を実行したことを…
M&Aマッチングプラットフォームを運営する「M&Aナビ」 株主として金融機関グループ4社が新たに資本参画
2024年12月2日、株式会社M&Aナビは、とちぎんキャピタル&コンサルティング、南都キャピタルパートナーズ、みずほキャピタル、りそなキャピタルの4社が新規株主として参画したことを発表しました。 M&…
「京銀輝く未来応援ファンド3号 for SDGs」が新規疼痛薬やがん免疫増強薬などの研究開発を行う「BTB創薬研究センター」に出資
株式会社京都銀行は、グループ会社の京銀リース・キャピタル株式会社と共同で設立した「京銀未来ファンド3号」が、第7号案件として、株式会社BTB創薬研究センターに出資したことを発表しました。 BTB創薬研…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集