注目のスタートアップ

バイオプラスチック材料や高付加価値製品の製造技術を有する「グリーンケミカル」が資金調達

company

2024年5月21日、株式会社グリーンケミカルは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、大手製紙メーカーの王子ホールディングス株式会社です。

グリーンケミカルは、非可食バイオマス資源から作られる糖液を原料に、従来の石油由来製品を代替する芳香族系バイオプラスチック原料の製造技術を開発しています。

この技術は、非可食バイオマス由来の糖を100%原料として、有用な芳香族系化合物であるHMF(5-ヒドロキシメチルフルフラール)を高純度で製造することを可能とします。

今回の資金調達により、王子ホールディングスとの協業を進め、木質資源のさらなる有効活用により、気候変動対策や持続可能な社会の実現に貢献します。


プラスチックは、安価、耐腐食性、軽量性、複雑な形状の成形が可能であるといった多くの利点から、現代社会において不可欠な素材となっています。

しかし、プラスチックは石油由来の原料を使用しており、将来的には資源の枯渇が懸念されています。また、近年ではマイクロプラスチック問題やリサイクルの課題、製造から廃棄に至るまでの環境負荷が指摘されており、より持続可能で環境に優しい社会を実現するため、プラスチック利用の見直しが求められています。

このような背景の中で注目されているのが、植物などの再生可能なバイオ資源を原料とするバイオプラスチックです。バイオプラスチックは、原料が再生可能であるため資源枯渇のリスクがなく、生分解性を有する場合は海洋汚染などの問題も解決できるというメリットがあります。

一方で、バイオプラスチックには製造コストが高い、原料によっては輸入に頼る場合があるなどの課題もあり、普及にはまだハードルがあります。

そこで、グリーンケミカルの技術が注目されています。これは、非可食バイオマス資源である糖から高純度のHMFを製造する技術です。

パルプ糖、籾殻糖、バガス糖などの非可食バイオマス資源は世界各地に豊富に存在し、これらを利用してバイオプラスチックを製造することで、未利用資源の有効活用と脱プラスチックやカーボンニュートラルの実現が可能となります。

事業のさらなる成長のためには戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ発行累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB カーボンニュートラル 代替 原料 技術 未利用資源 株式会社 製品 製造 触媒 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2026年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
家族経営で家族に給料を払うとどうなる?個人事業主・法人の違いと節税方法を徹底解説
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

学校集金サービス「スクペイ」や親子のお金の管理アプリ「manimo」を提供する「MEME」が2.8億円調達
2025年6月18日、株式会社MEMEは、総額2億8000万円の資金調達を発表しました。 MEMEは、学校集金サービス「スクペイ」、親子のお金の管理アプリ「manimo」を提供しています。 「スクペイ…
化学産業特化型の生産・在庫管理・受発注システム「Sotas工程管理」などを展開する「Sotas」が資金調達
2023年7月11日、Sotas株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Sotasは、化学産業に特化した生産・在庫管理・受発注システム「Sotas工程管理」や、化学産業データベース「Sot…
新規事業創出と鉄道事業の進化を目指す共創プログラム「Tokyo Metro ACCELERATOR 2021」が開催
2021年8月23日、eiicon companyは、東京地下鉄株式会社と、「Tokyo Metro ACCELERATOR 2021」を開催することを発表しました。 「Tokyo Metro ACC…
次世代電動モビリティメーカー「VERACITY」を運営する「Fellow Group」が資金調達
2022年10月24日、株式会社Fellow Groupは、資金調達を実施したことを発表しました。 Fellow Groupは、次世代電動モビリティメーカー「VERACITY」の運営や、システム開発事…
「令和4年度ETV事業第3回説明会及び研修会」11/29開催
2022年11月14日、環境省は「令和4年度ETV事業第3回説明会及び研修会」の開催について発表しました。 環境技術実証事業(ETV事業)をより多くの人に周知することを目的としたオンラインの説明会・研…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
無料冊子
創業手帳冊子版(無料) 補助金ガイド 創業手帳woman 飲食開業手帳