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2024年10月29日低コストの二酸化炭素分離膜を開発する「OOYOO」が4.3億円調達
2024年10月18日、株式会社OOYOOは、総額4億3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
OOYOOは、独自の分離膜技術を搭載した省エネルギーかつコンパクトなCO2回収システムを開発しています。
今回の資金調達により、実証試験機の開発と、将来的なスケールアップに向けた検討に着手します。
温室効果ガスの一種である二酸化炭素(CO2)は、気候変動の主な要因のひとつとされており、世界各国で排出抑制や削減に向けた取り組みが進められています。
こうしたなかで、根本的な脱炭素化に資する技術として、CO2をはじめとする気体の分離・回収技術の開発やその実用化が進められています。
この技術は、大気中からCO2を直接回収することで、大気のCO2濃度を低下させたり、火力発電や工場などからの排気ガスからCO2を回収することで、大幅な脱炭素化を実現したりすることが可能です。
OOYOOは、京都大学iCeMS(物質‐細胞統合システム拠点)教授のシバニア・イーサン氏を中心に開発された先進的な研究成果をもとに、独自の気体分離膜技術を開発し、CO2をはじめとするさまざまなガスの効率的な分離・回収を実現することを目指しています。
OOYOOの膜技術は、従来の技術と比較して分離効率が大幅に向上しています。とくにCO2の分離においては、高い精度と高い透過速度を同時に実現しています。
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