創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年10月4日次世代AI OCR「SmartRead」などを提供する「Cogent Labs」が「NTTファイナンス」から資金調達

2023年10月3日、株式会社Cogent Labsは、資金調達を実施したことを発表しました。
引受先は、NTTファイナンス株式会社です。
Cogent Labsは、AIの認識・自然言語処理技術を活かし、ドキュメント処理全体のDXを実現するプラットフォーム「Cogent DX」の構築を目指しています。
このプラットフォームの一環として、次世代AI OCRと称されるIDP(高度な文書処理)サービス「SmartRead」や、企業内ドキュメント検索サービス「SmartFind」を提供しています。
今後は、大規模言語モデル(LLM)を内包した自然言語処理AIによる新サービスの提供を目指しています。
OCRは、書類に印字された活字や紙に書かれた手書き文字などを読み取り、それをテキストデータに変換する技術/システムです。
スキャナーなどの機器に搭載されている技術ですが、従来のOCRは読み取り精度が不十分であり、読み取ったあとのデータを手作業で正しいデータに修正する作業が必要となっていたことから、むしろ業務が非効率的になってしまうケースがあるということが課題でした。
しかし近年はAIの発展によりOCRの読み取り精度が大幅に向上し、さまざまなサービスに搭載されるようになり、ビジネスにおける文書を扱う多様なシーンで活用されています。
AIを活用したOCRはAI OCR(AI-OCR)と呼ばれ、とくに経理や会計に関連するサービスで、紙の書類を効率的に処理するために利用されています。
Cogent Labsが提供する「SmartRead」は、ありとあらゆるドキュメントに対応したAI OCRであり、さらにデータを自動で分類するため、紙書類にまつわるさまざまな作業を効率化することができます。
こうした高度な文書処理機能を備えたシステムはIDP(Intelligent Document Processing:高度な文書処理)と呼ばれ、紙だけでなくデジタルな書類をテキストデータ化し処理する業務において広く活用されていく、あるいはドキュメントを扱うSaaSなどにおいて標準的な機能として搭載されていくことになると考えられています。
ビジネスの成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | AI BtoB DX OCR デジタル化 ドキュメント 株式会社 検索 次世代 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2025年7月1日、株式会社バイウィルは、総額16億2000万円の資金調達を発表しました。 バイウィルは、環境価値創出支援事業(カーボンクレジット創出支援)、環境価値売買事業(カーボンクレジット仲介・…
2020年10月19日、Radiotalk株式会社は、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 1タップで始められる音声配信プラットフォーム「Radiotalk」を運営しています。 配信者…
2024年8月8日、ペイトナー株式会社は、総額約12億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ペイトナーは、受け取りから振り込みまで自動化する請求書受領サービス「ペイトナー 請求書」や、フリーラン…
2021年11月1日、株式会社issuesは、総額6,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 政策づくりのDXを推進する「issues 〜くらしの悩みをみんなで解決〜」を運営しています。 …
2019年11月7日、セーフィー株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、三井不動産株式会社と、グローバル・ブレイン株式会社が共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタル「31V…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

