創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年9月9日片麻痺者向け歩行リハビリ用着るロボットを開発する「INOMER」が4500万円調達

2024年9月5日、株式会社INOMERは、4500万円の資金調達を実施したことを発表しました。
引受先は、ライトアップベンチャーズ株式会社を無限責任組合員とするライトアップベンチャーズ1号投資事業有限責任組合です。
INOMERは、片麻痺者向け歩行リハビリ用着るロボットを開発しています。現在、協力医療機関において、プロトタイプ「プロトH」の実証実験に取り組んでいます。
今回の資金調達により、「プロトH」の開発をさらに加速させます。
片麻痺(運動麻痺)とは、身体の左右どちらかに麻痺の症状が見られる状態のことです。脳卒中の後遺症として代表的な症状であり、脳卒中等による片麻痺者数は全国で約27万人(2006年身体障害児・者実態調査)と推計されています。
片麻痺は身体が動きにくく鳴るというQoLを大きく下げる症状です。そのため脳卒中後、麻痺の症状が出る場合は積極的にリハビリテーションを受けることが肝心です。
リハビリは、麻痺部分を動かすことで行いますが、間違った動かし方を続けた場合は悪化の危険性があります。したがって、理学療法士や作業療法士といった専門家の指導を受けながらリハビリに取り組むことが重要です。
しかしながら理学療法士や作業療法士は高齢化の進展によるニーズの高まりによって人手不足の状態にあります。そのためリハビリを効率化・省人化するイノベーションが求められています。
INOMERが開発する着るロボットは、片麻痺などのリハビリテーション用ツールです。これまで理学療法士が徒手によって支えていた介助をモーターとワイヤーの力でアシストすることで、リハビリをサポートします。
これまで用いられていたアシストスーツは力をアシストするというものでしたが、INOMERが開発する着るロボットは、力だけでなく、理学療法士の正しい歩行姿勢に導く「技のアシスト」も実現することを特徴としています。
ビジネスを成長させるには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、クラウドファンディングを成功させる方法など、資金調達に関する情報を掲載しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | BtoB INOMER アシストスーツ イノマー パワードスーツ リハビリ リハビリテーション ロボット 作業療法士 株式会社 歩行 片まひ 片麻痺 理学療法士 脳卒中 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
令和2年4月1日、GCA株式会社は、GCAヘルスケア株式会社を設立したことを発表しました。 GCAは、独立系専業M&Aアドバイザリー・ファームです。 どの金融機関にも属さず、クライアントの最善の利益の…
2023年7月28日、株式会社Personal Health Techは、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Personal Health Techは、企業向け健康管理サ…
2024年6月19日、Diver-X株式会社は、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Diver-Xは、XR向けインターフェースデバイスを開発・提供しています。 手がけている「Cont…
2023年5月11日、松竹株式会社は、CVCである松竹ベンチャーズ株式会社が運営する「松竹ベンチャーズ1号投資事業組合」を通じ、株式会社プレイシンクに出資したことを発表しました。 プレイシンクは、NF…
2022年10月14日、株式会社ブリングアウトは、2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ブリングアウトは、商談内容を自動でテキスト化する営業ツール「Bring Out」や、DXコンサルティン…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…