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2024年1月15日心臓リハビリ治療用アプリなどを開発する「CaTe」が8,000万円調達
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2024年1月12日、株式会社CaTeは、総額8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
これによりシリーズAラウンドの調達金額は総額4.8億円となります。
また、NEDOの2023年度「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業」(DTSU)のSTSフェーズに「運動負荷量最適化機能と心臓リハビリプログラム医療機器の開発」が採択され、最大1.9億円の助成金の交付を受ける予定です。
CaTeは、心疾患患者に対する運動療法をはじめとした心臓リハビリを自宅で行うことができる心臓リハビリプログラム医療機器の研究開発を行っています。
運動療法、日々のバイタルデータ共有、生活食事管理などの行動変容を促す機能により、包括的な心臓リハビリテーションを提供する治療用アプリです。
今回の資金等を活用し、心臓リハビリプログラム医療機器等の研究開発を進めていきます。
国内の死因第1位はがんであり、次いで心臓疾患が第2位となっています。毎年約20万人が心臓疾患により生命を落としています。
高齢化が進む中、心臓疾患の患者数は増加しており、それに伴い心臓リハビリテーション(心臓リハビリ)の重要性が増しています。
心臓リハビリは、心不全、心筋梗塞、狭心症、心臓手術後など、心臓機能が低下した患者を対象に、体力や運動機能の回復を促し、再発や悪化を防ぐための包括的なリハビリテーションです。
心臓リハビリには、運動療法や生活指導など、生活習慣の見直し、学習、カウンセリングなどが含まれます。これらは長期のプログラムであり、患者は自宅でもリハビリに取り組む必要があります。しかし、自宅での心臓リハビリは、適切な運動方法や程度が分からない、栄養管理が難しいといった理由から十分な実施が難しく、中途で断念されることがあります。
そのため、適切な心臓リハビリの実施には通院が必要であり、患者には経済的・時間的な負担がかかるという課題を抱えています。
もし自宅での心臓リハビリが適切に行うことが可能であれば、再発や悪化の防止だけでなく、患者の経済的負担軽減にも貢献できるでしょう。
CaTeは、この自宅での適切な心臓リハビリを実現するため、心臓リハビリ治療用アプリを開発しています。
このようなデジタル技術を用いた運動療法や行動変容の促進は、心臓リハビリだけでなく、生活習慣病の治療や予防にも応用が可能です。
これら治療用アプリは遠隔指導や医療において大きな可能性を秘めており、デジタルセラピューティクス(Digital Therapeutics:DTx)として、世界中で実用化に向けた取り組みが進んでいます。
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