注目のスタートアップ

スマートSCM(サプライチェーンマネジメント)SaaS「RECERQA」シリーズを開発する「リチェルカ」が3,000万円調達

company

2023年8月9日、株式会社リチェルカは、総額3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

リチェルカは、仕入・在庫・販売管理をマニュアルレスで実現するスマートSCM SaaS「RECERQAシリーズ」を開発しています。

販売・仕入れ・会計システムと連携し、正確な在庫・売上げ管理、仕入れの最適化・発注作業の効率化を実現するSCM(サプライチェーンマネジメント)システムです。

また、シリーズのひとつとして開発されたAI-OCR「RECERQA Scan」は、納品書、請求書、伝票といったフォーマットが固定されていない帳票を設定不要でスキャンできるAI-OCRです。GPT等の既存技術を活用することで、設定不要で1枚10円と安価で利用できるサービスを実現しています。

今回の資金は、「RECERQAシリーズ」の開発体制の強化、導入拡大に向けたマーケティング活動に充当します。


サプライチェーンマネジメントとは、サプライチェーン全体でモノ・金・情報の流れを管理・共有し、全体の最適化を図る経営管理手法のことです。

昨今、企業活動のグローバル化がさらに進んでおり、サプライチェーンは世界中に拡大し複雑化しています。言葉・文化・商習慣が異なる海外企業とのやり取りが増える状況において、サプライチェーンを管理することはこれまで以上に重要な取り組みとなっています。

サプライチェーンマネジメントを導入することで、企業は、調達・製造・在庫管理・販売の各プロセス計画での需要予測の活用、在庫の最適化、人的リソースの合理的な活用といったメリットを享受できます。

一方でサプライチェーンマネジメントでは、原材料の調達、商品の生産・販売、包装・配送、品質チェック、在庫管理など、多岐にわたる業務を管理する必要があり、仕組みの構築とその運用が非常に難しいという課題があります。

とくに近年さまざまな領域で利用されているSaaSは、特定の業務に特化したサービスが多いため、サプライチェーンマネジメントのように、複数の業務にまたがって管理しなくてはならない仕組みの構築が難しいという課題を抱えています。

リチェルカは、SaaS化が難しいとされているサプライチェーンマネジメントの領域においてサービスを提供することで、ユーザーの課題解決に貢献することを目指しています。

デジタル化は、以前は非効率的だった業務を大幅に効率化する可能性があります。企業が利益を最大化するためには、最適なソリューションを見つける必要があります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

また、大規模なシステム整備には資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI-OCR RECERQA RECERQAシリーズ rチェルカ SaaS SCM サプライチェーン サプライチェーンマネジメント マネジメント 仕入れ 会計 効率化 在庫 売上管理 最適化 株式会社 発注 管理 販売 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
事業計画書とは?書き方の18ステップやメリットを解説!
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

企業専属のAIモデル・AIタレントを生成しブランドやプロモーションを支援する「AI model」が資金調達
2024年2月14日、AI model株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 AI modelは、各企業専属のAIモデル・AIタレントを生成し、ブランディングやプロモーションの最適化などを…
新規の酵素探索や反応経路探索ができるプラットフォーム「digzyme Moonlight」展開の「digzyme」が1.5億円調達
2021年8月10日、株式会社digzymeは、総額約1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 有用化合物のバイオ合成系開発のための研究開発プラットフォーム「digzyme Moon…
ソーシャル投資アプリ「woodstock.club」を手がける「Woodstock」が5億円調達
2024年5月20日、Woodstock株式会社は、総額約5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Woodstockは、Z世代向けSNS型投資アプリ「woodstock.club」を運営してい…
「Professional Studio」がスタートアップ幹部採用面接の代行サービス「Pro-Check」をリリース
2020年9月30日、XTech株式会社は、グループ会社のProfessional Studio株式会社が、2020年9月30日に「Pro-Check」をリリースしたことを発表しました。 「Pro-C…
藻類バイオテックベンチャーの「アルガルバイオ」が9.4億円調達
2022年12月28日、株式会社アルガルバイオは、総額9億4000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 アルガルバイオは、藻類由来の新たなプロダクトやソリューションに最適な藻類の種株や培養製法…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集