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2024年7月3日プロテインを中心としたスポーツ栄養食品を製造・販売する「アルプロン」が4億円調達

2024年7月1日、株式会社アルプロンは、総額約4億円の資金調達を実施したことを発表しました。
アルプロンは、プロテインを中心としたスポーツ栄養食品を製造・販売しています。2024年7月現在、ドラッグストアなどの小売店やECサイトで製品を販売しています。
タンパク質危機に備えることを目的とした新たなタンパク原料の開発に向けた新規事業開発を見据えています。
今回の資金は、財務基盤の強化に充当します。
粉末プロテイン・飲料・菓子などを含めたタンパク質補給食品の2023年における国内市場規模は、前年比2.3%増の2,580億円規模と見込まれています。
2013年のタンパク質補給食品市場規模は623億円であったことから、10年で4倍以上に成長したということになります。
かつて粉末プロテインはアスリートやボディービルダーが身体を作るために利用するものというイメージがありました。しかし近年は栄養素としてのタンパク質への注目が高まったほか、コロナ禍の巣ごもり需要によって自宅でトレーニングを行う人が増え、身体づくりにプロテインを取り入れる消費者が増加したことで市場が拡大しています。
アルプロンは、創業21周年を迎えたプロテインメーカーです。徹底した品質管理の下、島根県の自社工場でプロテインの製造を行っています。
また、プロテインへの注目が高まる中で、タンパク質危機(プロテインクライシス)が世界的な課題として認識されています。タンパク質危機とは、世界的な人口増加と発展途上国の経済成長の影響により、早くて2025年~2030年ごろにタンパク質の需要が供給を上回る、つまりタンパク質が足りなくなってしまうという社会課題のことです。
これは、肉の消費量の増加に対し、農地・資源の確保が追いつかなくなることが原因であることから、肉以外のタンパク源の確保が重要な課題となっています。こうした中で、タンパク質補給食品は、将来人間がタンパク質を取る上で重要な要素のひとつとなる可能性があります。
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