「酒類業振興支援事業費補助金」第3期公募

subsidy

「酒類業振興支援事業費補助金」第3期公募のご案内です。

酒類事業者による、日本産酒類のブランディング、インバウンドによる海外需要の開拓などの海外展開に向けた取り組み及び国内外の新市場開拓などの意欲的な取り組みを支援することにより、日本産酒類の輸出拡大及び酒類業の経営改革・構造転換を図るとともに、酒類業の健全な発達を促進することを目的としています。

概要

新市場開拓支援枠

・商品の差別化による新たなニーズの獲得
・販売手法の多様化による新たなニーズの獲得
・ICT技術を活用した、製造・流通の高度化・効率化
補助率:補助対象経費の1/2又は2/3(従業員数が20人以下(卸・小売業は5人以下)の小規模酒類事業者)
補助金額:1件あたり500万円上限、50万円下限
※給与支給の増加計画を達成できない等の場合において、補助金額の一部を返還

海外展開支援枠

・酒類事業者による海外販路拡大、商品等の高付加価値化、インバウンドによる海外需要の開拓等の取り組み
・リソース不足に対応するため上記取り組みについて、複数(3者以上)の酒類事業者が集まって推進する取り組み
補助率:補助対象経費の1/2
補助金額:1件あたり1,000万円上限、50万円下限
ただし、複数(3者以上)の酒類事業者が集まって取り組みを推進する場合の上限額は、
1,200万円(3者)、1,300万円(4者)、1,400万円(5者)、1,500万円(6者以上)

公募期間

2024年8月1日(木)~2024年9月11日(水)


国税庁の「酒のしおり(令和6年6月)」によると、酒類販売(消費)数量は、1994年の965.7万kLをピークに減少が続き、2022年には782.8kLとなっています。

少子高齢化に伴う成人人口の減少により、今後も酒類消費量の減少が見込まれる中、アルコール飲料業界にとって、この状況への対応が重要なテーマとなっています。

とくに厳しい状況にあるのが清酒です。清酒の消費量は1973年度にピーク(177万kL)を迎えましたが、2021年度には40万kLとピーク時の3割以下にまで減少しています。しかし、普通酒の消費が減少している一方で、純米酒や純米吟醸酒の需要は増加しており、消費者のニーズが変化していることが見て取れます。

このような中で、日本酒の輸出量や金額は年々増加しており、海外市場への注目が高まっています。日本酒造組合中央会の発表によると、日本酒の輸出金額は2009年の約71億円から、2021年には約401億円へと大幅に成長しています。国別では、金額1位が中国、数量1位がアメリカとなっています。

国税庁はこのような背景のもと、「酒類業振興支援事業費補助金」により日本産酒類のブランディングや、海外需要の開拓、新市場開拓を支援しています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ アルコール 助成金 国税庁 市場開拓 海外展開 補助金 酒類 酒類業振興支援事業費補助金
詳細はこちら

1.酒類業振興支援事業費補助金(令和6年度予算)

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ14選の制度
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「大規模感染リスクを低減するための高機能換気設備等の導入支援事業」補助金(2次公募)
一般社団法人静岡県環境資源協会は「大規模感染リスクを低減するための高機能換気設備等の導入支援事業」の2次公募について発表しました。 不特定多数の人が集まる飲食店等の業務用施設等に対して、高機能換気設備…
令和5年度「持続的畑作生産体制確立緊急支援事業(かんしょ病害抑制対策事業)」2次公募
農林水産省は、令和5年度「持続的畑作生産体制確立緊急支援事業(かんしょ病害抑制対策事業)」の2次公募について発表しました。 かんしょの生産に重要な被害を及ぼすことが懸念されるサツマイモ基腐病の防除のた…
「荷主企業における物流効率化に向けた先進的な実証事業」2次公募
経済産業省は、「荷主企業における物流効率化に向けた先進的な実証事業」の2次公募の申請受付を開始したことを発表しました。 荷主企業の物流施設の自動化・機械化に資する機器・システムの導入等に係る費用を補助…
メタバース領域における法律相談AIサービス「ロボット弁護士」などを手がける「Robot Consulting」が資金調達
2024年4月2日、株式会社Robot Consultingは、資金調達を実施したことを発表しました。 これにより、累計調達額は10億7,110万円となりました。 Robot Consultingは、…
「農林水産物・食品輸出促進緊急対策事業のうち海外サプライチェーン構築に向けた投資可能性調査緊急支援事業」補助金
2023年11月20日、農林水産省は、令和5年度「農林水産物・食品輸出促進緊急対策事業のうち海外サプライチェーン構築に向けた投資可能性調査緊急支援事業」(令和5年度第1号補正)の公募について発表しまし…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集