注目のスタートアップ

非FITの再生可能エネルギー発電事業の開発に取り組む「アスソラ」が7,000万円調達

company

2023年10月18日、株式会社アスソラは、総額7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

アスソラは、非FITの再生可能エネルギー発電事業の開発に取り組んでいます。

発電事業で得られる電力を、追加性のある電源を求めるRE100加盟企業などの需要家にコーポレートPPA(オフサイトPPA)で供給し、電力需要家と共に脱炭素化に貢献する発電所を実現することを目指しています。

今回の資金は、新規の再エネ事業の開発と、人材採用の強化に充当します。


SDGs(持続可能な開発目標)の推進により、世界規模で再生可能エネルギーの普及が推進されています。

再生可能エネルギーとは、太陽光・風力・水力・地熱など、再生可能な資源を利用したエネルギーのことです。

現在、世界で利用されているエネルギーの多くは、石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料を由来としています。化石燃料は燃焼させることで、温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)や、大気汚染物質である硫黄酸化物や窒素酸化物などを排出します。

また、化石燃料の埋蔵量は有限であり、将来的に枯渇することが懸念されています。

さらには、化石燃料が産出される国は限られており、地政学的なリスクを抱えています。たとえば日本のエネルギー自給率は、2020年度においてたったの11.3%しかありません。

そして、企業は多大なエネルギーを必要とします。経済産業省の「令和4年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2023)」によると、全体のエネルギー消費量のうち、企業や事業所は63.5%を占めています。

したがって、企業が脱炭素化を進め、再生可能エネルギーへの移行を果たすことは、社会全体の脱炭素化と再生可能エネルギー利用の大部分を占めることにつながります。

アスソラは、太陽光などの再エネ事業を開発し、脱炭素化に取り組む企業に向けてクリーンな電気を供給することで、再生可能エネルギーの普及と、企業の脱炭素化に貢献することを目指しています。

事業の大きな拡大のためには資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB RE100 アスソラ コーポレートPPA 事業 再エネ 再生可能エネルギー 株式会社 発電 発電所 脱炭素化 資金調達 開発 電力 非FIT
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

働く女性のためのキャリアマッチングサービスを運営する「CORE」が資金調達
2024年5月21日、株式会社COREは、資金調達を実施したことを発表しました。 COREは、働く女性のためのキャリアマッチングサービス「CORE」や、女性活躍推進に向けて企業を支援する伴走型人事代行…
教育特化型外部人材マッチングサービス「複業先生」を提供する「LX DESIGN」が資金調達
2024年3月18日、株式会社LX DESIGNは、資金調達を実施したことを発表しました。 LX DESIGNは、教育特化型外部人材マッチングサービス「複業先生」を提供しています。 教育現場と教育に関…
アジア最大級のオプショナルツアー予約サイト「KKday」を運営する「KKdayグループ」が9,500万ドル調達
2022年7月14日、株式会社KKDAY JAPANは、KKdayグループ(本社:台湾・台北市)が、9,500万米ドル(約130億円)の資金調達を実施したことを発表しました。 KKdayは、アジア最大…
スポーツマーケティングにおけるスポンサー広告効果をAIで可視化する「NextStairs」が1530万円調達
2024年12月2日、株式会NextStairsは、株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」により1530万円の資金調達を実施したことを発表しました。 NextStairsは、AIを活用し…
ボタンひとつでタクシーを配車できるデバイス「タクシーダッシュボタン」と「電脳交通」の配車システムが連携
2021年4月27日、株式会社電脳交通は、モバイル・コマース・ソリューション株式会社が提供する「タクシーダッシュボタン」とシステム連携を開始したことを発表しました。 電脳交通は、クラウド型タクシー配車…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集