注目のスタートアップ

解体工事DXプラットフォームを運営する「クラッソーネ」が資金調達

company

2024年10月7日、株式会社クラッソーネは、資金調達を実施したことを発表しました。

クラッソーネは、解体工事DXプラットフォーム「クラッソーネ」を運営しています。

解体工事領域において全国の専門工事会社と施主をマッチングするWebサービスです。

3Dスキャナーを用いた現地調査、AIを用いた解体コストの自動積算システム、AI画像認識技術を応用したリモート施工管理支援システム、産廃処理最適化システムなど、さまざまなテクノロジーを活用し、解体工事におけるバリューチェーンの刷新に取り組んでいます。

ほかには、解体工事知識とIT技術を活用し、公民連携での空き家対策事業や、代表理事としての「全国空き家対策コンソーシアム」設立など、空き家問題の解決にも取り組んでいます。


日本国内では少子高齢化の進展に伴い、空き家の数が増加しています。

総務省の「令和5年住宅・土地統計調査」(2024年4月30日発表)によると、空き家数は過去最多の900万戸に達し、2018年から51万戸増加しました。また、総住宅数に対する空き家の割合(空き家率)も13.8%と、過去最高の数値を記録しています。

空き家は、老朽化による倒壊のリスクや、自然災害による被害、景観の悪化、不法投棄や不法占拠といった防犯上のリスクなど、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。そのため、適切な管理が求められており、解体が必要なものは解体し、活用できるものは有効に活用するなどの対応が必要です。

しかし、所有者が遠方に住んでいる、時間やコストの問題で対応が難しいなど、空き家の解体・管理には課題も多く見られます。また、解体工事を希望していても、相場や手続きに不慣れなために工事が進まないケースもあります。

クラッソーネは、こうした課題に対処するため、解体工事DXプラットフォーム「クラッソーネ」の展開や、公民連携での空き家対策事業に取り組んでいます。

事業拡大のためには資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB Webサービス 不動産 住宅 住居 工事 建築 建設 株式会社 空き家 見積もり 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

オンラインリサーチSaaSを提供する「マーケティングアプリケーションズ」とマルチチャネルコミュニケーションSaaSを提供する「WOW WORLD GROUP」が資本業務提携
株式会社マーケティングアプリケーションズは、株式会社WOW WORLD GROUPと資本業務提携したことを発表しました。 マーケティングアプリケーションズは、サーベイツール「MApps forSurv…
政治家や中央省庁・地方自治体と国民を繋ぐプラットフォームを運営する「PoliPoli」が資金調達
2022年5月12日、株式会社PoliPoliは、資金調達を実施したことを発表しました。 PoliPoliは、政治家や中央省庁・地方自治体と国民を繋ぐプラットフォーム「PoliPoli」・「PoliP…
VR/AR領域のイベント企画・制作や新規事業開発支援などの「HIKKY」と「ビームス」がxR領域で業務提携
2020年11月19日、株式会社HIKKYは、株式会社ビームスは、業務提携契約を締結したことを発表しました。 HIKKYは、VR/AR領域において大型イベントの企画・制作・宣伝や、パートナー企業との合…
再生可能エネルギー発電事業に取り組む「アスソラ」が6.3億円調達
2025年4月16日、株式会社アスソラは、総額6億3000万円の資金調達を発表しました。 アスソラは、コーポレートPPAによる再生可能エネルギー発電の開発に取り組んでいます。 2025年1月に、第1号…
家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する「400F」が11.4億円調達
2024年8月29日、株式会社400Fは、総額11億4000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約30億円となります。 400Fは、家計診断・相談サービス「…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集