注目のスタートアップ

国際流通関連サービスを提供する「ユアトレード」が3.5億円調達

company

2024年11月14日、ユアトレード株式会社は、総額3億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ユアトレードは、国際流通関連サービスを提供しています。

一般貿易や越境ECを展開する事業者を対象に、現地での返品商品や滞留在庫品を、データ活用やECマルチチャンネル販売を通じて、海外で再流通させています。

また、さらなる成長が見込まれる越境EC領域において、従来よりも早く・手軽に・データドリブンに海外ECに商品を販売できるサービス「nomino global」の展開も予定しています。

今回の資金は、事業拡大の加速とグローバル展開を行う組織体制の強化に充当します。


経済産業省「令和4年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、2022年において、日本・米国・中国3か国での越境EC市場規模はいずれの国の間でも増加しています。

具体的には、中国消費者による日本事業者からの購入額は約2.25兆円、米国消費者による日本事業者からの購入額は約1.3兆円となっています。

国内市場は少子高齢化の影響で縮小が見込まれるため、海外需要の獲得が事業成長の鍵となります。

越境EC参入にあたっては、返品対応が重要です。日本では返品文化が根付いていませんが、海外では返品が一般的です。とくにファッションアイテムではサイズ違いによる返品が多く、海外ECでは返品率が高いのが実情です。しかし、海外から返品を受け取るには高額なコストがかかり、多くの事業者は現地で廃棄する対応を取っています。

こうした課題に対し、ユアトレードは返品商品を回収し、現地で再販するサービスを提供することで、越境ECにおける返品問題の解決を図っています。

ECはコロナ禍において販路開拓や販路拡大のための重要なチャネルとなりました。一方でECにはEC独自の集客ノウハウが存在します。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、ネット通販のはじめ方や、ネットでの集客ノウハウについて詳しく解説しています。

また、新たな事業に参入するには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB ECサイト nomino nomino global オンラインストア ユアトレード 再販 台湾 商談 回収 株式会社 海外 滞留在庫 販売 貿易 資金調達 越境EC 輸出入 返品
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の仕方を大解剖!初めての素人でも失敗しない起業の6つのステップと手順とは?
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
事業計画書とは?書き方の18ステップやメリットを解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

杉の天然成分を活かしたオーガニックペット用品などを展開する「杉のチカラ」が資金調達
2022年11月14日、杉のチカラ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 杉のチカラは、杉の人工林の整備放棄問題(森林荒廃)を解決するため、杉の化学成分を利活用したペット用品を開発・展開し…
「アンドパッド」が住宅業界の検査品質の標準化を実現する「ANDPAD検査」を大幅リニューアル
2022年11月21日、株式会社アンドパッドは、「ANDPAD検査」を大幅にリニューアルし、新しい製品として提供を開始することを発表しました。 「ANDPAD検査」は、住宅施工時の工程内自主検査の標準…
化粧品ECプラットフォーム「NOIN」運営の「ノイン」が資金調達
2022年1月28日、ノイン株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 化粧品ECプラットフォーム「NOIN」を運営しています。 メイクアップ術やメイクの悩みを解決する記事などのコンテンツの発…
オンラインアシスタントサービス「フジ子さん」を運営する「BPOテクノロジー」が5億円調達
2023年11月20日、BPOテクノロジー株式会社は、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 BPOテクノロジーは、オンラインアシスタントサービス「フジ子さん」を運営しています。 バックオ…
クラウド型ホテル運営ソリューション提供の「SQUEEZE」が9億円調達
2020年4月1日、株式会社SQUEEZEは、総額9億円の資金調達を実施したことを発表しました。 クラウド型ホテル運営ソリューションを提供しています。 ICTとクラウド・ワーカーを活用して省人化された…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集