創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年12月19日ナレッジプラットフォーム「Qast」を運営する「any」が10.55億円調達

2024年12月4日、any株式会社は、総額約10億5500万円の資金調達を実施したことを発表しました。
anyは、ナレッジプラットフォーム「Qast(キャスト)」を運営しています。
社内に埋もれている膨大な資料や個人のノウハウを引き出し、企業のナレッジマネジメントを促すクラウドサービスです。
社内の資料をアップロードすることで、ファイルの分類・要約を自動で実施します。また、そのデータを参照し、業務で発生する質問に対して生成AIが回答するRAG(Retrieval Augmented Generation)というシステムを搭載しています。
さらに、Q&A機能とKnowWho機能により、人びとの知識・経験を引き出すサポートをしています。
今回の資金は、「Qast」のAI機能の強化、マルチプロダクト展開、市場の認知拡大などに充当します。
ナレッジとは、個人や組織にとって有益な知識・経験・ノウハウなどのことです。その共有は組織が成長するために欠かせない要素のひとつです。
ナレッジが適切に共有されていない場合、ノウハウを持った人材が退職するとその知識が失われてしまう、過去に実施済みの業務を再び調査する手間がかかる、改善策を見失うといった問題が発生する可能性があります。これらの問題は即座に表面化しないかもしれませんが、組織の成長を妨げ、結果的に競争力を低下させる要因となります。
ナレッジの共有は基本的なことだと認識している人も多いでしょう。しかし実際には、ナレッジ共有の仕組みを意識的に構築している組織は少なく、その重要性が十分に認識されていないケースも多く見受けられます。
ナレッジマネジメントは、個人が持つ知識・経験・ノウハウなどを組織全体で共有管理して活用する手法です。anyは、生成AIを搭載したナレッジプラットフォーム「Qast」を通じて、組織のナレッジマネジメントに貢献しています。
事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | any BtoB Qast クラウドサービス ツール ナレッジ ナレッジマネジメント ノウハウ プラットフォーム 株式会社 生成AI 知識 経験 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年4月6日、株式会社戦国は、株式会社大広九州と資本業務提携を行ったことを発表しました。 戦国は、福岡天神「esports Challenger’s Park」をホームスタジアムとして活動するプ…
2021年10月27日、株式会社AirXは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、双日株式会社です。 AirXは、ヘリコプター遊覧予約「AIROS Skyview」と、ヘリコプターチャータ…
2023年11月27日、ストリーツ株式会社は、総額約5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 深津貴之氏、株式会社テレビ大分、株式会社テレビ愛媛、山陰中央テレビジョン放送株式会社と業務提…
2022年12月9日、株式会社KOKYUは、新サービス「KOKYUの食プロ」を提供開始したことを発表しました。 「KOKYUの食プロ」は、管理栄養士と専属スタッフによりオンラインで食事指導するサービス…
2023年9月12日、株式会社MILIZEは、クォンツ・リサーチ株式会社と2023年7月に資本業務提携を締結したことを発表しました。 MILIZEは、金融工学とAI・DXをつなぐプロフェッショナル人材…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…