「事業再構築補助金」第11回公募 申請受付開始日は調整中

subsidy

2023年8月10日、「事業再構築補助金」の第11回公募が開始されました。

新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、当面の需要や売上の回復が期待し難い中、ウィズコロナ・ポストコロナの時代の経済社会の変化に対応するために新市場進出(新分野展開、業態転換)、事業・業種転換、事業再編、国内回帰、これらの取組を通じた規模の拡大など、思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業の挑戦を支援する補助金です。

補助金額

「成長枠」
中小企業者等、中堅企業等:
【従業員数20人以下】100万円~2,000万円
【従業員数21~50人】100万円~4,000万円
【従業員数51~100人】100万円~5,000万円
【従業員数101人以上】100万円~7,000万円

「グリーン成長枠(エントリー)」
中小企業者等:
【従業員数20人以下】100万円~4,000万円
【従業員数21~50人】100万円~6,000万円
【従業員数51人以上】100万円~8,000万円
中堅企業等:100万円~1億円

「グリーン成長枠(スタンダード)」
中小企業者等:100万円~1億円
中堅企業等:100万円~1.5億円

「卒業促進枠」成長枠・グリーン成長枠の補助金額上限に準じる

「大規模賃金引上促進枠」100万円~3,000万円

「産業構造転換枠」
中小企業者等、中堅企業等:
【従業員数20人以下】100万円~2,000万円
【従業員数21~50人】100万円~4,000万円
【従業員数51~100人】100万円~5,000万円
【従業員数101人以上】100万円~7,000万円
※廃業を伴う場合は、廃業費を最大2,000万円上乗せ

「最低賃金枠」
中小企業者等、中堅企業等:
【従業員数5人以下】100万円~500万円
【従業員数6~20人】100万円~1,000万円
【従業員数21人以上】100万円~1,500万円

「物価高騰対策・回復再生応援枠」
中小企業等、中堅企業等:
【従業員5人以下】100万円~1,000万円
【従業員6~20人】100万円~1,500万円
【従業員21~50人】100万円~2,000万円
【従業員51人以上】100万円~3,000万円

補助率

「成長枠」
・中小企業者等1/2(大規模な賃上げを行う場合2/3)
・中堅企業等1/3(大規模な賃上げを行う場合1/2)

「グリーン成長枠(エントリー・スタンダード共通)」
・中小企業者等1/2(大規模な賃上げを行う場合2/3)
・中堅企業等1/3(大規模な賃上げを行う場合1/2)

「卒業促進枠」
・中小企業等1/2
・中堅企業等1/3

「大規模賃金引上促進枠」
・中小企業等1/2
・中堅企業等1/3

「産業構造転換枠」
・中小企業者等2/3
・中堅企業等1/2

「最低賃金枠」
・中小企業者等3/4
・中堅企業等2/3

「物価高騰対策・回復再生応援枠」
・中小企業等2/3
・中堅企業等1/2

公募期間

公募開始:2023年8月10日(木)
申請受付:調整中
応募締切:2023年10月6日(金)18:00

備考

第11回公募では「サプライチェーン強靱化枠」の公募はありません。


中小企業は国内の全企業のうち99.7%を占める重要な存在です。

しかし現在は、コロナ禍で疲弊した上に、エネルギー価格高騰、物価高、円安の影響を受けています。中小企業は体力に余力がないことも多いため、こうした危機を自力で脱することが難しい企業も多く存在しています。

そこで「事業再構築補助金」は、新市場進出(新分野展開、業態転換)、事業・業種転換、事業再編、国内回帰など、新たな経済社会の変化に対応するための多岐にわたる取り組みを資金的に支援することで、中小企業の成長、さらには経済の持続的な成長を目指しています。

「事業再構築補助金」は2021年春から第1回公募が開始されていますが、制度の内容は中小企業にとって使い勝手がいいように随時変更が加えられています。これまでの「事業再構築補助金」の公募要領を確認し、利用しないことを選択していた企業も、現在の補助金は利用できる可能性もあります。ぜひ確認しましょう。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

カテゴリ 公募
関連タグ 中小企業 事業再構築補助金 事業再編 事業転換 助成金 新分野展開 業態転換 業種転換 補助金
詳細はこちら

事業再構築補助金

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「副業・兼業支援補助金」(第3次公募)採択事業者が発表
2023年10月31日、経済産業省は、令和4年度補正予算「副業・兼業支援補助金」(第3次公募)に係る間接補助事業者の採択結果について発表しました。 令和4年度補正予算「副業・兼業支援補助金」について、…
令和5年度「米粉利用拡大支援対策事業のうち米粉製品製造能力強化等支援対策事業」2次公募
農林水産省は、令和5年度「米粉利用拡大支援対策事業のうち米粉製品製造能力強化等支援対策事業」の2次公募について発表しました。 米粉製粉・米粉製品製造能力を強化するため、米粉製粉事業者又は食品製造事業者…
不動産賃貸契約に特化した中小企業向け電子契約サービス「PICKFORM」がリリース
2022年5月18日、株式会社PICKは、「PICKFORM(ピックフォーム)」を開発し、2022年18日からサービスを開始したことを発表しました。 「PICKFORM」は、不動産賃貸契約に特化した、…
【8月21日】起業家むけ「気になるニュース」まとめ
8月21日のニュースの中から、起業家がチェックしておきたいニュースをまとめました。 経産省、中小企業後継者のサポート続々 経産省が中小の事業承継サポートを進めています。事業を承継する人が、本格的な承継…
「共創モデル実証運行事業」補助金 共創により地域交通の課題解決に取り組む実証プロジェクトを支援
「共創モデル実証運行事業」のご案内です。 「共創モデル実証運行事業」は、地域の多様な関係者の「共創」により地域交通の維持・活性化に取り組む実証プロジェクトなどを支援する事業です。 対象事業者 交通事業…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集