創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年10月25日産業用ドローンメーカーの「プロドローン」が10.3億円調達

2023年10月24日、株式会社プロドローンは、総額10億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
プロドローンは、最大推奨ペイロード20kgの量産マルチコプター「PD6B-Type3」や、2時間飛行可能で耐侯性に優れたヘリコプター型「PDH-GS120」など、産業用ドローンの開発・生産をワンストップで手がけています。
今回の資金は、「空飛ぶ軽トラ」(50kgの荷物を搭載し50km先まで飛行可能なエンジン駆動のドローン)の開発の加速に充当します。
無人で航行する航空機であるドローンは、農薬散布、インフラ点検、地上・土地データの取得、災害情報取得などさまざまな領域で実装が進んでいます。
現在活用が進められているドローンは、小型でバッテリー・モーター駆動のものが主流です。
ドローンは、物流の人手不足や過疎地域への配送などの問題を解決するため、荷物配達の実用化も進められています。
一方、バッテリーとモーターで飛行するドローンは、大きな荷物を長時間運ぶことが難しいという課題を抱えています。長時間飛行のためにはバッテリーの容量を大きくする必要がありますが、そうするとバッテリーの重さ・サイズも大きくなるため、搭載可能な荷物の上限が低くなってしまうというジレンマを抱えています。
プロドローンが開発する「空飛ぶ軽トラ」は、50kgの荷物の積載が可能であり、かつ50kmまで飛行できるという、高容量・長時間飛行を特徴とするエンジン駆動のドローンです。
平時は医薬品配送などで中山間部・離島の地域課題に貢献し、災害時は孤立集落などに救援物資を輸送することで減災に貢献する機体として開発を進めています。
事業の大きな成長のためには戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | BtoB ドローン プロドローン ペイロード 株式会社 産業用ドローン 空飛ぶ軽トラ 荷物 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年6月15日、pickupon株式会社は、総額2億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 pickuponは、会話サマリーAI電話「pickupon(ピクポン)」を開発・提供し…
2022年3月1日、クリアーション株式会社は、総額150万ドル(約1.7億円)の資金調達を実施したことを発表しました。 また、米国法人Kreation Verse Inc.の設立も併せて発表しました。…
2019年7月10日、株式会社スペイシーは、「100円スペイシー」を2019年7月10日から開始することを発表しました。 「100円スペイシー」は、1時間100円で利用できる、電源とWi-Fiを完備し…
2024年11月28日、株式会社コノセルは、20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社オリエンタルランド・イノベーションズです。 コノセルは、ハイブリッド学習塾「個別指導塾 …
2020年11月30日、TXP Medical株式会社は、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 救急外来に特化した患者情報記録・管理システム「NEXT Stage ER」シリ…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…