注目のスタートアップ

外国人材向けに進学・就職・生活支援サービスを提供する「Linc」が4億円調達

company

2023年9月25日、株式会社Lincは、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。

Lincは、中国人向け進学Eラーニングサービス「LincStudy」、優秀層のインバウンド・タレントに特化した長期インターンマッチングサービス「LincIntern」を提供しています。

現在、ホテル・飲食業界に特化した外国人材採用ソリューションを開発しています。

採用企業と人材紹介・登録支援機関に対し、採用や営業活動の効率化、人材の確保、ミスマッチの低減などを実現するシステム基盤を提供することを目指しています。

また、業務提携先企業との連携を通じた採用後の各種人材定着支援や、特定技能外国人材の在留資格申請・更新、登録支援機関業務の対応までワンストップでサポートしていきます。


厚生労働省の発表によると、2022年10月末時点の国内における外国人労働者数は約182万人で、前年比約9万5,000人増加し、対前年増加率は5.5%と、前年の0.2%から5.3ポイント増加しています。また、外国人を雇用する事業所数は約30万所と、前年比約1万3,000所増加となっています。

この外国人労働者数は、外国人雇用状況の届出制度が義務化されて以来、過去最高を更新しています。さらに、過去数年の推移を鑑みると、今後も外国人労働者数の増加が続くと予測されます。

日本国内では少子高齢化が進展しており、それに伴い労働力人口の減少が見込まれています。とくに若年層人口の流出が激しい地方では、人手不足の解消を目的とした外国人労働者の活用が重要となっています。

こうした背景から、2019年4月から、国内人材を確保することが困難な状況にある産業分野において、一定の専門性・技能を有する外国人の受け入れを可能とする「特定技能制度」が開始されました。

さらに2023年6月には、特定技能制度の拡充が閣議決定されました。この拡充では、熟練した技能を要する特定技能2号について、ビルクリーニング、素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業、自動車整備、航空、宿泊、農業、漁業、飲食料品製造業、外食業の9分野と、造船・舶用工業分野のうち溶接区分以外の業務区分が新たに対象となりました。

こうした背景のもと、Lincは宿泊業界・飲食業界向けに外国人材採用を支援するソリューションを展開していくとしています。

人材の採用は、企業の成長に直結する重要な業務です。しかし創業期は人材採用のノウハウがなく、さらに大きな投資となることが想定されることから、しっかりと準備をすることが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期における人材採用のノウハウを詳しく解説しています。

また、こちらも無料でお送りしている「資金調達手帳」では、資金調達に関する情報も提供しています。企業の成長にとっては人材も資金もどちらも重要です。最適な施策を打つには、しっかりと情報を入手することが重要です。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB Linc LincIntern LincStudy インターン インバウンド タレント ホテル マッチングサービス 中国 人材 外国人人材 外国人採用 外国人材 宿泊 採用 株式会社 観光 資金調達 飲食業界
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

保育園や教育分野での集金業務のキャッシュレス化・DXを実現する「enpay」などを手がける「エンペイ」が8.5億円調達
2023年12月20日、株式会社エンペイは、総額8億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エンペイは、保育園や教育分野での集金業務のキャッシュレス化・DXを実現する「enpay」や、…
猫の行動データを記録するスマート首輪「Catlog」などを提供する「RABO」が8億円調達
猫の行動データを記録するスマート首輪「Catlog」などを提供する「RABO」が8億円調達 2025年2月21日、株式会社RABOは、総額8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 RABOは、猫…
ペプチド医薬品開発の「ひむかAMファーマ」が資金調達
2022年1月14日、ひむかAMファーマ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 指定難病の潰瘍性大腸炎などに対する新たな治療薬として、ペプチド(アミノ酸の結合体)医薬品「HM201」を開発…
「インテリジェント・サーフェス」が「栃木精工」と資本提携
2022年6月29日、インテリジェント・サーフェス株式会社は、栃木精工株式会社と、資本提携を実施したことを発表しました。 インテリジェント・サーフェスは、生体親和性材料「MPCポリマー(MPCoat)…
音楽領域のスタートアッププログラム「Music StartUp Incubation」が開催決定 エントリー締切は10/2
2021年8月19日、Studio ENTRE株式会社は、「Music StartUp Incubation」プログラムを開講することを発表しました。 「Music StartUp Incubatio…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集