注目のスタートアップ

ナレッジプラットフォーム「Qast」を運営する「any」が10.55億円調達

company

2024年12月4日、any株式会社は、総額約10億5500万円の資金調達を実施したことを発表しました。

anyは、ナレッジプラットフォーム「Qast(キャスト)」を運営しています。

社内に埋もれている膨大な資料や個人のノウハウを引き出し、企業のナレッジマネジメントを促すクラウドサービスです。

社内の資料をアップロードすることで、ファイルの分類・要約を自動で実施します。また、そのデータを参照し、業務で発生する質問に対して生成AIが回答するRAG(Retrieval Augmented Generation)というシステムを搭載しています。

さらに、Q&A機能とKnowWho機能により、人びとの知識・経験を引き出すサポートをしています。

今回の資金は、「Qast」のAI機能の強化、マルチプロダクト展開、市場の認知拡大などに充当します。


ナレッジとは、個人や組織にとって有益な知識・経験・ノウハウなどのことです。その共有は組織が成長するために欠かせない要素のひとつです。

ナレッジが適切に共有されていない場合、ノウハウを持った人材が退職するとその知識が失われてしまう、過去に実施済みの業務を再び調査する手間がかかる、改善策を見失うといった問題が発生する可能性があります。これらの問題は即座に表面化しないかもしれませんが、組織の成長を妨げ、結果的に競争力を低下させる要因となります。

ナレッジの共有は基本的なことだと認識している人も多いでしょう。しかし実際には、ナレッジ共有の仕組みを意識的に構築している組織は少なく、その重要性が十分に認識されていないケースも多く見受けられます。

ナレッジマネジメントは、個人が持つ知識・経験・ノウハウなどを組織全体で共有管理して活用する手法です。anyは、生成AIを搭載したナレッジプラットフォーム「Qast」を通じて、組織のナレッジマネジメントに貢献しています。

事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB クラウドサービス ツール ナレッジ ナレッジマネジメント ノウハウ プラットフォーム 株式会社 生成AI 知識 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

インフルエンサーのエージェント事業を展開する「アナライズログ」が「朝日放送テレビ」と資本業務提携
2021年9月1日、株式会社アナライズログは、朝日放送テレビ株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 アナライズログは、YouTuberなどのインフルエンサーのエージェント事業を展開…
保護犬猫マッチングサイト「OMUSUBI」やフレッシュペットフード「PETOKOTO FOODS」などを展開する「PETOKOTO」と「JR東日本スタートアップ」が資本業務提携
2023年3月15日、株式会社PETOKOTOは、JR東日本スタートアップ株式会社と、資本業務提携することに合意したことを発表しました。 PETOKOTOは、フレッシュペットフード「PETOKOTO …
解体工事DXプラットフォームを運営する「クラッソーネ」が12.2億円調達
2024年5月10日、株式会社クラッソーネは、総額約12億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 クラッソーネは、解体工事DXプラットフォーム「クラッソーネ」を運営しています。 解体工…
データサイエンスで災害情報を可視化・予測する「Spectee」が資金調達
2021年9月16日、株式会社Specteeは、資金調達を実施したことを発表しました。 SNSや気象データなどから解析した災害情報をリアルタイムに配信するサービス「Spectee Pro」や、AI開発…
汗分析による肌の健康美に関わる指標をトラッキングするサービスを提供する「PITTAN」が資金調達
2023年4月18日、株式会社PITTANは、資金調達を実施したことを発表しました。 PITTANは、汗分析による肌の健康美に関わる指標をトラッキングするサービスを開発しています。 汗採取パッチを2分…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集