創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年10月20日細胞の品質管理技術を手がける「Quastella」が資金調達

2023年10月19日、株式会社Quastellaは、資金調達を実施したことを発表しました。
また、愛知県のディープテック推進事業「Aichi Deeptech Launchpad」のアクセラレーションプログラム(研究開発費あり)に採択されたことも併せて発表しました。
Quastellaは、創業者(取締役CTO)である加藤竜司氏が名古屋大学で推進してきた、細胞品質管理のための新しい工学的技術開発研究の社会実装のために設立されたスタートアップです。
あらゆるデータ・技術・人を結びつけた先端データサイエンス・AI技術により、多様な産業における細胞の品質管理を支えることを目指しています。
細胞品質管理に向けたサービス例として、以下を挙げています。
・高品質な細胞画像データベース構築の支援
・細胞画像データと連携した品質管理体制構築の支援
・細胞画像を用いたCPP・CQAの探索
・細胞画像特徴量を記録・分析するための定量的な解析・レポート
・安定的な画像解析を実施する為のコンサルティング
近年、再生医療等製品の開発や、その周辺産業が活発化しています。この産業の発展のためには、国内において細胞原料を安定的に供給できる体制を構築する必要があります。
また細胞は、再生医療以外にも、創薬、実験動物の代替、培養肉などの分野でも注目されており、細胞製造のニーズが急速に高まっています。
細胞を用いた製品を社会実装するには、細胞を増殖させる細胞培養を必要とします。そして、現在この細胞培養において、細胞の品質管理技術がまだ確立されていないことが細胞産業発展の大きなボトルネックになっています。
Quastellaは、細胞品質管理に向けたサービスを展開することで、細胞を活用する産業を下支えする企業として成長することを目指しています。
最新技術を活用したプロダクトやサービスの開発には豊富な資金が必要です。シリーズ発行累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | AI Aichi Deeptech Launchpad BtoB Quastella コンサルティング データ データサイエンス データベース ディープテック バイオテクノロジー 分析 名古屋大学 品質 技術 技術開発 探索 支援 株式会社 構築 画像解析 研究開発 管理 細胞 細胞画像 資金調達 連携 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
中小企業庁は、経営サポート「創業・ベンチャー支援」を実施しています。 創業を考えている人やベンチャー企業の円滑な事業活動を資金調達や情報提供などで支援します。 さらに、市区町村と民間事業者などが、創業…
2022年4月14日、株式会社Luupは、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。これは、車両のリース(セール・アンド・リースバック取引)や銀行融資等によるものです。 Luupは、電動キ…
2024年3月13日、株式会社Yondemyは、総額約1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Yondemyは、子ども向けの読書教育のオンライン習い事サービス「ヨンデミー」や、Po…
2024年6月28日、Reboot株式会社は、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Rebootは、スマートフォンを中心としたデジタルデバイスのサブスクリプションサービス「リ…
2023年5月11日、株式会社LexxPlussは、株式会社日本政策金融公庫から資本性ローン2億円の調達を実施したことを発表しました。 LexxPlussは、自動搬送ロボット「Hybrid-AMR」や…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…